高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

デブサミ出展思い出話 #devsumi #devreljp

f:id:TakamiChie:20210513094533p:plain

今日はちょっと昔でこちらの話しより*1

stand.fm

さて、内容の通りですが、2021年2月18, 19日は、オンライン開催のDevelopers Summitに、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.としてブース出展を行ないました。

いちおう出展前の内容についてはまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.側のブログの方にも記載しています。

sbc.yokohama

今回は、Developers Summit側でEventInというツールを使ったオンラインブースを展開する という話を聞いて、これはということで参加申し込みしました。

結果上記トークでも話したとおり3人の方に来て頂き、いろいろ意見交換を行ないました。

そのほか、合間合間に他のブースをのぞき見して、企業の方々や他のコミュニティの方々とも意見交換ができました。

当日やったこと

当日はあらかじめ用意した資料を流しながら、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.に関する質問にお答えする というかたちでお話しを行ないました。

f:id:TakamiChie:20210513084422p:plain
出展時の画面

資料については、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のSpeakerDeckにも掲載しています。

今回はSIDE BEACH CITY.の中でも特に自分の活動 ということで、SBCast.やSBC.オープンマイクの活動、オープンソースソフトの作成を主に紹介しました。

speakerdeck.com

とはいえなかなか人も来なかったので、別アカウントにブース版をさせつつ、あちこちのブースにお邪魔してお話ししてきました。

EventIn自体も比較的最近できたものらしくときどき動作も不安定で大変でしたが、まあ無事に終わって何よりです。

地域コミュニティとITコミュニティの視点の違い

今回いろいろな方と話していて強く思ったのは、地域コミュニティに関わる方々とITコミュニティの方々の視点の違いについて。

ITコミュニティの人たちにとって、地域コミュニティは「行くことでどんなメリットが得られるのか、分からない場所」。

ITコミュニティは特定の言語の話しだったり、特定の技術・フレームワークの話しだったりと比較的具体的な内容が聞けるというのが分かっているのに対し、地域コミュニティはそうではない。だから行きづらい という話しは、全体を通して感じました。

このへんについては、地域コミュニティも概ね同じ意見だったのが非常に興味深かった。

地域コミュニティでも「ITコミュニティってなにがあるのか分からない」という言葉は聞きますし、わたし自身もそう思うことがあります*2

実際そのあとSBC.オープンマイクで、数々のITコミュニティにて活動されている戸倉彩さんや地域コミュニティで活動する方々をお招きしてお話ししたときも、大まかには同じような方向性で話が進みました。

www.youtube.com

やはりある程度似た理由で、おたがい近づいていないんだろうなあ というのを感じました。

実験の場 としての地域

個人的には、わたしは実験の場として地域を見ることからはじめてはどうか と思っています。

オープンデータとか、NPO関連のプロダクトとか、地域には比較的気軽に関われる、ITを使ってできることがたくさんあります。

ツールの作成においても、今IT分野で実用的なサービスを作ろうとすると、複数サービスのWeb APIを使ったりとなにかと大規模になりがち。

しかし、地域のオープンデータが示すものを可視化するアプリとかであれば、比較的小規模な開発でもそこそこのものができる。

NPOであれば、企業ではなかなか触れないようなツールも触れることだってある。

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.で契約しているMicrosoft 365 Small Business寄贈版などもそうですが、他の企業ではそうそうできない経験も、地域や地域NPOでなら意外と簡単にできてしまったりする。

そういった場として地域を使うことから、地域コミュニティに関わってみてはどうか と思ったりはします。

それそのものがお金にならないからこそ、まずは実験の場として考えてみる

「せめて実験の場として使って」という言葉は、もともと初代のふらっとステーション・とつかの館長さんより聞いた言葉。

たしかにふらっとステーション・とつかの活動自体ではほとんどお金になることはしていませんでした。

ですが、それでも「地域の人はパソコンのことをこう捉えている」だとか「パソコンのこのへんは、ユーザーに伝わっていないんだ」とか、そういうITコミュニティで活動しているだけでは分からないことが分かる。

それはこういう地域コミュニティに関わらないとわからなかったことだと思っています。

だから、「実験の場として」地域を使う ということは、とっかかりとしては案外アリじゃないのかな と思います。

ということで、このブログを読んでいる皆さんも、まずは地域を実験の場として使うために、まずはエージェントなどからまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.に関わってみる というのはいかがでしょうか。

sbc.yokohama

*1:昨日DevRel/Radio #11 〜最近読んでためになった技術本〜 - YouTubeに参加して、Developers Summitのことブログに書いてたな と思ったら書いてないことに気付いたので・・・

*2:わたし自身専門職で仕事をしたことがないため、それぞれの最先端技術の話を聞いてもピンとこないときはあります