高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

41歳になってしまいました

さすがに何も書かずに過ごすのもどうかと思ったのでこちらにも。

表題のとおりではありますが、6月27日で41歳になりました

早いもので前回その辺のブログを書いてから一年経ってしまったということになります。早いものです、意外と何もできていません・・・。

blog.onpu-tamago.net

今年の6月27日は木曜日、山手縁乃庭での活動がありましたので、ゲームの誕生日イベントにはほとんど立ち合えませんでした。

とりあえずあつまれどうぶつの森では一日過ぎちゃったけどのメッセージを受け取ることができましたが・・・。

いままでやってきたこと

昨年と同じようにTogglを使って今年一年を振り返ってみると、やはり音声発信が非常に多い一年でした。

ポッドキャストSBCast.にビデオポッドキャスト的な側面もあるSBC.オープンマイク、そして今年から始まったSIDE BEACH CITY.の活動をもっと深掘りするSBCast. Ch2、そして個人での配信であるちえラジChat

またここ最近ほかのポッドキャストの立ち上げにも関わっているため、音声配信に関わる機会はどんどん増えています。

音声で発信を続けることで、普段は文字にしないようなことも意外と簡単に表現できる

SBCast.やSBC.オープンマイクで他の団体の方々の話を聞いていても、公式記事には書かないけれど大切にしていることや、公式には書かれない設立の背景など、話を聞くことで改めてその人の活動をもっと立体的に知ることができる。

これらを記録として残せるというのも音声による情報発信の大きな価値なのだなと、最近感じています。

LISTENという存在

さらに今であればLISTENもあります。

LISTENを使うことで音声だけでなく文章としてその内容を読むこともできる。

音声で聞きたい人は音声として、文章で読みたい人は文章として、好きな方法で情報を知ることができるようになった。

その分「でも音声は聞くのにコストがかかるからなぁ」とかそういうことを気にしなくてよくなったというのも大きいかなと最近思っています。

自分の活動をなかなか表に書いていられない、そういうような人たちにはポッドキャストを積極的に勧めてみたい。

最近特にそういうようなことを感じるようになりました。

AIによる文字起こしと、読ませるために書いた記事

もちろんそれでもAIによる文字起こしされた音声ともとよりテキストとして読ませるために書いた記事は全く違うし、いくら「えー」とか「あの」とかのフィラーを削除したとしても、断然元からテキストとして読ませるために書いた記事の方が読みやすい。

時間に余裕があるのであれば音声として喋った事をテキストとしてリライトするということもやっていきたい。

去年はやると言っておきながら全然できなかったので、これは来年度から頑張っていかなければいけないなと思うところではあります。

これからやって行きたいこと

来年度からは実はSIDE BEACH CITY.のプログラミング授業の活動が徐々に増えており、学校だけでなく、いろんなところで講師をやることになっています。 個人でもそういうような事業は作っていきたいなと思っています――といいつつまだ何もできてないんですが――

今のプログラミングって初心者向けと上級者向けの内容はそこそこあるものの、中級者向けの情報って案外足りない。

そして初心者向けと言ってももうその時点でそこそこのレベルがあり、本当に初心者向けの情報って意外とない。

だから、プログラミングにもっと気軽に触れられる情報源や、さらにスキルを高められる情報源はどんどん増やして行きたいなと思います。

ギークがもっと居られる地域を

また今までの話の中でもちょくちょく取り上げてきましたが、パソコンやインターネットなどの知識があり、それらの活動を楽しむ、いわゆるギークがもっと居やすい地域を作っていきたい。

自分がいろんな場所に顔を出すことで存在感をアピールして行くことももちろん、そういうような人の活動にフォーカスするようなことも増やして行きたいなと思っています。

もちろんできることに限りはあるのでほどほどに時間を使いながら関わっていきたいと思うのですが。

ただSBCast.の活動ですとか、その他のSIDE BEACH CITY.の活動ですとかで、少しでもそういうような人たちの存在感が多くの人に伝わるようなことができればなと。

