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SBCast.では、子育て支援拠点の特集をするときが、ときどきあります。とくに「子育て」というカテゴリの活動については、Spotifyのプレイリストでもまとめています。
これらの話しを聞いていて共通しているのは、とくに親子向けの活動を行なっている人の活発さ。
この状況下、様々な活動を行なう団体の様子をうかがう中、なにかしらこの状況にポジティブななにかを感じていらっしゃる方は多いのですが、とくに親子に関わる活動をされている方のパワーには、毎度驚かされています。
つながりたい気持ちがそうさせる
「つながりたい気持ちがそうさせる」とは、以前取材したびーのびーのの畑中さんが言っていました。
子育ての最中は、どうしても行動範囲が狭まる。だからこそ、なんらかの形で外部の人と繋がりたい という人が多い。
そのための繋がる手段がPCのようなデジタル機器になる というのは、なにも不自然なことはないかもしれません。
そして、子育て支援の団体 というわけではないですが、親子に関わるイベントを行なう団体として、プロジェクトOhanaもありました。
「絶対に(オンラインでも)やれることがあると、親が思わないと、子どもたちも萎んでしまう」
必要性があり、さらに、子どもという守りたい存在がいる。その二つが子育て関連の強さの源なんだろうなあ と、思っています。
必要性の強さ
考えてみると、ここ最近インタビューをしている団体は、どこもこの状況にポジティブななにかを感じはじめている。
外出が困難な状態が2年も続き、当初に比べるとデジタル機器を活用する人も増えてきた。
つくづく必要性というのは強いなあ と感じます。
ただ、その状況になっても、地域のイベントに行くとまだそこまでのパワーを持てていない人はいるわけで。
そういう人にどうやって情報を届けていくか というのは、一つの課題だなと思います。
コミュニティカフェとこの状況下は相性が悪い?
最近ずっと心に残っている言葉として、以前近所のコミュニティカフェのインタビューで聞いた「コミュニティカフェとコロナって相性が悪い」という言葉があります。
コミュニティカフェは、対話の機会を大事にする。ただ、この状況下、対面の会話はリスクが伴うため、どうしてもやりづらい。
そういう思いから出てきた言葉なのかなと思います。
ただ、別につながりはじめるのは、オンラインでもできる。
もちろんオンラインだけでは一定以上に仲良くなれないことはあるかもしれないけれど、まずはオンラインできっかけを作ることができる。
そういう意味では、コミュニティカフェは比較的この状況とは相性が悪くないのではないか?
そう思っているからこそ、この言葉が出てきた経緯、この言葉が出てきた理由を、最近は考え続けています。
ただ、オンラインを使って楽しむこと、つながることは、いくらでもできる。ただその可能性に触れられていない人も、まだまだたくさんいる。そんなことは思います。
羅針盤の存在
最近は、様々なオンラインイベントの情報を知る、羅針盤のような存在が足りないのではないか と、思っています。
このあたりについては、先日のSBC.オープンマイク #38でも話しました。
都市型フェスティバル、大規模カンファレンス、対話イベント、雑談イベント、インターネットでは非常に多くのイベントがある。
しかし、それらのイベントの情報にたどり着くのは、容易ではない。
去年はそのような情報を発信するオンラインイベントとして、Peapodというものがありました。
しかしそのような情報発信も今はない。
去年の5月頃、精力的に情報発信をしていた人たちがある程度力を出し尽くし、息切れを起こしているのではないか? と感じています。
こんな今だからこそ、オンラインで何ができるか、どういう取り組みが存在するのか ということを告げる何かが必要なのではないか というのを、わたしは感じています。