今日はこちらの話しより
最近stand.fm等で人と話していると、日本に将来性を感じていない だから海外に出よう という人の声をたまに聞きます。
以前にも同じような意見は聞いていましたし、日本に課題がたくさんあることも、金銭面を考えたら海外の方が割に合うケースが増えたことも知っていますが、あらためて直接それを聞くと、なかなか衝撃を感じます。
以前SBCast.で、078Kobeの舟橋さんが「神戸は若者に選ばれていない、若者に選ばれる街にしていこう」という話をしていましたが、まさに国が「若者に選ばれない国」になったのかな などと、このような話を聞いていて思います。
それはとくに、その日本でNPOという、地域に関わることを行なう立場としては、なんとも言えないものを感じます。
若者に選ばれない国
「若い人たちが、自分が住んでいる場所に可能性を感じていない。大学を卒業したら自分たちの住む街をどんどん離れていく」舟橋さんはそれを「若者に選ばれていない街」と表現していました。
日本もそれに近いものを感じられているのかなあ と、最近思います。
実際地域活動の圧倒的なアナログさや、活動のやりづらさを体感することは多くありますし、このような場所で活動をすることの無意味さを感じる と言うことはすくなくない。
自分たちがどんなにIT利活用を推進する施策を行なっても、ほんとうにITツールを使わない人たちには届かないし、行政が変わることもない。
そういうのを見ていると、NPOの活動を続けるほどの価値があるのか?とくにわたしはこんな不安定な状態のまま、それでもNPO活動を続けるほどの価値が、ここにあるのかというのを、最近強く思います。
それでも、良いところを感じているから
それでも、日本にはそれなりに良いところを感じているし、なんとかしたいと思う人も、場所もある。
ただそれだけで、いくら「もうこの活動は諦めよう」と思っても、結局ここに戻ってきてしまう。
それはなにやら呪いのようなものを感じてしまいます。