AIに関して

それからここ最近のことといえばAIなんかもありますね。 自分は常々言っている通り、ほぼ毎日1個、Bing Image Creatorに画像を作ってもらうという試みをしています。

takamichie.notion.site

その他最近はSunoによる音楽生成や、Perplexityなどの文章生成AIを使った地域情報の調査などもはじめました。

ただ地域で話をしていると、そういうようなものを使っている人と使っていない人は極端に分かれてしまう。ちょうどよく使って何かを考える ということをしている人が意外といない。

地域の人がそういうAIだとかさまざまなツールを使えば何ができるのだろうかというのは個人的には非常に気になるところです。

だからこそもっとこれらのツールを使ってみるという人が地域に増えてくれば自分ももっと新しいものを見られるのかなと思っています。

どこまでできるのかどういう形でできるのかわかりませんが、もっと地域の人が面白いものに気軽に触れられる環境というものを作っていきたいなと。

今後に向けて

結局また流されるように41歳になってしまった今の自分。

ただ今年こそ、ある程度のことはできたなと、自信を持って言えるようにしたいなと思います。

そのためにはSIDE BEACH CITY.の中のことも、SIDE BEACH CITY.以外のことも、しっかりと顔出していかなくちゃなと。

EDIXに行ってきました

だいぶ時間が空いてしまいました。 5月8日水曜日は東京ビッグサイトにて行われた教育総合展EDIXというものに行ってきました。

EDIX

教育に関連する様々な製品であったり、教育コンテンツやイベント向けグッズ制作販売などを行っている会社が所狭しとビッグサイトに集まり、出展をするというイベントです。

自分はかなり昔にコミケに行くためにビッグサイトに行ったきり、ビッグサイトはとんとご無沙汰だったので、とても久しぶりにここに立ち寄りました。テレビなどではたまに見るビックサイトですが、ある意味なんかとても新鮮な気分ですね。

今回出展していた企業は、よく名前を知るところでは、MicrosoftやLITALICOなど教育関係の分野ではよく名前を聞く企業。

その他ドスパラで有名なサードウェーブやレノボロジクールなどパソコンやパソコン関連商品の製造販売を行っている会社。

教育向けのパソコンや大きなデジタル黒板、遠隔授業向けのカメラ中継システムといった施設、Chromebook用のアドオンなど様々なツールが展開されていました。

会場の様子

AI関連の試み

Microsoft以外のところもそうですが、AIを活用する取り組みは非常に多く、動画からテキストコンテンツを作る試みであるとか、教師のアドバイスをするAIだとか、様々な分野にAI活用の施策を見かけました。

この辺はやはり時代だなぁと思うのと同時に、例えばテキスト起こしであれば自分がポッドキャストで使っているLISTENなど、既存のtoCサービスがあるものもちらほらあり、やはり学校という比較的大きな単位でやろうとするとできることできなくなることあるんだなぁと思いました。

その他にはメタバースの空間を使って授業を進める方法など様々な取り組みをしている会社もありました。

特にここ最近感じているのは、先生だけでやる授業の限界。

地域の人たちなど、いろいろな分野で仕事をする人たちが学校に関わる必要性。

そのような分野には こういうメタバース授業やカメラを使った遠隔授業など様々な取り組みが必要になるのではないかと感じました。

プログラミング教育分野

個人的にメインと思っていたのはこちら、プログラミング教育の分野。

自分も毎年プログラミングの講師を多少やっているということもありますし、そもそもプログラミング学習という分野については個人的にも興味があります。

今回は今企業が作っているプロダクトとはどのようなものがあるんだろうということで、こちらもいろいろ見させてもらいました。

実際に出展していたいろいろな製品を見ているところ、やはりなんというか、Scratchベースがとても多かったなぁ というところ。

わたしがやっているプログラミングの授業でも1日目にScratch、2日目以降はJavaScriptであったものの、今回見たところは中高生以上もScratchでやっているというところがほとんど。

