今週は火曜日に話題にしたSBCast.#44 長谷川 恭久さん回振り返り - ちえラジ Chat | stand.fmより。
こちらは表題の通りSBCast.44回目 長谷川恭久さんの回の振り返りとなります。
Automagic.fmはわたしもかなり前から聞いており、SBCast.を立ち上げた際にもかなり参考にさせてもらったポッドキャスト番組です。
Automagic.fmさんには以前わたしもゲストとして出演させていただいていて、これでようやくお互いの番組にゲスト出演することができました。
個人的には一度やってみたいなあと思っていたことなので、実現できて良かったです*1。
さて、それはともかくとして。今回はAutomagic.fmの長谷川さんに、ポッドキャストをはじめた理由やITとのつきあい方についてを伺いました。
オンラインで雑談をする場
さて、今回個人的に強く心に残ったのは、「用事がなく偶然出会うということが簡単にできなくなってしまった」ということ。
オンラインでの生活が当たり前になり、Zoomなどのツールを使って、遠くの人とすぐに会えるようになった。しかし、反面そのような場が開かれないと話すことができず、用事がないときに話しをするのは難しくなってしまった。
わたしは常々「そんなことはない」と思ってしました。
今ならDiscordのコミュニティやTwitterSpace、clubhouseなどのツールで雑談をはじめることはできる。用事がないときにふらっと集まって話しをすることはできると。
ただ、先日他のポッドキャストを聞いていて思ったのは「雑談も雑談として予定しないといけなくなったんだな」ということです。
たしかにオンラインで雑談をする場自体はありますが、あらかじめ時間を決めてこの時間にこのツールで集まる のような予定を組まないと、雑談ができなくなってしまった というのはあるなあ と思いました。
オンラインならではの雑談
ただし、それには利点もあります。「雑談を雑談としてスケジュールすることさえできれば、どんな遠い立場の人とも繋がれる」ということ。
特に今は、多くの業種の人がインターネット上で活動をしている。なので、自分と全く関係のない人と雑談の場で一緒になる機会も、いつもより増えたのではないかな と。
実際昨日、ふと予定が空いたときに見かけたFacebookの知り合いの投稿より、タクシー協会の方々が集まる座談会にも参加してきました。
もともと貧乏性でタクシーとも縁遠い生活を送っていたわたしからすると、タクシー協会なんて全く縁がない団体で、そのような方々とお話しをできた というのは、非常に刺激的だったな と思っています。
オンラインの雑談では、このようなこともできる。
もちろん実際には、お互いの間に立つ人が必要にはなりますが。このようなかたちで異業種の方と話せる なんてことは、たぶんこの状況下でしかなかったんだろうなあ と。
地域の人がオフラインに戻っていく前に
緊急事態宣言も解除され、とくに地域で活動する人々は、徐々にオフラインでの活動に戻っていっている というお話しは、SBC.オープンマイク #26 地域とITのコミュニティでも話題に上がっていました。
実際、最初の頃はオンラインでイベントもやっていたけど最近ぱったりオンラインの活動をやめてしまった団体も見ています*2。
なので、そのように気軽に異業種と話せる期間は、それほど長くないのかもしれません。
だからこそ、今のうちにそのチャンスを、もっともっと活用していきたい と思いました。
技術は手段に走りやすい
また、stand.fmでは言及できませんでしたが、技術は手段に走りやすい という言葉も非常に心に残った言葉の一つです。
そのための対策として、もっともっと早い段階から話しあいたい。
「なんとなくよくわかんないんだけど、なんかモヤッとするのよ」という抽象度の段階から相談してほしい というのは、とても長谷川さんらしく、わかりやすい表現だなあ と思いました。
実際は、「なにか課題があるのはわかるんだけど、それはITでは解決できそうにないから特に相談しないでおこう」みたいなことも結構あるのが地域だと思っています。
だからこそ、その「相談に至る前の声」を聴けるような関係づくり、拾い上げていく努力をしていかないといけないなあ と思いました。
長谷川さんは話しがうまいなあ・・・
そして最後に。長谷川さんは、さすがにわたしなどより圧倒的に長くポッドキャストをやっているだけあり、本当に話しがうまいなあと思いました。
今回も視聴者層にはあまりITに明るくない人もいると聞きいつも以上にかみ砕いた説明をしていただき、とても感謝しています。
わたしもああいうトークが展開したいなあ などとあらためて思いました。