高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

オンラインで話すということ

f:id:TakamiChie:20220108164534p:plain ここ最近、オンラインで誰かと話す ということを考える機会が増えてきていると感じます。

先日からstand.fmやラジオトークでそれをネタにして話したり、SBCast.でオンラインでの居場所についての話題を話したり。

オフラインでも居場所の必要性についてはときどき話していましたが、オンラインはオフライン以上に、居場所というものが必要になるなあ と最近話をしていて感じます。

オンライン上の居場所とは

オンライン上の居場所というのは、例えば「イベントがないときにも、なんとなく投稿したり、話しをすることができる場」であったり、毎日などかなり短い間隔で開催されるトークイベントであったり、いろんなものがあると思います。

例えば自分がいつも参加しているみんなのITもくもく会なんかは、個人的にはオンライン上の居場所の一つかな と思っています。

itmokumoku.connpass.com

毎週月木朝8時から2時間行われるもくもく朝会はもちろん、それ以外のタイミングでもなにかを書き込んでそれについての話ができたり、ときどき交流イベントができたり。

もともと技術職に就いているわけではなく、普段技術寄りの話ができる場がない自分にとっては非常にありがたい場所です。

ほかにも平日などほぼ毎日stand.fmなどで行われているライブ番組などは、実質的に誰かの居場所や気持ちをはき出す場所になることもあるでしょうし、その他特定のテーマで何人かが集まっているDiscordやLINEのオープンチャットなどは、オンラインの居場所になり得るかな と。

毎月 などのそこそこに長いスパンでなく、毎週・毎日など、頻繁にアクセスすることが許される場所 というのが、必要なんだなあ と感じます。

オンラインの居場所がないとどうなる?

オンラインでは、どうしても誰かと話すのが必須条件ではなく、オプションになってしまうので、しゃべる機会が少なくなってしまいがち。

実際今年の三が日は、誰かと話す機会 というのがあまりなかったため、ほとんど一人で仕事したり、配信したり ということが多かったように感じます。

そうなるとどうしても自分の中にたまっている気持ちをはき出す機会がなく、鬱憤がたまってしまう。

家に籠もりきりの機会が多くなる昨今、特にオンラインの居場所がなくて鬱憤がたまっている と言う人は増えているのではないでしょうか?

オンラインの居場所を探すには

オンラインの居場所は、オフラインの居場所探し以上に難しい。

ZoomやYouTubeのイベントだけでなく、イベントが開催されている以外のタイミングでもある程度会話が盛り上がっている or 会話することが許される空間が必要になるのですから。

IT系コミュニティだとたとえばconnpassなどでもくもく会を探してみるなんていう手もありますが、ほかのジャンルだとどんなものがあるんだろう?

ただ、最近ポッドキャストDevelopers Summitなどの大規模イベントの場でオンラインコミュニティの話しを聞くことが多いので、そのようなものから積極的に情報を集めてみる なんていうのも手かもしれません。

オンラインだからこその難しさ

居場所になるような場所を探すのは、オフラインでも難しかった。

でも、オンラインになって、それとは違う難しさが増えたような気がしています。

オンラインの場で話しやすい雰囲気作り

例えばせっかくDiscordなどのようなスペースがあっても、関係ないことを話しにくい雰囲気があっては居場所にはなり得ませんし、積極的な会話がなければ結局居場所にはならない。

主催者以外が話しづらい雰囲気ができてしまっても結局、居場所にならない。

とくにオンラインだと、主催者以外の人の投稿が少ないとか、投稿時の表現とかで、オフラインの場以上に勝手に雰囲気が出来ていってしまう なんてことが多いのではないかな と。

オンラインの場で話しやすい雰囲気作りって、結構大変。それができている場所って結構珍しいのだろう と思います。

参加者のスキル的な問題

参加者のスキル的な問題もあるような気がしています。

オンラインイベントといえばどうしてもよく出てくるのがZoomですが、Zoomは有料アカウントを持っている人が自分の意志で部屋を建てる必要があり、逆にそれ以外のタイミングでは話せない。

でもZoom以上に良いツールを見つけられなかったり、そもそもZoom以外のツールを触れなかったりして、結局居場所を作れていない・参加できていない なんて人も見かけます。

また、テキストによる会話が主のLINEグループチャットやSlackなどのサービスを使った場所の場合、話したいことをうまく文章化できない と言う人も少なくないのではないかなと思います。

IT関係のコミュニティではあり得ないことではありますが、そういう技術的な問題で居場所ができない というケースもときどき見かけるな と思います。

オンラインのコミュニティカフェ

「オンラインのコミュニティカフェ、作ってくださいよ」

以前そんな話をSBCast.で持ちかけられたことがあります。

sbc.yokohama

屋外での活動がはばかられるような雰囲気が出てきた2020年3月上旬の話しでした*1

オフラインでの居場所なら、コミュニティカフェやアクションポート横浜のような団体がある。でも、オンラインは・・・?

ITコミュニティはともかく、そもそも探してもそんな場所がないなんていう分野もたくさんあると思います。

そのような人たちのためのオンラインの居場所が必要 というのは、未だ自分の中にも残っている課題です。

とくに自分は、もともとあまり交通の便が良くなく、どこに行くにもそれなりのハードルを感じていた身。今後どこかしらでオフラインの活動が復活するのであれば、その前に、どのようなジャンルにもオンラインでアクセスできるようになっていないと困るな と、思っています。

オンラインで話す場を作るために

結局そんな課題のためになにもできないまま、次回のSBC.オープンマイクでは高城さんと話すわけですが・・・。

www.youtube.com

この状況はまだまだ続く、だからこそ、オンラインの居場所はとても重要になってくる。

誰もが気軽にオンライン上にも居場所を求められるようにしないとなあ と、度々考えています。

*1:当時は今ほどはっきりとした収録体制ができておらず、割とギリギリの収録、ギリギリの編集でした