実際他のところで話を聞くと会社のOJTなどにもScratchを使っている事例もあると聞きますし、やっぱり学習=Scratchという構図はかなり作られているのかなあと思いました。

実際Scratchはオープンソースですから、各社いろいろカスタマイズをして自社製品として出すということもできるはずですし、多分学校の授業で使うのならば、そこが妥当な線なのでしょう。

ただ個人的には、Scratchでアルゴリズムやプログラミングの仕組みを学ぶことはできたとしても、いつしかJavaScriptPythonなど、文字ベースのプログラミングに触れなければいけない日がやってくる。

そう考えると、学生のうちはScratchで十分と安易にきめてしまうのもどうなのかなぁと思っています。

実際Scratchなどでプログラミングの仕組みを知ってから、他の言語に移るまでの溝が大きすぎて、そこでめげてしまうという生徒さんの話も聞きますし。

ただそこについての対策とか解決策のようなものは残念ながら特に提示されている様子はありませんでした。

まぁ基本的には学校の先生がやるはずの授業、そこまで手を出そうというのは土台無理な話なのかもしれませんが。

今後のプログラミング授業と、その先に向けて

——ということでScratchが大きくいろんなところで使われていると言う状況は見えてきましたが、 逆に言うと、他の言語が使われている授業の事例はあまりなく、そこは自分たちが何とかしていかなければいけないなぁと感じたところではあります。

実際基本情報技術者試験等のカリキュラムも変わってきて、既存のプログラム言語を覚えなくても資格は取得できるようになったとのこと。

ただ資格自体はプログラミング環境の知識なしで取得はできても、本番のプログラミングができるという点にはつながりません、いずれは文字ベースのプログラミング言語プログラマーを目指す学生さんは触れることになる。そのときのこともできれば見据えておきたいとは思います。

自分は新入社員向けのプログラミング研修のサブ講師もやったことがありますが、やはり大人になればなるほど学習に遊びは許されなくなります。

プログラミングは楽しく学べる体制を作らなければ個人的にはいけないと思っています。

だからこそ、なるべく若いうちに小さいうちに楽しいプログラミングの学び方を身に付けていかないと後につながらないのではないか。

その方法については、今回出展していなかった企業の活動を見るなどして、自分たちで探していかないといけないんだろうなぁと思いました。

その他のいろいろな感想

その他、このような展示会ではつきもののノベルティもたくさんいただきました。

ノベルティいろいろ

ものについてはいくつか山手縁乃庭にそのままお送りしてます。

パンフレットも縁乃庭にいくつかあるので、興味がある方は木曜日や土曜日などのイベントに参加してみるのもいいかもしれません。

パシフィコ横浜などと比べると圧倒的に広い会場で、大量の紙資料も重さもあり足がくたくたになるほどたくさん歩きましたが、ただ面白いものはたくさん見られたなと思います。また機会があればこういうようなイベントには参加してみたいところですね。

NPOには、このような旅人の存在が必要なのではないか

また、今回のイベント参加は、直接的にはNPOの事業にはあまり関係なく、あくまでNPO自体は特に感知しない個人的な活動ではありました。

ただこのようなイベントに参加し、その情報を地域に持ち帰るような人の存在は、やっぱり必要なんだなぁと感じるところでした。

自分たちのようなNPOが地域外の情報得る機会って意外と少ない。

もちろんそこに関わっている人は、別のところで仕事をしていて、いろんなところで刺激を受けている人ではあるはずなのですが、そういう本業での経験がNPOの活動にフィードバックされることって意外とない。

仕事は仕事、NPONPOといった具合で完全に分離して考えているという人は思った以上に多いなと感じています。

だからこそこうやって半分NPO事業半分趣味のような感じでいろいろな企業出展に行き、その情報を持ち帰る人の存在は、こういうような場所に必要なんだろうなと思いました 。

