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最近SBCast.で収録していたり、オンラインイベントで話していると、「交流の中心はやっぱりオフライン」という意見をとてもよく聞きます。
たしかにオフラインでしかできないことは、とても多い。
パッと思いつくだけでも、実際にものを見せたり、触ってもらったりすることはオンラインではできないし、多くの人がいる場でひそひそ話をしたりといったことは、オンラインイベントではやりづらい(プライベートチャットもできますが、どうしても声に比べると反応が遅くなってしまいます)。
ただ、個人的には交流は、少なくとも始点はオンラインからはじめたいと思っています。
オンラインでの交流のメリット
個人的にはオンラインでの交流には、つぎのようなメリットがあるとおもっています。
- 移動時間がない
- 交流のノイズがない(荷物重いなあとか、立ち疲れたなとか、相手を座らせなくて良いのか?とか、交流と関係ないことを考えずに済む)
- 空間のノイズが最小限(飲み会の喧噪などがない)のため、声が聞きやすい
- 参加者内に喫煙者がいても、煙を気にしなくて良い
- デジタルデータを見せる場合、画面共有により鮮明に見せることができる(オフラインだとどうしてもPCなどを持って見せる形になってしまうので、最適な形で見られなかったり、そもそも見られないことがあったりする)。
とくに移動時間がないというのは個人的には代えがたいメリット。わたしの家は交通の便がよくないのもあり、どんなに近い場所でも大抵片道30分はかかってしまう。
対してオンラインイベントだと移動時間がほとんど要らない。比較的処理に時間がかかるZoomですら10秒程度でコミュニティに入れてしまう。これは大きいなあ と思っています。
オフラインでの交流は次のステップ?
たしかにオフラインでしかできないことはたくさんあるけど、それをするのはある程度オンラインで仲良くなってからで良いのではないか?
オンラインの交流スペースで出会って、意気投合して、その先にオフラインでの交流がある くらいがいいのではないか?と思います。
オンラインでの交流はとにかく、緩いつながりが作りやすい。
なんとなく「ああ、こういう人がいるんだな」程度のつながりであればすぐにつくれる。
その先が作りづらい という話しはよく聞きますが、それだって別に、mocriやDiscord、Twitter spacesなどのようなオープンな場所で会話をすることはできる。
なにもZoomみたいに、音声も、映像も、今ネットで送受信できるすべてのものが揃ってるツールを使わなくても、オンラインで仲良くなる方法はたくさんあるのです。
そうやって仲良くなって、その次の段階でオフラインで会うという選択肢が出てくる そんな感じの交流の仕方もいいのではないかと思っています。
たいていのものはオンラインとオフラインを経由する
個人的には、多くのものはオンラインとオフライン、両方を経由することでよりよいものになる と思っています。
だから、オフラインで出会った人とは、オンラインで会えない時間を補完することでよりよい関係を作れるようになる。
逆に、オンラインで出会った人とは、オフラインで会うことで更に仲良くなれる。そうやって両方を選択できるようになればいいのではないか。
ただ、オフラインで会える人の人数は、どうしても限られてしまうし、結局そうやって話しているうちに「やっぱり相性が悪かった」なんてことにもなりかねない。
だからまずはオンラインで会って、仲良くなった後にオフラインを考える くらいでいいのではないかと思っています。
自分は交通の便が悪いだけだけど・・・
最近自分は「もし足が不自由などで動けなかったらこんな感じなのだろうか」と思います。
自分は確かに、交通の便が悪いので移動しづらい。でも、移動しようと思えば動ける。
ただ、そもそも足が不自由な人などは、移動自体が困難だったり、危険だったりする。
そんな人であれば、多くの人がオンラインを軸に行動しているこの状況をどう見るだろうか。
だからまずは、足が不自由になったつもりで、まずはオンラインだけでどこまで仲良くなれるか ということを考えてみても良いのではないか?と、最近わたしは思います。