高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

コワーキングスペースのこれから

f:id:TakamiChie:20211127144439p:plain このブログはコワーキングスペース Advent Calendarの3日目の記事です。

adventar.org

なお、わたしは利用者側です。

先日、078Kobeという都市型フェスティバルで、神戸のコワーキングスペースの半歩先の未来を考える というトークセッションがありました。

2021.078kobe.jp

内容としては、コワーキングスペースの利用者や運営者などの立場で、これからのコワーキングスペースに何が必要なのか を話しあうというもの。

当日の動画はYouTubeにも掲載されておりますのでどうぞご覧ください。

コワーキングスペースの使い方・使われ方

さて、この話を聞いて、自分や身の回りの人のコワーキングスペース活用事例を思い出していました。

コワーキングスペースの使われ方は、大きく以下の2種類くらいだと思っています。

  • 出社の必要性はないが、自分の家で仕事ができず、仕事ができる場所を探しているから来た。
  • 出社の必要性はなく、自分の家でも仕事ができるが、次のイベントの隙間時間などの家に戻る時間がないから来た

わたしは基本的には後者の方で、家で仕事ができる(というかそもそもオフィスがない)ので、次のイベントの隙間時間などが微妙に長いときに使っていました。なので、この状況下だとそもそも外出の用事がないのでコワーキングスペース自体を使うこともない という感じ。

ただいっぽう、SBCast.などで取材をしていると聞くのは前者の方で。子どもがまだ小さい、通信回線が細いなどの理由でコワーキングスペースを利用しているという人もぼちぼちいらっしゃる。

ちょうど以前お話を伺ったYahooアカデミアの石塚さんは、コワーキングスペースから登壇されてましたね。

sbc.yokohama

なんだかんだリモートワークも一般化しつつあり、別に出社する必要なんかないじゃん という方もいらっしゃる中、そういう用途でコワーキングスペースを使う人も少なくないだろうなと思います。

自分にとってのコワーキングスペース

ただ、自分にとってのコワーキングスペースは、あくまで「次のイベントの隙間時間などに行く場所」で。とくに今となってはそもそも行く必要のない場所だったりします。

ただ、今回の078Kobeの話しを聞くと、「おなじジャンルの仕事をしている人と協働する可能性を生み出す場」という方向の活用についても結構語られていたようで。そういう使い方もあるなあ と感心して聞いていました。

そういえばまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.でたまにイベントをやらせてもらうWeWorkなんかもそういう方向性でコワーキングスペース提供をやってたなあ。

繋がる可能性がなければ行く必要性がない人

実際リモートワーク環境も長くなり、家に仕事部屋があるという家庭も出てきたり、リモートワーク環境が確立されてきた家庭もあるのではないかと思います。

そうなるとわたしみたいに「コワーキングスペースでなければ得られないメリットがなければ、わざわざ出向く必要がない」という人も出てくるのではないかなあ という風には思います。

そんな今、あえて繋がる可能性を前面に押し出したこのようなコワーキングスペースもあっていいのではないかなあ という風には思います。

とはいえ、そんな業態を選べるほどコワーキングスペースを沢山建てられるわけではない というところもあるわけで、そういうところでコワーキングスペースはどうあるべきか というのは気になるところですが。

繋がる可能性があるから行っている人、純粋に作業したい人。両方満足させなくちゃあいけないのがコワーキングスペースのつらいところだ。覚悟は良いか?

コワーキングカフェという存在

一方、最近はコワーキングスペースの機能を持ちつつも、コミュニティカフェ的なまったりできるスペースも併設している、コワーキングカフェという存在もある。

横浜市保土ケ谷にあるコワーキングカフェKikcafeなんかもありますし、話しを聞いている限りだと川崎にある鹿島田DAYSや大宮のコワーキングスペース7Fなどもそのような性質を兼ね備えているのかなあ という感覚があります。

仕事というものが多様化しつつあり、いろいろな人との関係性を作ることが重要でなっている今、そのような、「仕事をする人としない人が一緒にいる場」を作っていくことも、コワーキングスペースとして重要なんじゃないかなあ などと思ったりはします。

個人的には地区センターがコワーキングスペースやれば良いのに という気もする

ついでにこちらはかなり昔から思っていることですが、コミュニティハウスやケアプラザなど、地域の公共機関がコワーキングスペースをやってもいいのになあ とは思います。

たびたび配信で言っているようにうちは本当に交通の便の悪いところで。最寄り駅までは徒歩だと40分弱あり、バスでも徒歩含めて20分弱、そう簡単にどこにもいける立地じゃない。

そんな自分でも比較的楽に行ける場所にコワーキングスペースがあればなあ と思うことはあります。

地区センターなら、大抵2,3町内会に一つはある。そういうところでコワーキングができれば、わたしもコワーキングスペースに通う世界はあったかもしれないなあ と。思ったものです。

費用面などいろいろ難しいところもあるんだろうとは思いますが、いずれ実現しないかなあ などと思ったりしています。

繋がれる場所であり、仕事もできる場所であり

コワーキングスペースは、いろいろな可能性を持つ場であると思います。仕事もできる場所であるし、誰かと繋がれる場所である。あくまで場所が主体なのでそこまで価格も高くない。

これからいろいろな方がたぶんこのカレンダーに記事を書いていくことになると思いますが、そのような記事からあたらしいコワーキングスペースの形が生まれていけばいいなあ などと思う今日この頃です。