今日は去年にひきつづき、磯子区地域イベント「聞いて見て知って役立つ交流会」に参加してきました。今回は5分程度の活動内容紹介タイムがあったので、せっかくなので喋ってきました。
骨組みとしては5分で強制終了 といういわゆるLTのルールで進行。LTという名前は使われなかったですが、こういうタイプのスピーチは徐々に広まってきたようですね。
発表
今回の発表は、ちょくちょく名乗ってる横浜IT勉強会の活動内容紹介。まあこの名前で活動したことは無く、自分が活動している内容に後付けで「横浜IT勉強会の活動」というカテゴリをつけているだけなんですが。
発表だけでは何なので、当日は発表の途中、VirtualBoxで起動しておいたAndroidを用いたデモも挟んでいました(ちょっと動作が重く、思い通りのデモは出来ませんでしたが、やりたいことはとりあえず表現できたかな)。
地域コミュニティの反応
その後、去年と同様、フリーの交流タイムで、テーブルでの講演・デモを行いました。
とはいえ今回はあまりデモらしいことはせず、関心のあった人数人と直接お話ししただけ。
今回は地域コミュニティハウスの人だけでなく、防災ボランティアネットワークを行っている人など、スマートフォンやPCに対する理解を深めたいと思っているコミュニティの方ともお話をした。
少しずつ活動出来そうな場所は増えていっているような気がするものの、今のところそこで止まっているなという感じ。
こちらから飛び込んでいけばもっと活動範囲も増やせそうですが、迂闊に無償の活動に食いついてしまうと今以上に収入源に苦しむことになりそうで、なかなか上手く踏み切れません。
早く「無償活動のその先」を準備していかなければいけませんね。
「地域の担い手」の不足
今回の交流会の冒頭では、「地域の担い手が不足している」という話がありました。今回のように地域ボランティアの活動に携わっている人が減っている 区民センターとしてもそこを懸念している動きはある模様。
地域の担い手不足に悩む というが、
それは、地域活動が無償ボランティアベースで忙しいやつは入り込めないから だよなあ。
善意だけで回るとかいう考えは捨てないといかんだろう。まずは公的機関が
— 高見ちえたん[14] (@TakamiChie) 2013, 6月 19
地域の担い手が不足している理由は、なにより「無償性が前提にあって、入り込みづらいから」という気がします。
もちろんそれだけじゃなく、「地域団体の活動スケジュールに働き盛りの人がアクセス出来ない状況」だとか、「地域の人たちだらけで話が合わない」とか、様々な問題はあると思いますが。
ただ、どちらにせよこれは地域の人も、それ以外の人も、考えなきゃいけないだろうなあ。
まあこの辺の問題には地域の人も仕事中の人も歩み寄らないと駄目だよなあ。
地域の人は、仕事してる人の事情を理解しようとすること、仕事中の人は「そんな儲からない仕事しなきゃいいじゃん」じゃなくてまともに状況を直視すること。
— 高見ちえたん[14] (@TakamiChie) 2013, 6月 19
つまるところ、双方が歩み寄らなければどうしようもない。「地域の担い手不足」を課題に感じている人たちは、果たして何をどこまでやろうと思っているのか。
地域活動から利益を得ること
もう一つ気になったのは、災害ボランティアネットワークのような公益団体の存在。いざ災害が起こったとき、こういう風にいざというときに必要な知識を溜めておく団体は、必要不可欠ですが、確かに利益には繋がらない。だからこそ警察や消防のような公益性が高く、コストも高いような団体は税金により賄われているわけで。
災害ボランティアネットワークみたいに「お金に結びつかないこと」をやる場合、無償ボランティアしかないのだろうか。
「会員募集!いっしょに頑張りましょう!」って言うけど、結局おじいさんおばあさんの集まりなんだろう。
若い人には「話があわない」のと「仕事に穴あけられない」のダブルパンチ
— 高見ちえたん[14] (@TakamiChie) 2013, 6月 19
今回ボランティアネットワークの人が言っていた「会員募集!」の裏には、若い人、働き盛りの人も含んでいるのだろうなあ。ただ、そういうところでもある程度目立つ利益がないと、若い人が入ることは無いだろうなあ。と、言うことを聞いていて思いました。
もちろんそれが金銭的利益で無ければいけない とは言わないけれど。
地域活動って、課題だらけ
地域活動って、こうやって見ると結構課題だらけ。今はボランティアだのの善意で偶然回っているものの、それだけでは回らなくなるときはすぐそこまで来ている。
このへん、地域コミュニティセンターなどの人を巻き込んでしっかり話す必要があるのかもしれませんね*1。
*1:そういえば、地域コミュニティセンターの職員さんは、比較的若い人が多かった(実演席で周りを俯瞰していると、若い地域コミュニティセンター職員と、地域活動団体を運営する人たちがとても対称的に見えたのを記憶しています)。その辺は何かヒントにもなるかもしれない