もちろんそのような人が現場NPOで居場所を確保できるという状況ではあまりないと思いますし、そういうな人が生活をするための土壌もあまりありません。

ただこうやっていろんなところに行って、積極的に外気を持ち込む人がいないと、NPOってどんどん内向きになってしまうなと。

荷物的な問題もあるので、次はできればパシフィコで済ませたいなぁと思うところではあるものの、またこういった展示会には顔を出してみたいなぁと思いました。

地域にはもっと遊びが必要だ

ここ最近地域でいろいろなイベントに関わっていて感じるのは、地域って結構遊びが少ないなということ。

地域課題の解決について考える、自分たちの活動について考える。

考える機会はすごく多いけど、遊びについてあまり触れられない。

触れたとしても「SDGsを学べるカードゲームをやろう」だとか「地域の課題を体感できるボードゲームをやろう」とか。自分たちの団体の目的に近づくことばかり。

そういうような活動を振り返って思うのは、地域には遊びが足りないんじゃないかなということです。

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ITコミュニティって結構敷居が高いかも

SBCast.では偶数月の前半回(4回に一回)、 ITコミュニティの方をゲストにお招きしてお話を伺うということにしています。

ITコミュニティというのは、例えばIT系の勉強会を行っていたり、Discordでもくもく会を開催していたり、プログラム言語のコミュニティの中核を担っている人だったり。

さまざまな形でITに関わる活動を中心に行っている方をゲストにお招きしています。

こちらについてはSpotifyに専用のプレイリストもありますのでよろしければご覧ください。

open.spotify.com

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テキストコンテンツの発信

日が空いてしまいました。

最近はポッドキャストやstand.fmでの配信ばっかりで、ブログの方がおろそかになっていたのですが、久しぶりにこちらでも更新をしていきたいと思います。

ここ最近はSIDE BEACH CITY.でもどのように情報発信をするべきかというのを考えていました。

ポッドキャストは現在数が増え、いままでやっていたSBCast.のほか、SBCast. Ch2、そしてSBC.オープンマイクも一応ポッドキャストとしても聴けるようになりました。

自分個人のちえラジChatと合わせて都合四つのポッドキャストを日々配信しているということになります。

listen.style

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今年の目標・やっていきたいこと

あけましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。

2024年1月1日、昨日はいつものとおり磯子七福神めぐりをやってきました。

磯子七福神巡り
歩いた歩数は大体20965歩、約11km、時間は3時間17分ほど。大体いつもの通りな感じとなりました。

去年も歩いたうえ、2020年までは毎年歩いていた道とは言え、21年、22年と2年間行かなかったブランクはそこそこに大きく、地図を見ないで歩くのはやはり厳しい。途中何度か迷ったりしたこともありましたが、無事に最後まで歩ききることができました。

フリーランスの仕事も、SIDE BEACH CITY.の仕事もぼちぼち始めつつ、今年も頑張っていきたいと思います。

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地域活動に必要なもの

この記事は、まちづくり Advent Calendar 2023 - Adventar25日目の記事です。

今回は前回の記事の続きで、地域活動の現在地を踏まえて、この先に必要な物についていくつか書いてみようと思います。

今の地域活動に必要なもの

今の地域活動に必要なもの。

それは何より、若い人が地域に関わるということだと思います。それも1人や2人ではなく、20人、30人なるべく大勢。

若いといっても地域活動を行っている人にとって若い人。40代以下ぐらいであれば、大抵若い人に入るんじゃないでしょうか?

とにかくそういう、今地域活動の中心になっている人たちと、別の文化圏に住む人たちが、なるべく大勢入ること。

今地域活動の中核に居る人達が今のやり方じゃダメだなと思うに足るぐらいの人が居ることが重要なのかなと思います。

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