高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

3月最終週・4月第1週のポッドキャストまとめ:テクノロジーと日常、コミュニティ、そしてゲームの自由さについて考えた一週間 - ちえラジChatダイジェスト

この話のマインドマップ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

ちょっとした出張の話

月曜日は岩手県の出張の話

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この出張は、SIDE BEACH CITY.の関連で、既に岩手で活動されている方の支援という形になります。

具体的には、自治体でのソフトウェア活用に関するアドバイスなどが中心になる予定。わたし自身は、高度なプログラミングやシステム構築のスキルがあるわけではありませんが、様々なソフトウェアを組み合わせて環境を作る経験は豊富ですし、プログラミング講師としての経験もあります。ですので、ソフトウェアの選定や活用方法、考え方といった面で貢献できるのではないかと考えています。

ただ泊りがけで遠方に出かけるのは本当に久しぶり。服や洗面用具といった物理的な準備はもちろん必要なのですが、わたしが個人的に心配しているのは、実は作業環境です。

特にちえラジChatのような毎日の配信に使っている環境はWindows専用のものが多く、出先でそれらが使えないとなると、どうしたものかと…。

もちろん、タイムスケジュールを工夫すれば何とかなる部分もあるとは思うのですが、毎日のこととなると、やはり不安は残ります。

これはわたし個人の問題だけでなく、今後、様々な場所で活動する人が増えていく中で、よりスムーズに作業できるような仕組みづくりが必要だなと改めて感じさせられました。

わたし自身の経験を通して、他の人がもっと活動しやすくなるようなヒントが見つかれば、とも思っています。

  • 久しぶりの泊まりを伴う遠方への出張であるため、物理的な準備(衣類など)が必要であると感じている。
  • ただそれ以上に、普段「ちえラジChat」の収録で使用しているWindows専用のソフトウェア環境が出張先で使用できない可能性に不安を感じている。
  • 今回の出張を機に、他の人がより活動しやすいようなリモートワークの仕組みづくりにも貢献したいと考えている。

AIはプログラミング知識ゼロでも使える? - テクノロジーとの向き合い方

火曜日は、プログラミング知識のない人にAIコード生成は使えるか?という話

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最近のAIは本当にすごくて、「こんなプログラムを書いて」とお願いすると、かなり的確なコードを生成してくれます。

わたし自身も、数学的知識が必要な動画関連の処理などの苦手な分野のプログラム作成や、ちょっとした自動化スクリプト作成にAIの力を借りることがあります。

ただ、巷で聞かれる「プログラミング知識ゼロでもAIでコーディングできます!」という言葉には、正直なところ疑問を感じています。

わたし自身の経験から言っても、ライブラリの呼び出し方が古かったり、コードの書き方が非効率だったり、あるいは事前準備が必要だったり…。

AIが生成したコードがそのままコピペで動くことは稀です。

もちろん、AIの生成結果を見て「こんなことができるんだ!」「こんな書き方があるんだ!」と驚き、学ぶことは非常に有益だと思います。

AIやコンピューターの可能性を知るきっかけとしては素晴らしい。でも、それを知識ゼロの人がいきなり使って、本当に大丈夫なのか?安全なのか?と言われると、わたしは「ちょっと待って」と言いたくなります。

  • AIの生成するコードは概ね正確だが、それが即座に実行可能であることを意味するわけではない。
  • ただし、AIによるコード生成の結果を見ることで、新しい技術や書き方を知るきっかけになるというメリットもある。
  • AIによるコード生成の可能性を感じつつも、過度な期待や安易な利用には注意が必要。

コミュニティ運営のリアルと「街の実験場」という発想

4月2日(水)は、SBCast. #139 の振り返り

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渡辺さんのお話の中で特に印象的だったのは、「コミュニティ活動とお金をいただくことで生じる責任は、相性が悪いのではないか」という点です。

仕事としてお金を受け取れば、当然そこには責任が伴います。それは自由な活動とは少し異なってきますよね。わたしも様々な活動を通して、これは痛感していることです。

街を「実験の場」として使う、という発想。これ、すごく大事だと思うんです。

でも、これまでの日本では、個人レベルでそうした活動をするのは難しかったのかもしれません。会社のような大きな組織でないと、なかなか実験的な試みはできなかった。

だから、生まれてくるアイデアも、どこか画一的になってしまっていたのではないでしょうか。もっと個人が自由に「実験」できる場が増えれば、若い人たちにとって魅力的な、面白いものがもっと生まれてくるのではないか、とわたしは思います。

  • ゲームを作る人たちのコミュニティである讃岐GameNの活動、特にゲームが年代を超える繋がりを生む力について共感。自身が山手縁乃庭でゲームを軸とした子供たちの遊び場を作っている経験からも、その意義を深く理解している。
  • 香川県でこのような活動が行われていることの意義を改めて強調。
  • 地域コミュニティと比較して、ITコミュニティのオフライン活動はまだ不足している可能性に言及し、今後さらに深く双方のコミュニティを観察していきたい。

「録音禁止」ルールは今の時代に合ってる? - アクセシビリティの視点から

木曜日のフリートークでは、「録音禁止・録画禁止」というルールについて

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イベントなどでよく見かけるこのルールですが、AIによる音声文字起こしや、ビデオ通話による遠隔支援などが当たり前になってきた今、少し古くなっているのではないかと感じるのです。

