現在クリップボードの履歴ツールに、Clipboard-Historyというものを使っています。
クリップボードの履歴ツールとは、クリップボードにコピーしたテキストを記録し、履歴から貼り付け可能にしてくれるというソフトです*1。そのほかにも、多くのソフトは定型文を挿入してくれる機能もあり、文章を書いていると割と重宝するソフトです。
このソフトはWindowsストアアプリ版やデスクトップ版など様々なバージョンがありますが、だいたいできることは同じです。
このソフトは、定型文に簡単なコマンドを埋め込むことができ、クリップボード文字列の行頭に引用符を追加したり、文字種を変換したりと、結構柔軟なことができます。また、外部プログラムを呼び出すこともできるため、やろうと思えばかなりなんでもできてしまう。
別の定義ファイルを読み込めることに気付いた
で、このソフト自体は割と半年ほど前から使っていたのですが、最近この定型文の設定ファイル(Config.txt)から、別のファイルを読み込みメニューの一部にする ということができるのを、今さら発見しました。これをすることで、定型文定義ファイルを軽くしながらも、いろいろな定型文を定義することができる。
ということで、最近別口で使っていたRe:Viewという書籍作成用のフォーマットのブロック文用の定型文ファイルを作ってみました。外部ファイルに分離できると、こうやって一部の定型文を公開する なんてこともできるようになるのが便利ですね。
Config.txtと同じフォルダにファイルを置き、Config.txtからInclude文で読み込むことで利用できます。
+reviewタグ(&R) @include=reviewkwds.txt ..
こうやって以前から使っているソフトの新しい使い方に気付く というのは、たまにありますがなんだかうれしいですね。
定型文を複数PCで共有する
さて、ついでにそんな定型文を複数PCで共有したい というとき。
このClipboard-Historyの設定ファイルはすべてテキストベースなので、 BunBackupなどの汎用バックアップツールでクラウドストレージと定期的に同期をとるようにすれば、とりあえず複数PCで定型文を共有できるようになります*2。
ほかにも外部ツールの呼び出しでスクリプトを呼び出せば、Markdownの変換など用法次第でかなりテキスト入力が楽になります。