このブログは映像配信 Advent Calendarの15日目の記事です。
今日はStreamYardについて。SBC.オープンマイクに使っているStreamYardというツールについて、自分の使い方をいくつか書いてみようと思います。
StreamYardとは
StreamYardとは、YouTubeやFacebookライブ、Twitterライブなど、様々な場所に同時に配信ができる配信ツールです。
YouTube配信などを既にやっている人はOBSとおなじポジションにあるツールだと思うと良いです。
さらに、ゲストを招いての複数人同時中継、写真や動画などの共有など、様々なことがわりと簡単な操作で実現可能です。
また、すべてブラウザ上で完結するツールのため、そんなにPCスキルが高くない方にも簡単に参加していただける 非常に便利なツールです(iPhone/iPadの場合Safari以外での配信参加は不可)。
視聴者のライブコメントでの参加
さらに、視聴者がYouTubeやFacebookライブなどのコメント欄に投稿した内容は、StreamYard内のコメント一覧に表示され、こちらから適宜表示することも可能。とても便利なツールです。
ちょっと前までは「日本語の投稿を表示しようとすると、中華フォントで表示されてしまう」という問題がありましたが、最近はそれも改善した模様(上記写真は改善前のもの)。
画面のレイアウトも増えいろいろと使いやすいツールです。
StreamYardのなにがいいのか
StreamYardのなにがいいかというと、なにより万一ホストが落ちても配信が続くということだと思います。
オンラインイベント中心の今になっての最大の問題は、オフィスなどの通信回線にくらべて環境の悪い通信環境で配信をしなければいけないこと。
そのため、急な回線切断やブラウザの配信トラブルなどでホストが落ちてしまう なんてこともたまにあります。
StreamYardは基本的に、スタジオ画面で配信を止めない限りはずっと配信が継続するため、安定した配信を行うことができます。
複数人がホストを行なう場合
しかしながらStreamYardは、複数人でホスト登録を行うことができません。最近はいちおう複数人ホスト機能も解禁されたのですが、それでもホスト人数を増やすのは有料ということで、なかなか人を増やしづらい。こういうところであまり課金はして欲しくなかったなあ という気もするのですが…。
上記機能を使わない場合、ホストを複数人で行えるようにする場合は、メールアドレスを共有するしかなさそうです。
幸いStreamYardにはパスワードという概念がなく、共有するのは6桁のワンタイムパスワードだけなので、ほかのサービスに比べればまだマシ なのかもしれませんが…*1。
StreamYard配信の今後
そんなStreamYardの配信ですが、IT系勉強会などを見ると意外とみかけません。やはりスキルがある人たちはみんなOBSでやってしまうのか?
個人的には事故防止という意味でも、スタッフへの負担軽減という意味でも、StreamYardをお勧めしていきたいですし、使う人がもっと増えて、日本語のノウハウも増えていけば良いなあ などと思っています。
YouTube配信だけでやるならZoomの配信機能もありますし、ReStreamなどのサービスを経由するという方法もあるのですが、もっとStreamYard利用者が増えてくれると良いなあ と思う今日この頃。
*1:ブラウザセッションの全切断にはいちいちStreamYard運営への問い合わせが必要らしいので、面倒ですが…