高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ITコミュニティって結構敷居が高いかも

SBCast.では偶数月の前半回(4回に一回)、 ITコミュニティの方をゲストにお招きしてお話を伺うということにしています。

ITコミュニティというのは、例えばIT系の勉強会を行っていたり、Discordでもくもく会を開催していたり、プログラム言語のコミュニティの中核を担っている人だったり。

さまざまな形でITに関わる活動を中心に行っている方をゲストにお招きしています。

こちらについてはSpotifyに専用のプレイリストもありますのでよろしければご覧ください。

open.spotify.com

知らないITコミュニティに声かけづらいなと思った話

そんなITコミュニティ回、そろそろ自分の知り合いのコミュニティには大抵声をかけてきてしまっています。

今まで自分自身がイベントに参加したことがある団体だとか、SNSである程度話して意気投合しただとか、ある程度自分が知っている人たちをお招きしてお話を伺ってきました。

ただ、大抵もう知り合いには声をかけ終わってしまったので、これから今まで知らないコミュニティにも声をかけていかなければいけないなと思っています。

そう思ってconnpassやTECH PLAYなどのサイトを探し回って声をかけられるところがないかなと探し回ってみるも、なかなか声をかけづらい。

もちろんその他のコミュニティの方にお声をおかけするときは全く関係性のない状態からいきなりお問い合わせメールを投げていたりしているので、何をいまさらという気がしなくもないんですが。

共有しなければならないコンテキストが地味に多い

というのもITコミュニティって地味に共有が必要なコンテキストというのが多いなと思うのです。

例えば該当のプログラミング言語について知識があるとか、勉強したいと思っているとか、こういうソフトを作ったことがあるとか。

スキルはともかくとして、あることについて指向性がある人でないとイベントに参加できない というような雰囲気がなんとなくあるように感じます。

それに対して地域のイベントはどうか。

たとえば100人カイギ。

現在日本各地でそれぞれの地域やそれぞれの職種に関わる人たちを招いて、その活動や思いを話してもらうというトークイベント、題して○○100人カイギというイベントが、あちこちで開催されています。

100ninkaigi.com

もちろんその地域に住んでいるとか、関わりがあるとか、その職種についているとか、それであった方がよりイベントを楽しめるとはいえ、それらの知識が全くなくてもそれらの職種に興味がなくても参加できないということは全くない。

実際自分もオンラインでいろんな100人カイギに参加していますが、今まで一度も行ったこともないし縁もゆかりもないような場所の100人カイギに参加したり、まったく自分に関係しない業種の100人カイギに参加したりということも珍しくありません。

ただそれでも「なんで来たの?」みたいなことを言われたことはないし、話の内容が全く分からなかったなんてこともない。

それに対してIT系の勉強会は必要になるコンテキストが結構多い。そう考えると外側から見た時に結構敷居が高く見えるな とあらためて思います。

たぶん自覚はしていないだろうけど

ITコミュニティの人達も、それを自覚していることはないかもしれません。

それは周りにそういったコンテキストを持っていない人がいないというのもあるかもしれませんし、コンテキストを限定したところでそれを障害と捉える人を見たことがないというのもあるかもしれません。

ただコミュニティを、イベントを外側から見ると、改めてこれって結構な敷居だなと思ったりしました。

もちろんそれでもコミュニティに人は来る。人の出入りは少なくないし、運営スタッフの少なさに嘆くこともない。

ただ後継者の不足など、なんとなく課題を感じているコミュニティも少なくない中、これらの敷居を感じさせなくする何かというのは必要になるだろうなと、漠然と思います。