8月14日(火)は、さくらWORKS<関内>で開催されていた政策デザイン勉強会 Vol.51にスピーカーとして参加してきました。今回は子どものプログラミング教育についてということで、横浜市内のプログラミング教育について ということで、各地の活動事例の紹介のスピーチがいくつか。
都筑区の活動などには最近あちこちで話題の82歳のiPhoneプログラマ、若宮正子さんも講師として参加されているようで、大変だなあ と。もっと自分でやりたいこともあるんでしょうに と 思いました。
さて、わたしもそんな中の一人ということで、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.で行っているプログラミングに関する活動を紹介しました。資料は以下の通り。
今回は5分ということで簡単に。なお、資料中の集中線については以下サイトのものを利用させていただきました。PNG形式の白黒で使いやすかったです。
常々言っていますが、わたしはプログラミング教育の前に、大人の学習環境の整備が必要だと思っています。
子どもの環境を作るのは周りの大人です。いくら本人に素質があっても、まわりに環境がなければ能力を伸ばすことができませんし、正当に評価する大人がいなければ、その能力を活かしたいと思える環境ができません。
特に、日本はある程度PCのスキルが高い人も、まったくスキルが無い人も、両方多いというちょっと特殊な国*1。この環境では、「プログラミングの才能を持っている子どもたち」はもちろんのこと「その子どもたちの活躍を邪魔しない大人」がなによりも必要になるのではないか と、常々考えています。
この観点については参加者の方にもあまりなかったようで、その後には反響もありました。今後の活動に関わってくれる方が出てきてくれればいいのですが。
Twitterでの反響
ところでこの件について、ぼちぼちTwitterでもつぶやいていたところ、思った以上に反響があったようで。
子どもがプログラミングをやるようになって、最も最初に直面する「技術に正当な評価を下してくれない人」は「将来の職場の上司」なんかじゃなく、「担任の先生」である可能性があるのか…。
— 高見ちえたん (@TakamiChie) 2018年8月14日
やばいなそれ。
8月16日(木)22時38分現在5,560RT+9,477いいねもされています。いつもの自分ではそうそうありえないことですね。
返信を見ていると、やはり正確に評価できないことを危惧している方が多いなあ という。しかし自分の学校生活を思い出す限り、習ってないことをやったからと言って怒られるということはあまり記憶にないのですが(とはいえ、自分自身学力は下から数えた方が早いくらいだったので、自分がそんなことを知らなかっただけ という可能性はありますが)、あまりにあちこちで聞くのでやはり最近の学校ではそういうものなんだろうなあ と。
それだけ教師のスキルに差がある という状況も、よろしくないのだろうなあ とは思いますが。
大人のための学習環境
大人のための学習環境なんて、探してみれば確かに、いくらでもあります。書籍もありますし、ストアカなどのように 対面で学べる環境もあれば、Schooやドットインストール、Udemyなどのように動画で学べるものなど、様々なものがあります。技術者のブログやIT系勉強会などで勉強していく なんていう手もあるでしょう。
しかし、それらで勉強するには、最低限のベースの知識が必要になります。それはたとえばITツールの基礎知識だったり、そのコミュニティの文化だったり、プログラミング環境における不文律だったり。それらの知識がない人には、そもそもどこから学べばいいのかわからなくなってしまう ということも少なくない。
わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.はそのような人のための学習の場を提供していきたい と思っていますし、わたし個人としてもいろいろな方法で情報を発信していければと思っています。
情報を発信していくためには
まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として、もっともっと学習の場を提供していくために、情報を発信していくためには、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.にはまったく人がいない状況です。IT知識の普及のためにしなければいけないことはたくさんあるのですが、既存のイベントの準備に追われることも多く、できていないイベントも多い。
だからこそ、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.では引き続き参画者を募集しています。SBC://やFacelookなどのイベント運営・告知などの手伝いだけでも、ブログレポートを書くだけでも、なんでも構いません。是非関わっていただければなと思います。今しばらくはお金にできない活動がほぼ全てになってしまうと思いますが…。
そんなわけで、今後もまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.をよろしくお願いいたします。