このブログエントリーはフリーランス Advent Calendar 2018の14日目の記事です。
最近何をしているのかよくわからないわたしですが、一応わたしもフリーランスとして活動しています。いままで正直ちゃんとフリーランスとして動けているかどうか微妙でしたが、ようやくそれなりにフリーランスっぽいことができるようになったので、ここいらでブログにまとめることにしました。
いまのわたしについて
とりあえずAdventar経由でこのブログを見に来た方もいると思いますのであらためて。
わたしがいまやっていること
- NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.理事
- NPO内で、プログラミングの概要やAndroidJAVA、PHPなどの講座を開催中(来年Python、JavaScriptも予定)。
- 某コールセンター電話受付(今年いっぱいで終了)
- 横浜市内某企業のアプリ受注開発
- ふらっとステーション・とつか 広報スタッフ
- ふらっとパソコン道場と題して、月2回ほど、地域のパソコン・スマートフォンのお悩み相談を実施
その他日本Androidの会横須賀支部や横浜IT勉強会という名を借りて、横浜市内で小規模なITイベントを開催しています。
いちおう、ふらっとパソコン道場やNPO内講座は有償なので、それも含めるとITイベント以外ではそれなりに収入を得ていることになるのか。まあ、NPO周りなどで得ているお金は微々たるものなので、仕事というには心許ないですが。
【予告】俺は(コールセンターの)仕事を辞めるぞジョジョーーーーーーーッ
— 高見ちえたん (@TakamiChie) November 28, 2018
※ フリーランスのお仕事など募集しておりますhttps://t.co/BORL8wC70K
ただ、事業のネタはいくつかあるのと、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.としてもアクティブメンバーがおらず存続が厳しい状況だったので、元々収入源としては心許なかったコールセンターを辞めて、フリーランスに一本化しよう というのが現在のところです*1。
どうしてフリーランスになったの
なっちゃったからです。
当時はサラリーマンとしての仕事の傍ら、Android系の書籍制作と日本Androidの会横須賀支部や、その他地域コミュニティの活動が増えてきており、どうしたものかと迷っていたところ。
どうしたものかと迷っているうちに、無職になり、いつのまにかフリーランスっぽいことをやるように・・・ というのがはじまりでした(当時はそれでもなんとかなるかも という期待を持っていたのもありますが…)。
でもまあ、割とそんなものなのかな と思ったり思わなかったり。
決心してフリーランスになるという方、たぶんいると思いますし、それは素晴らしいことだと思いますが、自分のようにいつのまにか色々なしがらみに足を掬われ、フリーランス以外の道を断たれてしまった なんていうケースもたぶんあるのかな と。
フリーランスってなんだっけ
で、フリーランスってなんだっけ ということで、以前Facebookでフリーランスとは のような疑問を見かけてちょっとつぶやいたことがあります。
こないだFacebookで、「フリーランスとはなんだ」みたいなのを見かけたけど、フリーランスって、現実世界でいう「冒険者」みたいなもんだよなあ。ゲームやアニメで主役張るようなカッコいい冒険者じゃない。ラノベになるかどうかすら怪しい端っこの冴えない冒険者なんて、こんなもんだ。
— 高見ちえたん (@TakamiChie) September 7, 2018
この辺の思いは今のところあんまり変わってないです。フリーランスとは、現実世界の冒険者のようなもの。ただ冒険者と一言にいっても、アニメやゲームに出るような絵になる冒険を歩める人だけではなく、ラノベにすらならないようなどうしようもない冒険者もいる というだけの話で。
しかも現実には冒険者ギルドのように仕事を斡旋してくれるような場所もない*2、ファンタジーの世界とは比べ物にならないほど冒険者に厳しい環境ですが、そんな中でも何とかやっているのが、フリーランスというものなのかなあ と。
フリーランスがお金にならないことをすること
さて、そんなわたしが、なぜNPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.やふらっとステーション・とつかのような、大してお金にもならない場所に手出しをするか。
以前の仕事を辞めるより少し前から地域コミュニティに関わっていて、ここをどうにかしないことには、「本来お金になるかもしれない仕事がお金にならない」と思ったから というのがあります。
地域コミュニティには「お金がない」
地域活動を見ていると、びっくりするほどお金に執着がない人がいる。
中には本業の収入が0円 なんていう人もいたりして。そして聞いてみると副業もそんなに収入になってなさそうで、正直「生活大丈夫か?」と思ったりすることも。まあ、わたしも今年の夏あたりまではそんなもんだったので人のこといえないのですが…。
そうでない人も、大抵身銭を切ってイベントをすることに何の戸惑いもなかったり、どう考えても採算あわないことで生活しようとしたり。
まあ、親や配偶者など、周辺の人に支えてもらっているから というのもあるんでしょうが、ちょっとそのままはよろしくないんじゃない?と思うことも多々あったりして。
わたしも、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.としても、地域の課題をITで解決する という目標を掲げてはいるものの、このままこのあたりにITシステムを導入して、果たして大丈夫かな?採算あうかな?そもそも維持費出せるかな?と不安に思うところがあります。
それほどに地域コミュニティにはお金がない。
本当ならばお金を取れるような仕事でも、(そもそも相手の団体にお金がなかったり、行政的なしがらみでお金にできなかったりして)お金にできないというところが多すぎる。そのように思いました。
お金を払わない人には仕事しなきゃいいじゃん
「お金を払わない人とは仕事しなきゃ(手を切れば)いいじゃん」というのはまあ、その通りだと思います。
それについては、いちおう二つ理由があります。
それ以外に技術的に中途半端なわたしでも仕事できそうな環境が見つからなかった
IT技術はどんどん進化しています。
わたしもそれなりプログラミングの知識はあるつもりですが、それでもビジネス系の人が多いIT勉強会などに行くと、「こんなもんじゃまるで刃が立たないな」と感じますし、IT企業に面談した際も、スキル的にちょっとキツいな という雰囲気でした。
そんな状況で自分でも力を発揮できそうなところは、地域コミュニティくらいしかないかな と思ったのが一つ。
何だかんだいって地域コミュニティを見捨てるのも嫌だった
あとは単純に、地域コミュニティを見捨てるのが嫌だったことです。わたしもなんだかんだ、横浜の地域コミュニティにはたくさん関わってきました。
前にも書いたとおり、横浜は「嫌いでもあるけれど、それなりには好きなところもある」のです。そことの関係性をバッサリ切るのはやっぱり嫌だった。
それであれば、地域コミュニティの活動を収益化するしかない と思い、いまに至ります。
それに、地域コミュニティにとっても、その方が健全であると思うのです。
あれだけのことをしていて、誰一人金銭的に支えられることがない というのは、誰一人有償で人を雇えない(雇えたとして、現実的な額では人を雇えない)というのは、やはりどこか違うと思う。
まあ、無償でここまで来てしまったものをいま有償に戻すのは難しいと思うのですが。
(フリーランス エンジニアとして)地域と生きていく
ということで、いままであちこち迷っていましたが、そろそろいい加減方向性を定め、IT系フリーランスとして、地域と共に生きていく方法を考えていきたい。
地域のことをどうやってお金にしていくのか、地域とITとマネタイズを結びつけて考えてみたい。
ITというものは目に見えないものがメインだからこそ、必要以上にマネタイズを考えていかなければいけない と思うのです。
わたしたちの2018年度はこれからだ*3。
今年もそろそろ本気を出しても良いですか。 ということで、高見知英さんの次回作にご期待いただければと思います。