3回目。今回のゲストは078Kobeの舟橋さん。
078Kobeには、5月と9月のイベント両方に参加させて頂いて、とても衝撃を受けたイベントということで、1度お話しを聞きたいな と思ってたところ。今回思い切ってSBCast.の話をして、スピーチ協力頂けて本当に良かったなと思います。
078Kobeは、神戸で毎年開催されている都市型フェスティバル。今年はオンラインで開催ということで、5月にオンラインでできるところだけ開催。9月に再度開催 という、計二回の配信が行われました。
今回はたくさんのオンラインイベント配信ツールを使って開催される非常に野心的なもので、特に5月の開催では、とてつもなく沢山のツールを使うイベントでした。
9月のほうではclusterは使われなかったと思いますが、FINANCiEというツールを使ったファンクラブを作ったり、ZenlyとDabelを活用して神戸のまちあるきをオンラインで発信するなど積極的にオンラインツールを活用しています。
いままで北海道のNoMapsや(他イベントとかぶっていたため動画視聴のみ)、福岡の明星和楽ほか、CODE for Japan Summit 2020やKOF2020 - 関西オープンフォーラム、CROSS Party online 2020など多くのイベントを見てきましたが、StreamYardでの参加者コメントの拾い上げやAirmeetを使った登壇者との会話スペース、Zoomでのワークショップなど、ここまで視聴者に「参加している感」を感じさせたイベントは未だこれしかないと感じています。
舟橋さん自身TEDxKOBEのスタッフもやられており、その他にもTEDxKOBEと078Kobeのスタッフを兼任されている方も多いという話しでしたが、その技術があり今があるんだなあ ということを強く感じています。
今回のお話しを通して。
今回のお話しでとても強くおもったのは三つ
- 「話す機会」の必要性
- 同じような話題を同じような方向で話すこと
- 異なるタイプの人と交ざり合う
「話す機会」の必要性
ここ最近の様々なイベントを見ても感じますが、このような「自分の意見を発露する機会」はもっともっと必要なのだろうなあと思います。
ITコミュニティだとIT勉強会などが毎日のように開催されているし、ブログや技術系ポッドキャストなど、多くの人に発信ができて、その内容がアーカイブされるなんて機会は山ほどある。
しかし、それ以外の分野ではあまりそういうイベントのことを聞かない。あるといえば、○○100人カイギやTEDxくらいか?
TEDxのように半年以上の準備期間を経るでなく、100人カイギのように登壇可能人数の縛りがあるでなく、もっとフリーに話せる機会は、IT界隈以外にも欲しいな と思いました。
同じような話題を同じような方向で話すこと
こちらについては前回のブログにも書きましたが、すべてのイベントで同じような話しをしているなあ ということ。
たとえばみんな「子どもとプログラミング教育」や「地域のインターネット環境」など、同じような課題について話しているのに、おたがいが情報共有をしていないから、毎回同じような方向性で話して、同じようなゴールで終わっている という風に感じた点。
たぶんこれから変わっていくんだろうなとは思いますが、すべてがインターネットで俯瞰できるようになった今、もっとおたがいに情報共有ができれば、もっといいゴールにたどり着くことが出来たのではないか?という風に思います。
もちろんそれは、今後のイベントでやればいいだけの話なのですが、なんか今回はとても勿体ない という感じがしました。
異なるタイプの人と交ざり合うということ
そしてもう一つは、心に響いた言葉。
「楽しさは自分と異なる人からもたらされることが多い」ということと、「自分と異なる人たちと混じり合う」ということ。
自分と同じような立場、同じような活動をしている人と話すというのは、共通言語があるし楽ではあるのですが、もっと他の文化圏の人とも話していく ということ。
最初は何を言いたいのかさっぱり分からないかもしれない、言葉が通じないかもしれない。けれどもそんな人とも何度も話しているうちに分かってくることはたぶんある。
そのためにも、ITコミュニティの人はITコミュニティだけでなく、地域コミュニティの人は地元の地域コミュニティだけでなく、多くの場所に顔を出して欲しいな と思いました。
SBCast. 年末に向けて
実はもうこの時点で12月分の収録予定はきまっており、来週にはすべての収録が終わります。来年1月のSBCast.ゲストさんは、現在検討中*1。明星和楽やNoMaps*2の人などとも話してみたいところですね。078Kobeと違って中の人と話す機会が全く取れていない というのが課題ですが…。