高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

まちづくりとゲーム

このブログエントリーはまちづくり Advent Calendar 2019 - Adventarの24日目の記事です。

さて今回は、まちづくりとゲームについて。

わたしは時々Twitterなどでもぼやいていますが、地区センターなどの公共機関に、PS4やSwitchなどのデジタルゲームを置きたい と思っています。

最近地域コミュニティを見ていると、昔のコマやメンコなどといった遊びはちょくちょくイベントのネタに使われるのですが、最近のものは全く取り上げられない。

設備が揃えられないとか、ハンドリングできるような人が地域に居ないとか、いろいろな理由はあると思うのですが、とにかくまったく取り上げられない。

たぶんほぼすべての子がどこかしらで触れることになるデジタルゲームに、外部イベントで全く触れる機会がないというのは、ちょっと勿体ないな と思うのです。

ゲームと正しく付き合う方法を身につけるため

理由の1つは、ゲームと正しく付き合う方法を身につけるため。

最近いわれているとおり、ゲームは人に悪影響を与える可能性もある。最近ではゲーム依存などといった言葉もありますし、ゲームシナリオから悪影響を受けるということも、ないわけじゃない。

だからこそ、親も子も、周りの人も状態が分かる場所で、その善し悪しを体感する必要がある というのがひとつ。

ゲームの良いところを、最大限活かすため。

最近YouTubeで、「ゲームさんぽ」というシリーズの動画をよく見ています。ゲームを、ゲーム内の事象となんらかの関係がある人(気象予報士歴史学者など)と一緒にプレイして、そこから様々なものごとについて話し合う という動画。


ゲームさんぽとは

これを見ていると、デジタルゲームをきっかけに深掘りできることってとても多いんだな と実感します。

もちろんここまでしなくても、ゲームを通して学べることってたくさんある。RPGから戦略を学んだり、落ちものパズルから判断力を身につけたり。ゲームは言語化が困難なスキルを育てるのに適した環境だと思います。

それをより多くの人が居る環境で、より学びにつながりやすい環境でやれれば良いのではないか というのがひとつ。

多世代が交流する1つの手段として

そしてもうひとつは、他世代が交流する手段の1つとして。

地区センターなどを見ていると、結構来る層が限られている。

  • 小学校低学年以下の子ども
  • 70代以上の高齢者

学校が近くにある場所だと、これにその学校の生徒が追加される程度。

けっこう来る人が限られている。

ゲームをきっかけに、それ以外の層が来るようになれば、世代を超えた交流のきっかけになるし、独居の人の交流の機会にもなる。

最近は高齢者向け施設でゲームをやるという話も聞きますから、高齢者の健康維持にも役に立つかもしれませんね。

地域の人たちの交流を増やす一つの手段として、ゲームが使えるのではないか というのがあります。

ゲームではじまる可能性

もちろんほかにも、そもそも最近のゲームはできる環境が限られている*1というのもありますが、地区センターなどの公共施設にゲームを置く というのは、いろいろな可能性がある とわたしは思っています。

ゲームというものに、みんながより適切な距離感で付き合うことができるよう、ゲームというものがより適切に評価されるような環境をつくっていければいいな と、わたしは思っています。

でも、自分のゲーム環境を持ち込めるかどうかを考えると、据え置き機のゲームはちょっと厳しいのかな?

*1:リングフィット アドベンチャーなどのように四方に多少動いても問題の無いスペースが必要だったり、二人以上のプレイヤーがそばにいる必要があったり