高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ゲームは興味へのきっかけ - ゲームを通して学んだこと Advent Calendar 2024

この話のマインドマップ

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12月22日のアドベントカレンダーの記事は、ゲームを通して学んだことアドベントカレンダーとして、ゲームは興味へのきっかけという話をしようと思います。

なんか今回のゲームを通して学んだことアドベントカレンダーでは、非常にシリアスな内容ばっかりしているような気がしなくもないですが、今回はわりと軽い感じで、No Man's Skyという宇宙を旅するゲームから発想したことの話をしようと思います。

と言っても、こちらの話はそんなにゲームの中で学んだことっていうのはあまりないんですが、ゲームの外で体験したこととセットで勉強になったよ というエピソードの話をしようと思います。

No Man's Skyについて

このNo Man's Skyというゲームは、果てなく広がる宇宙を旅して回ってこの中の宇宙の謎を解いたり、ちょくちょく行われている共同探検というイベントで一つの物語を追っかける形で探検をしていくとか、そういうことを行っていくようなゲームです。

共同探検を除くと自由度が高いゲームで、宇宙の見知らぬ惑星を旅して回るっていうのでも良いですし、見たこともない生物を発見して回ることに情熱を燃やすみたいなのも良いですし、ゲーム中の動物たちがリアルだとどういうような動物なんだろうとか、リアルにこんなのいるのかなとか、そういう想像を膨らませてみるのも面白いかもしれません。

自分のすごいいい感じの場所を見つけて基地を作ってそこに定住するっていうような暮らし方も良いでしょうし、まだ見たことのない美しい風景を探すなんていうのも良いでしょう。

本当にとにかくいろんな楽しみ方ができるゲームです。

星々は基本的にプロシージャル生成という技術を使われていて、それで無限に生成されます。

基本的に全く同じような星に巡り合うっていうことはそうそうないです。

もちろん第三者がもう誰か発見済みの惑星に辿り着くとかだったら偶然同じ星に辿り着くっていうのは当然あるんですが*1、基本的には誰もが未発見の惑星であれば全く新しい形の惑星になっていますし、他の人がその惑星のことを全然知らない、そんな感じの仕組みが行われているゲームです。

メッセージ内では18京個ぐらいの惑星が存在するゲームだという触れ込みもなされていたりしました。

ゲーム情報の検索と予期せぬ発見

ところでここからはゲームとそんなに関係ある内容ではないんですが、このゲームには基本的にあまり情報はありません。

なので攻略サイトを見ながら「あ、そういうことなんだ」とか「あ、これってこういうふうに使うんだ」とか、そういうのに気づくっていうのは結構あります。

こちらについてはNo Man's Skyの日本語wikiっていうのもありますので、そちらの方を読みながら新しいアイテムとか新しいストーリーについて*2実際にwikiで見て「あ、そういう意味だったんだ」というのを知りながら辿っていくのもあるし、基本的にはインターネットの検索をすることが多いゲームだったりします。

偶然からの学び

そしてここからが面白いことというか、検索単語に宇宙船や銀河系などの単語が多いからか、この人宇宙に興味あるなってGoogleに思われるんです。

そしてAndroidGoogleのおすすめ記事とか、No Man's Skyの話じゃない、本物の宇宙科学系の記事が結構出てくるようになるんです。

銀河系って何年前にできたんだとか、宇宙の果てにはこんなものがあるんだとか、こういう新しい星が発見されただとか、ワープ航法って実現可能なのかどうかとか。

そういうのって結構ちゃんと研究されていて、そういう記事がおすすめ記事に上がってくる というのが結構あったりします。

笑い話ではあるんですが、こういう可能性もゲームってあるんだなと、ちょっと面白く感じるところでもあるんです。

今まで全然興味なかったことが、ゲームの情報を探しているうちに、Googleが勘違いしておすすめ記事に上がってくるという。

きっかけは確かに勘違いなんですけれども、そこからその記事を読んでみて宇宙に興味を持つとか、そういうのはあるなと思うんです。

実際知らない銀河系の話とかは流石にピンとこなかったりしますが、宇宙のこの星ってこういう成り立ちでできてるんだなとか、太陽ってこういう仕組みだよとか、地球の生まれた時の姿ってこんなのなんじゃないかとか、そういうような内容の記事を見るのが好きになってきていて、面白く読んでいたりもしてます。

少なくとも自分は宇宙科学にそれをやらないで興味を持っていることはなかっただろうなと思いますし、No Man's Skyをやっても普通にこのゲームを楽しんでいるだけで終わっていたと思うんです。

ただそうやってGoogleの勘違いから始まる学びって今時じゃないかなっていうふうにすごく思ったんですよ。

特に先週お話ししたGroundedなんかもそうですが、ゲーム内に散らばめられた情報が少なくて攻略サイトを読むしかないみたいなゲームってやっぱりたまにあります。

そこからGoogleが勘違いして新たな学びにつながるっていう可能性を考えると、それもそれで面白いんじゃないかななんて思ったりします。

まあもちろん検索する側からしたらただのノイズなんですが、そういう偶然の出会いを楽しむっていうのも今時のゲームの楽しみ方の一つなのかもしれないなと、今回の体験を経て思いました。

ここ最近はGroundedの攻略情報とか結構探したりしているので、そのうちリアルな昆虫学とか生態学とかその辺に興味を持ち始めたり、そういうのがあったら面白いかもしれませんね。

*1:特に銀河の中心の方とか、惑星群がそんなにないところだと、割と皆さんよく知っているご存知のこの星っていうのは結構多い

*2:ストーリーと言ってもフワッとしたものが多く、ニュアンスで知ってくれという内容も多い