先日、Automagic.fmというポッドキャスト番組で、ゲストとして話してきました。
automagic.fm実はわたしもAutomagic.fmは昔から聞いていて、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のSBCast.もだいぶ参考にさせてもらっています(SBCast.の構成はだいぶAutomagic.fmを参考にしています)。
当初は「ちょっとは技術よりの話もしなくちゃダメかなあ」と思って「地域にエンジニアが関わる意義」についてもっと話さなくちゃなどといろいろ身構えていたんですが、結局ほとんど地域コミュニティのことばっかり話させていただきました。
ただ、結局パーソナリティの長谷川さんも「コミュニティ」という文脈で共有できる話題もあったため、いろいろ見になるお話しもできたかな と。
50分少々の番組ではありますが、たいていのポッドキャスト再生アプリでは音程を維持した再生速度調整機能などもありますので、どうぞ聞いてみてください。
わたしや、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.がやっていること、その根っこ
今回は話しの根幹として、わたしがいつも引用しているグラフを提示し、この状況についての話しを主に行いました(14分半あたり)。
日本で定期的にデジタルトランスフォーメーションが叫ばれているのにもかかわらず、まだ35%近くの人がテクノロジーをまったく使えないのか、この状況についてわたしがなにを考え、どのような行動をしているか。それらについてのお話し中心に進めていきました。
日本にはたぶん、他の国にあるような課題がない。だから、課題解決のためにテクノロジーに手を出す人が少ない。
ただ、テクノロジーに手を出す動機は、課題だけとは限らない。興味を持つものがあれば、今テクノロジーを使わない人も、テクノロジーに手を出してくれるかもしれない。
そのために、「現状のWebコンテンツに興味を持っていない人に向けたコンテンツづくりや、情報発信」を行っていけばいいのではないか。
現在わたしは、そんなことを考えて、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.でイベントを開催している というお話をしました。
いつのまにか情報を俯瞰している
SNS とくにTwitterでは、割とPCパワーユーザーとそうでない人のすれ違いや、そこから起こるトラブルを見かける。
事前にAutomagic.fmのトピックリストを見せてもらってから、「分断は元からあったし、みえるようになっただけマシなのではないか」と思っていたので、本編でもそういう話しをしました(31分あたり)。
ただ、それは「高見さんみたいにマクロな視点で情報を俯瞰してみているから」そう思えるんじゃないか という話しが個人的には衝撃でした。俯瞰できている認識なんか全くなかったし、マクロな視点で見ようなどと思ったことも一度もなかったから。
ただ、実際に話を聞いてみると、その通り、自分の視点は随分他の人たちとは変わってきたんだな と思うと同時に、油断していると今自分がどのくらいのズームレベルで物事を見ているのかが分からなくなるというのは、この話をしていてあらためて思います。
フィルタバブル
そしてもう一つ、フィルタバブルという言葉。実は自分は初耳でした(37分半くらい)。
フィルタバブルの外を見る というのは、たしかになかなか難しい。自分もあらためてその外を見る工夫をしなくちゃなー と思いました。
せっかく今だからこそできる越境を
そして今回も話しているのが、「越境」。地域コミュニティでしか聞かないなと思ったら、まさかさっきのみんなのPython勉強会でもそんな単語が出てきた。
今はせっかくそれがしやすい状況。ITコミュニティの人も、IT技術者の人も、どんどん越境して欲しい(48分半あたり)。
もしヒントが欲しいのであれば、SBCast.のポッドキャストや記事が役に立つかもしれません。
ゲストに呼ばれるって楽しい
そしてなにより、今回感じたのは、「なんだかんだ、ポッドキャストのゲスト出演って楽しい」ということ。SBC.の宣伝や、わたし自身の宣伝もあるのですが、自分の活動についてあらためて第三者の目線から見てくれる というのは楽しい。
第三者目線で話しを聞ける という点では確かに、バーチャルランチクラブなんかもありますが、やっぱり公開音声になった方がこちらも「真面目に話さなくちゃ」という気になりますし、宣伝にもなるので嬉しいです。
今後もなにかまたゲストに呼ばれるような機会があれば、是非お話ししたいので、全国のポッドキャスターのみなさま、お待ちしております。
最後にひとネタ
「もうずっと指振りっぱなしでした」(56分20秒)。
はい。ポケモンネタですね。
ただ冗談みたいな話しですが、これをすると案外トークに詰まったときにいい切り返しが思いついたり、喉まで出かかっている言葉が出たりするので、普段の収録でもやっていたりします。
今後のSBCast.は編集の都合もあり、よほどのことがない限り、横浜市内の人相手でもオンラインを貫く予定ですが、IT勉強会登壇やどこかのポッドキャスト公開収録などで自分が出る機会があったら、指を振ってるわたしが見られるかもしれません。