例えば、聴覚情報を文字情報として認識するために録音・文字起こしツールを使っている人や、視覚情報を読み上げソフトで理解するためにカメラを使う人がいるかもしれません。

あるいは、会議の内容をAIボイスレコーダーやそれに類するアプリで録音・文字起こしし、後で内容を整理したり、要約を作成したりする。

これは、記憶力の補助や業務効率化のために、今後ますます増えていく使い方だと思います。

もちろん、転売や競合への情報漏洩など、録音・録画された情報が悪用されるリスクがあることは理解できます。

しかし、だからといって一律に「禁止」としてしまうことで、情報を得るためにテクノロジーの助けを必要としている人々のアクセスを妨げてしまう可能性があるのではないかとも思うのです。

わたし自身、最近、識字障害など、特定の情報の認識に困難を抱える方とお話しする機会が増えました。

そうした方々のことを考えると、「録音禁止・録画禁止」というルールが、彼らの学びや参加の機会を奪っていないか、改めて考える必要があると感じています。

ルールが作られた背景にある本当の理由(例えば「無断での公開禁止」「商用利用禁止」など)を明確にした上で、プライベートな利用やアクセシビリティのための利用は認める、といった柔軟な対応が求められる時代になっているのかもしれません。

  • AI技術の進化によって、従来の録音・録画の概念が変化していることに課題意識を持っている。
  • 情報へのアクセスや理解における公平性の観点から、既存のルールの見直しを強く訴えている。
  • 多様なニーズを持つ人々への配慮が不足している現状に懸念を感じている。

ゲームのやり方はもっと自由だ! - 子供たちから教わったこと

金曜日は、週替わりテーマ「ゲーム」について。「ゲームのやり方って思った以上に自由だな」と感じたエピソードをお話ししました。

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山手縁乃庭で普段から子どもたちがゲームで遊んでいる様子を見ていると、大人の常識とは全く違う楽しみ方をしていることを最近感じます。

一人用のゲームを複数人でワイワイ言いながらプレイしたり、特定の場面だけ交代したり。

『あつまれ どうぶつの森』も、縁乃庭の共有データで、誰かが操作しているのをみんなで見守り、時々交代しながら遊んでいます。

大人の感覚だと「一人用ゲームなのに…」とか「ストーリーを進めないと…」と思ってしまいがちですが、子どもたちにとっては、クリアすることやストーリー進行が必ずしも最重要ではないようなのです。

ポケモンでひたすら落とし物を拾い集めたり、あつまれどうぶつの森でいつまでもテント暮らしだったり。

子どもたちの遊び方を見ていると、「ゲームの目的はクリアすること」という考え方は、もしかしたら大人が勝手に作り上げた固定観念なのかもしれない、と思えてきます。

子どもたちの自由な発想に触れて、わたしは、ゲームの遊び方は一つではないし、クリアを目指すだけが楽しみ方ではない、ということを改めて認識しました。

大人の価値観を押し付けず、それぞれの自由な楽しみ方を尊重することが大切なんだな、と子どもたちから教わった気がします。

  • 子どもたちの自由なゲームの遊び方から、固定観念にとらわれずにゲームを楽しむことの大切さを再認識。
  • 大人がゲームの目的や遊び方を限定的に捉えがちであることに気づかされた。
  • 子どもたちの遊び方を通して、ゲームの新たな可能性や楽しみ方を発見した。

まとめ:日々の気づきを大切に

今回はテクノロジーの進化、コミュニティのあり方、そしてゲームの持つ多様性など、様々なテーマについて考え、お話ししてきました。

岩手への出張準備という個人的な出来事から、AIや録音ルールといった社会的な話題、そして子どもたちの遊び方から得た発見まで、日常の中には本当にたくさんの気づきや学びがあるなと実感しています。

AIまとめ考

というわけで今回はChatGPTの文章読み込みがうまくいかなかったのもあり、Geminiを中心にまとめました。Geminiさんちょっとかぎ括弧多いですね。多少読み込みに邪魔な部分はとりましたが。

内容としては結構感情豊かな表現が為されていることもあり、結構こういうことをやるんだと思うところであります。

結果的に文章にそぐわなかったので削ってしてしまいましたが、(笑)という表現をつかってきたのは少し驚きました。

これを見るに、やっぱりブログ等どこかに出力をするような文章を書くときには、一つのAIエンジンだけでなく、複数のAIで出力するなど様々な方法で課題を深掘りし、情報を見てどっちを使うか考えていくというやり方がやっぱり重要じゃないかなと感じました。

そして、文章作成といってもこういう内容はChatGPTが得意、こういう内容はGeminiが得意というのは結構変わってきます。

それはひょっとしたら文章の内容の他にも、サーバーの状況や細かなバージョンの差異などによっても変わってくるのかもしれません。

どのような変化があるかわからないからこそ、常に一つのAIだけでどうにかする というのは難しいんだな と感じます。

グラフィックレコーディング

今回からはChatGPTが高度な画像生成ができるようになり、グラフィックレコーディング的なイラストも作成できるようになりました。

グラフィックレコーディング

若干漢字が怪しいのとそれらを修正するのにもそれなりに手間がかかってしまうので今回はトップ画像にはしませんでしたが、こちらも今後発展していくともっと面白いことになるんじゃないのかなと思います。