高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

今年見たいろいろなコミュニティの思い出話

f:id:TakamiChie:20211220184517p:plain このブログは「コミュニティ」 Advent Calendar 2021 24日目の記事です。

adventar.org

24日の話題はコミュニティについて。

今まで地域のコミュニティITコミュニティについて触れてきましたが、今回はそれらをひっくるめてコミュニティ全体を見て思ったことについて書こうと思います。

この一年のオンラインイベントをとおして

今年は大小本当に沢山のオンラインイベントに参加しました。

時勢関係なく交通の便が決して良くないためもあり、どこに行くにしても終電や終バスを気にしなければならない身かつ、金銭的にも時間的にもあまり外出ができない身としては、オンラインイベントは本当に助かります。

そのほかにも、関西や福岡、それ以外の土地を主軸として開催されているイベントなど、自分には今まで存在を知ることすらできなかった団体もとても身近になりました。

この後も当面はNPOの活動とそれ以外の活動、両方をやらなければならない立場として、気軽に外出できるという状況が来るとも思えない。そんな中、このようなオンラインイベントの形は今後も何かしらの形で残って欲しいと思います。

多くの分野のイベントが開催されたが・・・

とはいえ、このように多くの分野のイベントがオンラインで開催されるようになった今も、複数の分野が交流する というケースはあまり見かけない。

もちろんあちこちの○○100人カイギを回遊する方など、地域を股にかけて、分野を股にかけていろいろなイベントを渡り歩く という方もわずかながら見かけるようになった。

しかしそれでもコミュニティ単位で別の分野の団体がコラボレーションをしたり、団体同士が繋がったり という例は、今のところ自分は聞いたことがない。

ITコミュニティと非ITコミュニティの溝

とくにITツールやプログラム言語、テクノロジーを主題に扱うITコミュニティと、地域でIT以外のことを主題に扱う、非ITコミュニティ、この二つはまったく交わらない。

自分がイベントに参加するときにはいつも大抵両方の話題をするようにしているし、お互いのコミュニティの存在はなんとなくでも知ってる という方は少なくないはず。

でも、そういう人が実際にどこかのイベントに顔を出したという話しを、今のところわたしは聞いたことがない。

もちろん自分の検索範囲が狭いだけかもしれない。自分の知らないところでそういうコラボレーションは行なわれているのかもしれない。ただ、自分がそれを目の当たりにできていない というのは、個人的にはとても歯がゆく感じます。

お互いに共有できるノウハウもあるだろうに

とくにここ最近は、非ITコミュニティがITツールの話題をしたり、ITコミュニティが人にまつわる話題をしたりするケースも、増えたように思います。

DevRel Meetupのように、企業で働く「人」を主題としたイベントだったり、地域のSNS講座などのオンライン活用講座だったり。お互いが交流することによって見えてくるもの、よりよいやり方がたくさんあるように感じる。

イベント開催のやり方だってそう。

議論を邪魔しないオンラインイベント開催のノウハウや、参加者の負担が少ないイベントの開き方、より一体感を感じられるイベントの作り方。

そういうノウハウがコミュニティ同士の交流がないせいで共有されない。それは見ていてとてももどかしい気持ちになります。

情報の集積場所が分からない とはいうけれど・・・。

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.ではそのようなコミュニティの溝の原因を探るために、SBC.オープンマイクでも、ITコミュニティと地域コミュニティの関係者対談イベントを開催しました。

www.youtube.com

www.youtube.com

ただ、自分の未熟さ故か、その答えは結局分からなかった。もしなにかヒントが得られたらまたこのような企画も考えよう とは思っているものの、結局未だ、第三回の企画はできていません。

このようなコミュニティ同士の溝を埋めていくようなことは、結局今年はできず終いだったなあ というのは、残念なところです。

コミュニティ同士をつなげ、流れを作ること

コミュニティ同士をよりつなげ、流れを作っていくこと。これは個人としても、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.としても、来年もやっていきたいな と考えていること。

それは自分のためでもあります。

コミュニティ同士の流れにまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.が加われれば、そのぶんまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.に関わってくれる方が増えるかもしれないし、自分の負担も減るかもしれない。

コミュニティ同士がつながり、参加した人が皆自由に自分の一番向いているコミュニティを選べるようになることは、とても大事だと思います。

その分野に適性があっても、コミュニティの存在を知らないせいで、そのような分野の存在を知ることができず、能力を活かせない というのはとても悲しい。

知らない分野を知る そのとても良いヒントになるであろうインターネットがコミュニティのイベントの主戦場になった今でも、その状況はあまり変わっていないように思います。

だからこそ多くのコミュニティをつなげ、流れを作ること。それがいろいろなコミュニティに顔を出してきて、あらためて思うことです。