高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

Clipboard-History

現在クリップボードの履歴ツールに、Clipboard-Historyというものを使っています。

forest.watch.impress.co.jp

クリップボードの履歴ツールとは、クリップボードにコピーしたテキストを記録し、履歴から貼り付け可能にしてくれるというソフトです*1。そのほかにも、多くのソフトは定型文を挿入してくれる機能もあり、文章を書いていると割と重宝するソフトです。

このソフトはWindowsストアアプリ版やデスクトップ版など様々なバージョンがありますが、だいたいできることは同じです。

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このソフトは、定型文に簡単なコマンドを埋め込むことができ、クリップボード文字列の行頭に引用符を追加したり、文字種を変換したりと、結構柔軟なことができます。また、外部プログラムを呼び出すこともできるため、やろうと思えばかなりなんでもできてしまう。

別の定義ファイルを読み込めることに気付いた

で、このソフト自体は割と半年ほど前から使っていたのですが、最近この定型文の設定ファイル(Config.txt)から、別のファイルを読み込みメニューの一部にする ということができるのを、今さら発見しました。これをすることで、定型文定義ファイルを軽くしながらも、いろいろな定型文を定義することができる。

ということで、最近別口で使っていたRe:Viewという書籍作成用のフォーマットのブロック文用の定型文ファイルを作ってみました。外部ファイルに分離できると、こうやって一部の定型文を公開する なんてこともできるようになるのが便利ですね。

Config.txtと同じフォルダにファイルを置き、Config.txtからInclude文で読み込むことで利用できます。

+reviewタグ(&R) 
    @include=reviewkwds.txt
..

こうやって以前から使っているソフトの新しい使い方に気付く というのは、たまにありますがなんだかうれしいですね。

定型文を複数PCで共有する

さて、ついでにそんな定型文を複数PCで共有したい というとき。

このClipboard-Historyの設定ファイルはすべてテキストベースなので、 BunBackupなどの汎用バックアップツールでクラウドストレージと定期的に同期をとるようにすれば、とりあえず複数PCで定型文を共有できるようになります*2

ほかにも外部ツールの呼び出しでスクリプトを呼び出せば、Markdownの変換など用法次第でかなりテキスト入力が楽になります。

*1:いちおうテキスト以外のものを保持してくれるソフトもありますが、大抵はテキスト保持のみ

*2:本当はもうちょっとちゃんとしたツールを作ったほうが、うっかり上書きも防げるし、新しいPCでの展開も楽になって良いのでしょうが