さて、表題の通りですが。
6月7日(木)青葉区の美しが丘西地区センターで開催された、スマートフォン超初心者講座にサブ講師として参加してきました。
こちらは、もともとNPO法人 まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の理事長、山口さんが依頼されていた講習会の一つで、最初にスマートフォンの使い方や特徴などの一般的な話+後半は実際にみなさんが持っている端末のお悩み相談。
内容としてはわたしが以前、南区南センター・南寿荘で開催した、タブレット教室にわりと近いかもしれません。
わたしは主に後半の質問コーナーでの質問受付がほとんどでしたが、やはりどこでも、この辺の疑問質問は多いものだなあ と。一時間弱の短い間にもたくさんの質問が上がってきました。
当日の内容
当日見かけた端末
当日出た質問に行く前に、とりあえず今回の端末について(わたしも遠目から見ただけなので、正確性は低いです)。
- 参加者 15人
- iPhone 7人
- MIRACH(au) 1人
- シンプルスマホ(ソフトバンク) 2人*1
- らくらくスマートフォン(docomo) 1人
- 未所持 2人
ほか、機種不明2人。ふらっとステーション・とつかなどだと(価格面から?)圧倒的にAndroid端末(とくにAndroid One機種)が多いのに対し、珍しくiPhoneが非常に多かったです*2。
まさかのMIRACHユーザーがいたのには驚きました。WikipediaによるとMIRACH発売は7年前(2011年9月)、特にこのような地区センターにいらっしゃる方はびっくりするほど物持ちが良いです*3。電話とメールしかしないからこれでよいとのこと・・・ で、あれば、別にガラケーでもいいと思うのですが*4。
いちおう今回は、その辺の流れも汲んで、「無理にスマートフォンに変える必要はありません。どうしても変えたくなければ少ないながらもガラケーはあるのでそれを選ぶのもいいですよ」という話をしておきました。
まあ実際こういうのは、機種変更を検討する本人だけでなく、家族含みでスマートフォン以降の必要性と回避策を知る必要があるのですが…*5。
今回スマートフォンを所有していない方は、タブレットやPCを持っている方も多いため。もしもう少し時間があればその辺にももう少し深く突っ込みたかったところですが、さすがにそこまでは時間がなかった。
当日出た質問
で。当日出た質問を記憶の限り。
写真を印刷するにはどうすればいいか?
今回コンビニプリントなどの存在は既に知ってらっしゃる方が多かったので、その使い方を。 といっても、店頭の印刷機の使い方は店舗ごとに大幅に違うので、「詳しくは店頭端末の文章を読んでください」としか言えないのですが。
写真などの印刷については割とふらっとパソコン道場でも耳にする質問です。今回はコンビニプリントだけでしたが、時間があればノハナなどのフォトブックサービスについても紹介したかったところです。
携帯電話は有害か。
主に心臓ペースメーカーとの影響に関して。この辺はひとえに総務省の告知不足(?)という気がしますが、調査結果についてや実際の変化(電車の車内アナウンスなど)についての話をすると納得していただけたようで良かった*6。
今思えば「もしかしてSAR値の話かな?」と思いましたがまあそこまで突っ込んだ話ではないでしょう…。
スマートフォンへの移行は必須か?
前述の話。デモ機として携帯しているGRATINA 4Gをお見せして、お話ししました。
こちらのガラケーについては「ガラケーもどき」と称する記事も見かけますが、考えてみたらどの辺が「もどき」なのかイマイチ微妙です。
今までの携帯電話だって、Linuxであったり、Symbianであったり、特に後半はオペレータパックであったり、KCP+であったり、なんらかのOSをベースにして提供されていたわけで。
それが今更、ベースOSをAndroidに変えたところで、考えてみればそれほど驚く話ではないのではないか などと思います。まあ、Linuxの上に載っているソフトウェアの量で言えば、Androidベースのほうが断然多いはずではありますが。
LINE関係(と、いうより結局Playストアアカウントについて)
LINEを使いたいというらくらくスマートフォンユーザーからの相談。見せてもらったらくらくスマートフォンは、Playストアの入っている最新のらくらくスマートフォン*7だったので、一見大丈夫だとは思ったのですが、Googleアカウントが入っておらず、そこから先が案内できませんでした。
Google Play対応のらくらくスマートフォンを購入する人には、ドコモショップはアカウントの取得サポートなど行っていないのでしょうか…。
今回の短時間ではアカウントの取得までは紹介できませんでした。この辺はどこかでなんらかのフォローが必要だなと感じました。
今後に向けて
実は本日6月8日(金)もパソコン相談受付に行ってきたのですが(寝るまでが今日です)、やはりこの辺の情報は、このような地域の方に届く範囲には全くないなあ と感じます。たしかに動画などでの情報発信は、携帯電話関連各社のみなさんも頑張っているようではありますが…。
わたしとしても、そのような人に向けた情報発信はもちろん、地域情報紙への組込みなどいろいろな方法を試していく必要があるなあ と感じました*8。
もちろん情報発信中に自分に経済的負担が集中しないよう、なんらかの収益化策も模索する必要がありますが。
*1:シンプルスマホとMIRACHは非常にデザインが似ているので、見間違えたものもあるかも
*2:まあ、本来であればこれが一般的なのでしょうが
*3:こことは別の場所ですが、IS03(2011年4月発売)も数ヶ月ほど前に見ました。びっくりですね
*4:当時はそこまでAndroid推しもなかったようには思うのですが…
*5:特に高齢者の場合、本人が知っていても、子どもたちの勧めでらくらくスマートフォンやその他のスマートフォンにしてしまう というケースを時々見かけるため
*6:ついでに未だに「優先席付近では携帯電話などの電源をお切りください」というアナウンスが流れる横浜市営バスが通ってない青葉区で良かった
*7:らくらくスマートフォンは非常に厄介な端末で、ほとんどアプリが入ってないし入れられない初代らくらくスマートフォンと、LINEやドコモマーケットからのみアプリをインストール可能な二代目と、Google Playまで入っており実質「見た目が違うだけのAndroid」になっている三代目のらくらくスマートフォンと三種類があります(Google Playのアイコン有無や、UIの配色などで見分けることは可能)。
*8:特に高齢の方は区報や市報などの地域情報紙についてはよく読んでいるようで、ここに載せた情報と載せなかった情報で認知度に大きな差が出ます