高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

今年1年の活動を振り返って

このブログはまちづくり Advent Calendar 2022最終日の記事です。

adventar.org

さて最終日は今年の地域の活動すべてを振り返ってお話ができればいいかなと思います。

今年やった地域活動

とりあえずSBC.内外で行った地域っぽい活動についてリストアップしてみますと、こんな感じ。

特に後半は珍しく外出しての講習活動があったりしました。

ほかの業務もありその分地域イベントへの参加は減ってしまいましたが、それなりに地域活動はできたのかなと思ってます。

伝えるということ

今年は伝える活動がすごく多かったなと思います。

プログラミングの授業

個人的には一番大きな活動としてはこれでしょうか。こちらについては先日SIDE BEACH CITY.のほうにブログレポートをあげています。

sbc.yokohama

ブログ内にも書いた通り、今回はScratchとJavaScriptを使用。それぞれで作った作品についてはScratchサイト内と、Codepenのプロジェクトページにそれぞれ掲載しています。

ブログの方にも書いたとおりですが、たった5日間の間でも生徒のみなさんの成長が素晴らしいなあと思ったこと、地域の人々とプログラマの接点がすごく少ないんだなと思ったこと、色々と感じる授業でした。

こちらについてはこの授業でというより常に感じている課題ですが、やはりプログラマともっと気軽に触れられる地域になっていかないと、プログラマとそれ以外の意識の差というのは広がってしまうなと感じます。

それはやがて、プログラマが活動しづらい地域になっていく、これからプログラミングを学ぶ人たちの感覚が育ちづらくなっていく、いろんな側面で問題を起こしていきかねないよなと。

Zoomの利用講座

実は今年は、Zoomの利活用に関する講座も行っています。

本来この手の講座は理事長に丸投げの内容だったりするんですが、今回はたまたま他の区の講座と被ってしまいそういうわけにもいかず、仕方がないのでと自分も講師をしました。

sbc.yokohama

理事長のやっている講座はわかりませんが、自分は基本的に画面構成が変わろうがある程度対応できる使いかたを教えるようにしています。

実際この講座内でも本来日本語で表示されるはずのZoomのサイトが英語で表示されてしまったという問題がありました。

このほかにもアプリやサイトの画面構成や操作の仕方は、端末のサイズや画面の配置、時間などなどさまざまな要因によってころころ変わります。

なるべくしなやかな使いかたを理解しておくということは自分の講座では常々お話をしている内容です。

今回そんなに長い授業ではなかったですが、そんな思いが少しでも受講者の皆さんに伝わればいいなと思い、講座を進めていました。

SBCast.やSBC.オープンマイク

SIDE BEACH CITY.のレギュラー放送も、変わらず実施。

SBC.オープンマイクについては今年からほかのかたが主催となる回もちょこちょこと出てきていますが、基本的には今まで通り進められたのかなと思います。

先日のブログにも書きましたが、個人的によく見聞きしているコンテンツの配信者にお話を伺うことができたのは、今年やってて本当に良かったことです。

その他SBC.オープンマイクも、SBCast.と同じように積極的にいろんな人に声をかけるようになって、個人的にですがちょっとスケジュールが立て易くなったかなと思います。と言いつつ、相変わらずゲストさんの手配についてはこちらのほうが大変なんですが。

個人的な今年の漢字

とあるTwitterのコミュニティには「あなたにとっての今年の漢字は?」という問いに「伝」と書きましたが、まさに伝える活動がすごく多かったです。

プログラミングについて話す、アプリの使いかたについて話す、それぞれの活動や想いについて話を聞く。

そのほかにもハッカー飯やMeety、Twitter Spacesやclubhouseなどで個人的にお話した方もいますし、フリーランスの仕事でもプログラミングの授業のサブ講師なんかもやってたりしました。

出かける数は少なかったものの、口を開く数は本当に多かった

教えるなんていう立派なことができたかどうかはわかりませんが、授業や講座を受けた方からも「参加して良かった」と言う声を聞きますし、自分もこの方面に特性があるのかななんて思ってたりしました。

正直この辺については、もうちょっと活動を増やせたらいいなという気がしますね。 NPOにかかわるかどうかはわかりませんが、なるべく多くの人に自分の声が届くような活動ができればいいなと思っています。

プログラミング

また、SIDE BEACH CITY.で用いるアプリの開発も結構行ってました。

github.com

github.com

github.com

正直アプリケーションについては時間がなくこれ以外のことがあんまりできてないんですが、プログラミングができるNPOというのもちょっと珍しいものだと思いますし、こういうようなことをやれる人はもっと地域に欲しいよねと思います。

