高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

アニメに見る技術革新のヒント

f:id:TakamiChie:20210617095217p:plain 今回はこちらから。ひさしぶりにこちらでもアニメの話をします。

stand.fm

近未来が舞台のアニメなど、技術的に現行の技術や、それ+αくらいで実現できそうなガジェットが出てくることが、たまにあります。

たとえば・・・

ソードアート・オンラインシリーズ

最近だと、ソードアート・オンラインのナーヴギアや、映画版に出てきたオーグマーなど、ああいうものは見ていてワクワクしますね。

実際映画版などは結構科学的考証も行なわれていたという話しを聞きますし、実際実現不可能なものではないだろうなー と思っています。

実際今のままだと技術的にも、医学的にも結構難しいところはあるとは思いますが*1、さすがに劇中の通りあと2,3年で・・・とはいかなくても、遠くない未来には実現可能なんだろうなあ と。

そのほかにもカメラでゲーム空間のキャラクターや外出できない人をカメラで擬似的に外に出すとか、技術的に面白いものも、ソードアート・オンラインには多数出てきましたね。

アイカツシリーズ・プリティーシリーズ

個人的にはもう一つ注目しているのが、アイカツシリーズやプリティーシリーズにおける、バーチャル空間の扱いです。

とくに実写とアニメの描写がある最新作のアイカツプラネットなんかは分かりやすく、バーチャル空間の中が描かれているなあと感じます。

アイカツプラネットのバーチャル空間は、今でいうならclusterのような、視聴者も出演者もVR空間に入って演技やアクションができるというもの。

cluster.mu

そしてとても興味深いのが、clusterなどと違って、参加者側も参加者同士会話ができたり、思い思いのリアクションを撮ったりすることができる ということ。

定型的なアクションくらいならclusterでもできますが、参加者同士で会話したり、参加者の声援を出演者に届けたり といったことは現状そう簡単にはできない。

VR空間で出演者の演技環境を維持しつつ、観客の声も届ける

VRなどのインターネット空間において、出演者がのびのびと演技できる環境を維持しながらも、観客の声や空気感も残す というのは結構難しくて、このへんは最近オンラインで多数開催されているIT勉強会の課題として挙げられることもあります。

「観客の反応が分かりづらいね」そういう言葉が発表者から漏れることも、少なくない。

もちろんZoomのチャット欄やTwitterのタイムラインなど、フィードバックはいくらでもあるんですが、それとは違う空気感や実際の声 というのは、なかなか感じづらくなったなと思います(わたしはそもそも、オフラインの勉強会で歓声が上がるような発表をしたことがないのであまり実感はないですが…)。

アイカツプラネット等を見ていると、これはバーチャルイベントにおける理想型の一つなのではないか?ということも思います*2

アニメで出てくる技術

これだけ挙げても、アニメに出てくる技術やガジェットが、技術活用の一つのヒントになる なんていうものは、結構ある気がします。

アイカツプラネットなんかだとあとは、よく出てくるガラス板のコンパクトなタブレットもしょっちゅう出てきますね。あれが学生に普及するくらい安価に手に入る社会というのもいいなあ と、見ていて思っています。

こういう視点の話はソードアート・オンラインのようなSF要素のあるアニメ以外ではあまり話題に上らない気がしますが、もうちょっとこのへんの話しもしてみたいなあ なんて思うところです。

*1:ナーヴギアは脳からの信号を体に伝えずゲーム内に送信するなんてことをしてますし、オーグマーも液晶がないので、脳に直接映像を送ったりしてるでしょうし

*2:こちらは劇中で、その辺のシステムが語られることはありませんが…