高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

人の見識は交通の便に影響するかも知れないという話

現在わたしは岡村という、横浜にいくつかあると言われる陸の孤島の一つに住んでいます。

blog.onpu-tamago.net

(強いて言うなら)最寄りの根岸駅まで、徒歩で約30分(Googleマップ上だと20分ですが、実際その速度で歩ききるのは無理だと思います)。それ以外の駅にはバスでないとちょっと厳しい というくらいの距離。

こうなると終バスの前に最寄り駅まで着かなければならず、特に東京に行くのが大変になる。簡単に言えば10時にイベントが終わっても終バスに間に合わないとか、場所によっては9時半くらいにイベントが終わっても終バス間際とか、そういうことが割と起こります。

それだけでなく、イベントなどに参加するのも大変になります。

前述の通りの場所に住んでいるわけでどこにいくにしてもだいたい+30分を見込む必要があり、仕事の調整*1も難しくなるし、午前中から行われるイベントなどは行くのも大変になってしまう*2

こんなところに住んでいると、自ずと家に籠もりがちになってしまうなあ と、つくづく思います。会社に出勤されている方などはそれほど困らないのでしょうが(「終バスがあるので」という言い訳の元、多少は残業も軽減しやすくなるでしょうし(わたしは以前なってた))。

外に出る機会がない=守備範囲外の知識を得る機会がない

外に出る機会がないと、自ずと自分の身の回りの人(家族とか)以外と話す機会がなくなってしまう。そうすると、自分の守備範囲外の知識を得る機会は、自ずと減ってしまう。

よほど気をつけていないと、交通の便の悪さは(特に守備範囲外の)知識を得る機会を喪失させてしまうのだなあ と思いました。

そうして横浜はITに疎い町になった

地域で何か活動されている人と話していて、ITに詳しくない人 というのは多い。「もっとITのことを勉強してみたい」という人にも会うのですが、一緒に行こうよと誘えるイベントもない(大体のイベントは東京まで出なければいけないので)。

都会にそこそこ近いのに、コアな活動をしている人がやたらとITに疎い町横浜はこうやってできた という感じがあります。

ある程度他所でITコミュニティのことを知っていたり、気軽に参加できる場にいるサラリーマンの方などは良いですが、そこまで意欲がない人や東京以外で仕事をしている人、意欲はあってもそこまで動けない学生さんは、結果ITと縁遠い生活を送らざるを得なくなってしまう。

地元にコミュニティがあるって大事だな と

だからこそ、地元に自分が関われるコミュニティがあるって大事だな と。いくら「とはいっても電車で一時間もかからない」ではなくて。自分の住む町と同じ雰囲気の場所にコミュニティがあること、それが大事なんだなあ と、つくづく思います。

わたしも、NPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.理事として、日本Androidの会横須賀支部支部長として、そしていちおう横浜IT勉強会代表として、横浜にITコミュニティを作っていくことが必要なんだろうなあ と、思いました。 

*1:フリーランスなものもあり、だいたい在宅

*2:先にコワーキングスペースに出るなりしてから仕事をできれば良いところなのですが、うちにはあまりスペックの良い持ち出し可能な端末がないのもあり、圧倒的に在宅の方が捗る