高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

メールボックスをGMailからOutlook.comに変更しました

最近Googleアカウント周りの不審なニュースをよく見かけますし、脱Googleの一環として、手始めにメールボックスGMailからOutlook.comに変更してみました。

自分のメールアドレスは、メールサービスを気軽に切り替えできるよう、二段重ねにしています。
今までどおり公開のメールアドレスはonpu-tamago.netドメインのメールアドレスなのですが、ここからgmail.comドメインのメールに転送することで、表向きはonpu-tamago.netドメインのメールアドレスを使っていました(送信時は、GMailの機能によりonpu-tamago.netからの送信ということにしてメールを送っていた)。

今回やったのは、onpu-tamago.netドメインメールの転送先に、live.comのメールアドレスを追加しただけ。いちおうしばらくは元に戻す可能性も考えてGMailにも転送を行っています。
なお、Android端末からのGMail同期はとりあえず全部OFFにしているし、フィルタで全てのメールが自動的に既読になるようにしている。

Gmail→Outlook.comへの移行

なお、GmailからOutlook.comへの移行は、以下のサイトを参考に。

ただし、ステップ5だけは、今はもっと良い方法がありますのでやりません。
というか、日本語圏でアレをやると文字化けしたりしてろくなことになりません(途中までやったけど、問題に気付いて途中でパスワードを変えて強制停止。その前にシステム側からメールが飛んだみなさま申し訳ございませんでした)。


で、新しい方法は。

Gmail側の設定>メール転送とPOP/IMAPでPOPの送受信を有効にしたあと、Outlook.comの設定>メールアカウント より、送受信用アカウントとしてGmailのアドレスを設定するだけ。あとはそのまま1~2日ほど待てば完了します。まだこの記事作成時点では完了していないのですが、おおむね問題はない模様。

カテゴリ自動設定は、そんなに精度が良くないのでたまに受信中のメールボックスを覗いてカテゴリ設定用のルールを設定したりしてやるといいかもです。昔のメールを読み返す良い機会にもなるし良いのではないでしょうか。

で、Outlook.comの使い勝手は?

基本的な使い勝手

ひとまず、WindowsストアのメーラーアプリとWindows Phoneのメーラーアプリから、何も考えずメールを返せるようになった。これは個人的にはかなり便利*1

屋内PCでは正直立場が微妙だったスタート画面ではありますが、今回ストアアプリのメーラーが使えるようになって、Windowsキーですぐメーラーが起動できるようになった*2GMailはいちいちブラウザから呼び出すか、出来てタスクバーへの貼り付けだけでしたからね。

Webメーラー

Webメーラーとしては、いろいろ機能がついて賑やかになる前のGmail という感じ。良くも悪くもシンプルです。まあ、個人的にはWebメーラーにそんなには求めないので問題はないか。
変に重くないし、キーボードショートカットは最低限あるし、まあまあ良いのではないかな と。

ただ、検索・振り分け機能は正直微妙。
メールの自動振り分け機能はGMailはおろかOutlook Expressよりも小回りが利かず設定しづらいし、メールの自動クリーンアップ機能も受信後三日以上たったメールしか対象に出来ない*3

また、カテゴリの自動設定やルールの設定など、ショートカットのメニューがあちこちに用意されているのですが、「送信者名で」しかルールを自動生成できない。
メーリングリストみたいに「宛先は固定だけど送信者名は可変」みたいな環境では全く使えないので結構不便です。
このへんGmailみたいにメーリングリストの名称や差出人・宛先・含まれる単語 みたいに柔軟な検索機能を呼び出し、そのままフィルタルールに変換するような機能も実装して欲しかったところ

さらに微妙な各種クライアント

さらに微妙なのは、WindowsストアアプリやWindows Phone、Android用の各種メールクライアントアプリ。

Outlook.comの便利機能であるクイックビュー*4の閲覧が出来なかったり、アーカイブ機能*5の呼び出しが出来なかったりと、クライアントアプリとしては今ひとつ。まあ、メールの送受信にはひとまず困らないのですが。過去メールを探してよんだりするのにはちょっと向きそうに無いなあ。

まあ、その辺はちゃんとカテゴリ分けをしておく等、それぞれ工夫をしておくべきなんでしょうが、Gmailとは違う慣れが必要になりそうです。まあ、脱GoogleをしたいというのもあるのでたぶんGmailに戻ると言うことは(よほどのことが無ければ)しないのでしょうが。

とはいえ・・・

Gmailだと、Windowsストアアプリ・Windows Phoneからメールが送れなかったので、それが出来るようになっただけでも個人的には移行して良かったかな くらいの気持ちです。
閲覧機能については確かに弱いのですが、まあ、そのうち何とかなってくれるかな ということで。

送受信だけを考えるのであれば、そんなに悪いところは無いので、移行してしまっても良いかなと思います。

ただ、過去メールの検索についてはGmailに比べるとかなり見劣りするし、まともに使うのにはかなりの工夫が必要になります。

まあ、この辺についてはOutlook.comも発展途上ということで、今後に期待したいところです。

Googleは続くか?

さて、今後の施策。

Googleとは言っても、他のサービスはなかなか移行しづらいなあ。
あとできそうなのはGoogleフォト→Flickrくらいなものか。Youtubeは代替になりそうなものもあった記憶がありますが、有料だった気もする。

Googleカレンダー公開マップも、今のところ代替になりそうなサービスは思いつかない。まあ、今すぐにでもなにかされるわけではないし、徐々に移行することを考えるか・・・。

*1:メーラーでの返信先メールアドレスは、あらかじめWebで設定しておけば自由に変更出来る

*2:GmailをWindowsストアアプリのメーラーで使う場合、返信用メールアドレスの設定(onpu-tamago.netのアドレスを設定する)が出来なかったため、自分の用途では使えなかった

*3:個人的には1日でそこそこの量のメールをやりとりするため、1日でクリーンアップして欲しかった

*4:特定のカテゴリや検索条件のメールを一覧表示する機能

*5:Gmailのアーカイブとはちょっと違い、既読化の上「アーカイブ」というフォルダに移動する