このブログはコミュニティ Advent Calendar 2017 - Adventar、15日目の記事です。よく見ると「コミュニティ」のカレンダーなのでIT系以外でもOKなんですね。まあ、今回はIT系をメインにお話ししますが。
今年はどんなイベントに関わったのか。
さて、この機会にわたしは今年どんなコミュニティに関わったのかなと調べてみたのですが、実はそれほどありませんでした。とりあえず感想とともに列挙
HTML5井戸端会議
いつものやつです。自分の物理的なお引っ越しの前後は忙しく一時おやすみしていましたが、11月からぼちぼち再開しています(と思ったら12月おやすみ。来年1月27日開催予定)。
いちおうHTML5メインのもくもく会 ということでやっていますが、最近ちょっと別の方向にも興味を持っています。詳しくは以下に書きます。
Web/HTML5勉強会 in 横浜
このちょっと前にHTML5井戸端会議にも参加していただいたmoongiftさん主催のイベントです。うちのHTML5井戸端会議とちがって、ガチの発表あり勉強会でした。ITの現場に関われるチャンネルの少ないわたしにとっては、とても刺激の強いイベントでした。
Android Bazaar and Conference 2017 in KAWASAKI
japan-android-group.connpass.com
いちおうわたしが横須賀支部の支部長をしている、日本Androidの会のイベントです。横須賀支部としてはさっぱり活動していませんが、こちらは参加しました。
わんくま同盟横浜勉強会(#10 #9)
わんくま同盟横浜勉強会。今年わんくま同盟では横浜の勉強会のみ参加です。今回は2回とも、プログラミングの基礎的な仕組みについてのお話しだったので、とてもいい振り返りができたと思います。
プログラミングワークショップ
主にまちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の枠として。特に年齢を固定しないプログラミングワークショップなどを数回行いました。
で、本題。
で、本題として。
HTML5井戸端会議では、いちおう表向きもくもく会ということになっているのですが、もし意見交換をしたいという方がいたら、そちらの意見交換がメインになるというイベントになっています。
実際11月の井戸端会議はCordovaに関する意見交換が主でした。まあ、もくもく会と意見交換会、まったく趣の違うイベントなので、そうならそうと書いた方が良かろう という気がしますが*2。
さて、その井戸端会議ですが、実は東京から来てくださっている方というのが、少なくありません。東京には山ほど勉強会あるだろうに、わざわざ横浜の しかもこんな朝早いイベントに来て頂けるなんて と、個人的には感謝しかないのですが、でもなんで、わざわざこちらまで来てくれるんだろう?*3。
もしかして、こういうイベント、東京にもないのでは?と。
というのも、(自分のリサーチ不足も大いにあるとは思いますが)東京のITイベントって、ある程度大きくて、どうしてもどことなく気を張らないといけない場所・環境で行われることが多い。どうしても「そんなにスキルレベルの高くない人がふらっとまずは基本的な情報集めから」と思っていくのには(主に心理的な)ハードルが高いように感じます。
それは主催含みスピーカーや参加者の方々のスキルレベルが高いから という人的要因かもしれませんし、会場がどこかの会社の会議室になったりと、規模の大きい場所になりがちだから という場所的要因かもしれません。
また、スピーチやLTを中心としたイベントで、ざっくばらんに参加者と話できるのが懇親会の場のみ というのも、要因としてはあり得るかもしれません。(今はそんなことを言う人がいるのかどうかわかりませんが)「懇親会が本番」という人がいました。そういう雰囲気に違和感を感じた人が行く場所が、意外とないのかも と、考えてみて思いました。
HTML5井戸端会議は、わたしという技術的にはそんなたいしたことのない人が主催し、参加人数もそれほど多くなく(そもそも余裕を持つなら5,6人で一杯の部屋ですし)、港南区民活動支援センターの会議室というかなり小さい場所で、しかもろくなプログラムもなくやるものだから、参加できる と言う人もいるのかな と思いました。
じゃあどうすればいいのか。
じゃあどうすればいいのか?というと、「今まで勉強会をやっていなかった人が、勉強会をやってみる」とか、「今までの勉強会にも参加してるけど、ちょっと違和感を感じた人が、勉強会をやってみる」と言うことに尽きるのかな と思います。
いままでの勉強会も、それはそれでいいところがあると思うのです。会社外の繋がりを作れたり、まとまった情報を得られたり、スピーチ力を磨くことができたり。ただ、それでは満足できない人がいる となれば、そのような場所は作るしかないのかな と思います。
残念ながら、IT勉強会や、コワーキングスペースを除くと、意外とIT技術者のコミュニティスペースってないのかな と思います。そうでない人のコミュニティスペースなら、最近増えている(らしい)というのに、不思議なものです。
ただ、悔やんでも仕方がないので、ないものは作るしかない。例えばうちのように月1のイベントでもいいでしょう。まずは自分になるべく負担にならないところから、作ってみるしかないのかな と思います。
会場は、うちのように区民センターの会議室でもいいですし(地域活動をされている方との取り合いにはなりますが)、どこかのカフェの会議スペースなんかでもいいかもしれません*4。ほかにも、市民や県民であれば安価で借りられる会場 というのは結構あるんじゃないかと思います*5。あるいは、地元のコミュニティスペースの方と仲良くなったら、そちらの無料スペースを貸してもらう なんて言うのもありかもしれません。
そういう「今までの勉強会とは違う、ITをネタとした意見交換会や交流会」が必要とされているのかな と、最近のHTML5井戸端会議を見て思いました。
プログラミングやるなら、やっぱり人脈
この辺については去年にも同じ内容を書いていましたが…。
プログラミングするのって、やっぱり人脈です。「困ったときに聞ける間柄の知り合いがいる」以上に助けとなるものは、そうそうないと思う。特に、出来なかったからと言って誰にすがりつくこともできない、個人開発なら、なおのこと。
だからこそ、技術ネタそのものではなく、こういう技術者同士のコミュニティを作ること って、必要なのではないかなと。
わたしもできることであれば、協力します。
このようなイベントは、いくつあっても困ることはないのだと思います。いろんな場所に、ふらっと立ち寄れるような距離に、そういうスペースがあればいい。
ただ、それを全部わたしがやるのは無理です。だからこそ、協力できることがあれば、協力します。会場や設備・告知方法についてのアドバイスくらいしか出来ないかもしれませんが、できることがあれば是非関わらせてもらいたいと思います。
詳しくは別途書こうとも思いますが、わたしは町おこしをやっているわけじゃない。「あの町はいいな」にすることには意味がないと思っています。そうじゃなくて「どの町もいいな」になる必要がある。
そのためのお手伝いということで、コミュニティ立ち上げのお手伝いができるということであれば、是非手伝わせてもらえれば と思います。
*1:自分はOneDrive for Businessに年ごとに区切って勉強会の資料を保管している
*2:1月の告知サイトがまだ出来ていないのは、文章を考えているからです
*3:上大岡は京急線・都営浅草線・京成線から直通で来れるので、市内でもそこそこ東京からアクセスしやすい場所というのもあるかもしれませんが
*4:たしか勉強カフェとかルノアールとかも会場貸しをしていたような気がしますね
*5:横浜市の場合、横浜市が管理している会場と、神奈川県が管理している会場があり、それぞれ別管理になっている上、5人程度の賛同者がいないと団体登録できないとかそこそこ面倒くさいですが