高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

AndroidのUIがカッコ悪いといわれる理由

ソフトバンクのHTC Desireも発売され、ぞろぞろとAndroid端末もそろってきました。

この間機会があってXperiaをさわってて思ったのですが、Androidって、メーカーサイドで通知バーやホームのデザインをいじったりはできるけど、エンドユーザーサイドでそういうこと、できないんですよね。

以前、IS01の開発者インタビューだったかで、「AndroidのUIはカッコ悪い」みたいな話を聞いた気がします(探してみたのですが元記事は見つかりませんでした・・・)。

AndroidのUIはカッコ悪くなんかないもん、と思ってみていましたが、灰色の通知バーや、白と黒しか選べない(とはいえ、白いアプリをあまり見かけませんが・・・)アプリの背景画面など、わたしは嫌いじゃないですが、見る人が見ればカッコ悪いとしか思えないデザインがあるのは確か。
それをいろんな手法で改善したのがXperiaであり、今度のIS01とかなんだと思いますが、それってあくまでメーカーの考える「カッコいい感」ですよね。「むしろその方がカッコ悪いよ」といわれることもあるわけであって。

Androidって、メーカー側でしかUI部品のデザインを決められないんですよね。
ホーム画面のアプリ一覧の引き出しは、ホームアプリを差し替えればいくらでも変更できますが、それ以外の――たとえば通知バーのデザインとか、引き出したときの背景色、UI部品のルック&フィールはユーザーでは変更できない。


ふとみると、そのくらいの機能、一般のケータイやPCのOSではとっくに実装されてるのです。
一般ケータイでいうならきせかえツールなんかもあるし、Windowsでいうならテーマや、msstyles なんかもある(まあ、後者は一応、サードパーティ製のものを使うにはシステムDLLに修正を加えないといけませんが)。
とくにWindowsのmsstylesなんかは、一般のアプリのUI部品の見た目にすら影響を与えるという、かなり強力なものです。


同じスマートフォンでいうならWindows Mobileだって、テーマの設定でタスクバーやメニューバー、一部UI部品のデザインを変更できます。
それなのに、そんな大事な機能がAndroidにはない。これでは、XperiaのデザインもIS01のデザインも、時期に飽きられてしまうのではないかなあ などとふと思いました。

まあ、わたしが知っているのはHT-03AのAndroid1.6までで、2.1以降はそれに類する機能が実装されているのかもしれませんが。ソフトのデザインなんて人それぞれ好みはあるんだし、もっともっとユーザーサイドでいじれてもいいのになあ と思った次第です。