地域とプログラミングというと、どうしてもCode for Japanばっかりが浮かんでしまう。

www.code4japan.org

ただ個人的にいうのであれば、シビックテックのようなたいしたもんじゃなくても、地域にプログラミングというものは必要なわけで。

それは学習する環境だったり、プログラミング的な思考を育む場であったり、単純にプログラマとそうでない人が話し合う場であったり。

プログラマが当たり前のように地域にいる、今度こそ「パソコンのことで集まってるのってお年寄り以外にいるんですか?」と、言われなくなるように。そんな環境づくりをして行く必要があると思っています。

そのためにも、Code for Japan以外の地域団体にももっとプログラマは必要

この辺については、自身が何か作ること以外にも、プログラマーにもっとこっちを見てもらうようなこと、できればいいなと思っています。

100人カイギやラシク045などのイベント参加

地域のイベントにも結構参加しました。大きなところだとこんな感じかな。

100ninkaigi.com

rashiku045.com

job.greenz.jp

オンラインでつながり、話せる場というのはかなりいろんなものがあり、地域に関わる活動をやっている場所も少なくありません。

そういうようなところにアクセスして、こういう人がそばにいるよということを示す。こういう人がここにはいるんだということを知る。これって結構重要なことなのかなと。

先日のSBCast.では、ノーミーツの小御門優一郎さんにお話を伺うことができました。

sbc.yokohama

ここでもお話があったとおり、いろんなところで、今まで会ったことがない人と、やったことがないものを作ったりする。

そんなときにお互いの言葉が思った以上に伝わらないなんてことはよくある。

だからこそこういう場でより多くの文化の違い、言語の違いを学んでおく、体感しておく。それは本当に重要なことだと思います。

何もITコミュニティの人間がじゃなくて、地域の人もほかの地域のことやほかの業種のことを知る。それは本当に重要なこと

ここ最近いろんな地域の100人カイギに参加している人もいたりしますが、正直もっともっと増えてもいいのかなと思います。

いずれどこかの100人カイギで「あれ、また会いましたね」みたいな会話が当たり前にできるようになっていくといいなと思います。

Code of Conduct作成

そして。実はSIDE BEACH CITY.では、さりげなくCode of Conduct、行動規範を作りました。

github.com

こちらについてはほかのメンバーにGitHubMarkdownの使い方を教えたり、アカウントの管理を行っただけですが。

あまりCode of Conductのこと自体を話題にしてないので、こちらで話題にしてみました。

SIDE BEACH CITY.は、横浜ではぼちぼち知名度が上がってきましたが、いまだにネット上での知名度は高くない。

高くないからこそ依頼は来ないし、我こそはという人もあまり来ない。

そうして困るのは何より自分だったりするわけで。

横浜のコミュニティには結構非プログラマはいっぱいいたりするんですが、プログラマは本当に少ない。

だからこそそういう人たちに見つかるように、なるべくいろんなことをする必要がある。

正直先日のSBC.オープンマイクであったDAO化については寝耳に水だったんですがwこういうようなことをもっともっとやっていく。それは必要なのかなぁと。

www.youtube.com

来年に向けて

来年もひとまず、SBCast.とSBC.オープンマイクは継続していきます。

SBCast.は今年100回目の節目を迎えるわけですし、もっともっといろんな人に聞かれるように、こんなことをやってる人がいるんだって分かってくれるようなことをやりたいなと思います。

そのほかにも、もっと人が増えるようなことをやりたいですね。

SIDE BEACH CITY.では結構技術的な課題が持ち上がることもあり、その度に自分の名前が挙がるんですが、フリーランスの活動も含めるとかなり厳しい状態、時間がいくらあっても足りません。

早く自分が必要なくなる社会になってほしい

もちろんNPOだったり、技術力を持った人が必要な状況は今後も当面は変わらないと思いますが、テクノロジーについて、「これぐらいならできるよ」とか、「こんなものは当たり前だよ」みたいな人がもっと増えて、相対的に自分自身が出張る機会が減ればいいなと思ってます。

正直この他にもやりたいことは山ほどある。

自分のためのアプリ開発だったり、ゲームだったり、ゲームについていろんな話をする場の構築であったり。

だからこそ、早く自分が不要になる世界。そんな世界をつくっていきたいなと思います。

次のデザイアグランプリででも優勝しますかね。