高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

不思議なほどに交わらない

先週一週間はたくさんのイベントが開催されました。

  • 100人カイギSummit(先週一週間)@元からオンラインで計画
  • 図書館総合展(今月中・コア開催日先週4~6)@横浜
  • QWS FES(先週一週間)@渋谷
  • 明星和楽(7日)@福岡
  • 地域デザインラボ(6日)@有楽町(去年は)
  • CROSS Party(6日)@横浜
  • 関西オープンフォーラム(KOF)(7日)@大阪

CROSS Partyと関西オープンフォーラムは、IT勉強会系のイベントです。CROSS Partyについては以前SBCast.でもちょっとだけ話題が出てきましたね。

sbc.yokohama

それ以外はIT勉強会以外のイベント。都市型フェスティバルや地域のイベントなど。元よりオンラインでやる予定で計画された100人カイギを除き、「リアルイベントのオンライン化」というかたちでの開催。

本来開催場所の問題で被るはずのなかったイベントではあったのですが、オンライン化したことで全部被った という感じです(Cross Partyと図書館総合展は両方とも横浜で開催されていたイベントですが)。

とりあえず、来年以降秋にイベントを開催するときは11月第一週を避けよう ということを非常に強く感じました。

IT教育・プログラミング教育

さて、これらイベントを振り返ると、多くのイベント内のカンファレンスで、IT教育やプログラミング教育に関する話題に触れていました。

地域のIT教育の現状についてであったり、どんな学習環境が必要か という話しであったり。

わたしもIT利活用の促進というは興味のあるトピックなので、複数トラック併走するイベントではそれらの話しを中心に聞いていたんですが、同じような内容を同じようなスタート地点から同じような方向性で話していたのは、なんだか勿体なかったなあ と。

不思議なほどに交わらない

ほとんどのイベントがなんらかのかたちでオンラインを取り込むようになり、開催場所の垣根がなくなった。

そんな状況になってからもう半年以上がすぎたものの、未だそれぞれのイベント参加者が交わる機会は、まだ多くないなあ と、最近思っています。

たとえばCROSS Partyや関西オープンフォーラムで登壇している人が、明星和楽やQWS FESなどのイベントに顔を出しているのは、今のところ見ない*1

IT勉強会以外のイベントも、5月の078Kobeなどからはじまり、たくさんのイベントがオンラインで開催されてきました。

オンラインカンファレンスのような大規模イベントは、9月の078Kobe10月のNoMapsまであまりなかったように思いますが、それでも100人カイギChannelなどイベント自体はたくさんあったはずですし、情報自体は、探せば結構あったはず。

なのに、交わらない。

他のイベントとのコラボレーションは明星和楽の最後にあった、都市型フェスティバルのコミュニティに迫る | 明星和楽2020くらい。せっかく場所の垣根がなくなったのに、実際には関わらないのはちょっと勿体ないなと感じます。

もし、これらのコミュニティでIT教育の今後について語っている人たちが集まって話したら、もっと違う結果が見えていたのでは?新しい結論が導き出されていたのでは?と、これらのイベントを振り返って思いました。

オンラインならではの工夫

オンラインでイベントをやるときは、場所の制約がなくなるぶん、イベントの開き方に工夫が必要になる。

それは同じようなイベントと被らないように気をつけるとかの、いままでIT勉強会界隈で語られてきていた内容とはまた別に、参加者同士の交流をいかに生むかとか、他種のイベントとコラボレーションするとか、そういったいままでオフラインの場で語られてきた課題とはまた違った課題に対する工夫が必要になる。

その課題にどうやって立ち向かっていけばいいのか。まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.でもオンラインイベントを幾つか開催する立場として、考えていきたい と思いました。

まあ、まずはその問題を直視することから なんでしょうかね。

ヒントは都市型フェスティバルなどの地域イベントにある

そして最近、これらの課題に関するヒントは、都市型フェスティバルなどの地域イベント IT勉強会以外のイベントにあると感じています。

それはいままでいろんなオンラインイベントに出てきて、一番「参加している」という感覚を与えてくれたのが、078KobeとPeatixが主催するイベントだったから。

それは動画中、参加者のコメントを(StreamYardの機能で)表示しているからなのですが、その出し方や、話題への取り込み方が上手いと、視聴者も「参加している」という感覚が得られる。

そういうことを積極的にやっているのは、上記二つのイベントだけだった。

だからこそ、それ以外のイベントを企画する人は、もっとこれらのイベントを見るといいのでは、可能であればそれに近いイベントに参加するといいのでは、と思います。

そういえばもう一つ、沖縄でもカンファレンスイベントが開催されるようですし。

www.leapday.jp

*1:といっても、オンラインイベントは参加者同士の顔を見ることはできないので、あくまでSNSYouTubeチャットのタイムラインで「IT勉強会と同じ名前を見かけない」程度ですが