高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

2025年6月第3週の振り返り:群馬訪問から地域コミュニケーションの考察まで

ChatGPT作成今週のグラレコ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

今回は群馬訪問の記録から、地域のコミュニケーションに対する思索まで、多彩なテーマを通じて地域やITとの関わりを見つめ直した一週間でした。

月曜日:群馬で見つけた地域の可能性と都市の在り方

月曜日は、先週行った群馬・前橋の訪問記です。

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以前SBCast.でも紹介したGALYEAという拠点を訪ね、周辺のNPO施設や観光系デザイン会社の事務所などを歩いて見て回りました。

前橋は大分県中津市の駅前を思い出させるような街並みでありながら、そこにある中身はまったく異なり、それぞれの地域ごとの独自性が際立っていると感じました。

特に、群馬県庁の中にあった地域コミュニティスペース「GINGHAM」やIT系コワーキング「Netsugen」は、行政の中にこういった場があることの面白さを改めて認識させてくれました。

横浜のような大都市と群馬のような地方都市とを比較しながら、それぞれにあるもの・ないものを対照表のように整理してみるのも面白そうだと感じました。自分の体験を通して、どこかの地域にしかない魅力を他地域に持ち込むことで、より豊かな地域活動のあり方を考えたいと思っています。

  • 群馬県庁内に地域コミュニティスペース「GINGHAM」とITコワーキングスペース「Netsugen」があることに驚き。「やっぱこういうところが群馬県庁にあるっていうのはなんかすごいなあっていうふうに思います。」
  • 前橋駅から徒歩20分圏内に「本当にいろんな都市機能の面白さ、交流拠点がギュッと詰まってる」。
  • 今後の活動への示唆: 群馬での発見を横浜や岩手県普代村など、今後関わる地域での活動にどう展開していくかを考えている。「横浜になくて群馬にあるものとか、普段に取り入れたら面白いんじゃないかなっていうものとか、結構本当にいっぱいあるんですよね。」横浜は都市機能が散らばっているため「結構わかんない」と課題認識。群馬と横浜の対照表作成の意欲も示唆。

火曜日:中学生へのプログラミング教育の今

火曜日は、毎年恒例となった中学生向けプログラミング授業の準備について話しました。

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今年も横浜市泉区の緑園学園で授業を行う予定で、Scratchから始まり、JavaScriptでの応用と発表会までを含む全8回の構成です。

この授業は、自分が講師として関わる形式ですが、現役世代が平日の昼間に教育活動へ関わることの難しさも同時に感じています。

プログラミング教育の担い手が地域で不足している現実を目の当たりにしながら、それでも地域に必要な教育をどう届けるかについて、毎年悩みつつ取り組んでいます。

教育活動に対する正当な評価や支援体制の不足も感じる中、それでも自分にできることをやるという姿勢で取り組んでいます。こうした地域教育の構造自体が問い直されるべきだという思いも募っています。

  • SIDE BEACH CITY.側の課題:講師の不足: 「自分しか基本的にSIDE BEACH CITY.側からは入れない」。平日の開催のため、現役世代が参加しづらい時間帯であることが原因。「現役世代が来れる時間帯には授業がない」
  • 金銭的な見入りがない: 「金銭的にも見入りが全くない」ため、参加者が「社会の落伍者」「物好き」に限られてしまう現状を指摘。「そもそも自分ぐらいの歳でプログラミングができるなんていう人は多分本来だったらどっかの会社で仕事してるはずで、そういう人からしか学べないスキルを学校で学ばなければいけないってなんかすごい矛盾をはらんでいる」
  • 問題提起: 地域活動やプログラミング教育の「定義が変わっていかないとこの先まずい」と警鐘を鳴らす。

水曜日:ゆるさが生む心地よいITの世界

水曜日は、SBCast. #144の振り返りとして、「ITトリオの日常」のなべちゃんとの配信について語りました。

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この番組との出会いは、偶然ポッドキャストのレコメンドで知ったもので、いかにもインターネットらしいセレンディピティを感じました。

「ITトリオの日常」は、ITという専門領域を扱いながらも、非常に聞きやすく、「ゆるさ」が特徴です。

この“ゆるさ”は、実は地域活動や仕事のスタンスにも応用できる大事な姿勢だと思っています。

真面目だけれど真面目すぎない、そういった余白が心地よさと持続可能性を生んでいるのかもしれません。

ポッドキャストやITコミュニティの中にある、ゆるやかな繋がりが、もっと地域社会にも広がれば、コミュニケーションの質が変わっていくのではないかという希望も持ちました。

  • コラボレーションへの意欲: 自身の番組もポッドキャスターを呼ぶ際に「半分くらいこれを期待している」と述べ、将来的にはコラボレーションを希望。
  • キーワード「ゆるさ」の提唱:IT系コミュニティに共通するキーワードと認識。「無理しすぎない。自然体でいく。でもしっかりやることはやる」。
    • ITコミュニティの人々は「息の抜き方を知ってる」「力の入れ所を知ってる」と評価。
    • 地域コミュニティの人々にも、この「ゆるさ」の概念を取り入れるヒントになればと期待。

木曜日:オフラインとオンライン、2つの旅

木曜日は、最近増えてきた出張や旅の話を通じて、「オフラインの旅」と「オンラインの旅」について語りました。

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前橋や津田沼、そして以前訪れた岩手県普代村と、様々な地域での出会いや発見がありました。

外から来た人という立場が、自然と話しかけやすい雰囲気をつくる。その状態を自分も意識することで、より多くの出会いや気づきを得ることができました。

ただ、オンライン上でもポッドキャストやDiscordなどを通じて「旅」を続けている感覚があります。

オンライン上のつながりも、リアルな場と同様に重要であり、両方の“旅”が互いを補完し合うという気づきにも至りました。

片方だけでは得られない学びや関係性が、今の時代だからこそ両立できるのだと思います。

  • オフラインの旅の楽しさ:群馬前橋、千葉津田沼岩手県普代村など、様々な場所への移動が増加。
    • 前橋では積極的に「いろんな人に話しかけたり」し、「旅人っていうステータスがもうすでにあるから、それでいろんな人に気軽に話しかけられる」というNot Newsの情報を実践。
  • オンラインの旅の必要性:オフラインに固執するのは「もったいない」。Not Newsがオンラインの旅に触れていない点を指摘。
    • 現代において「本当にいろんな人とつながってこんな考え方があるんだ、こういう方法があるんだっていうのをその時その時いろんな知識情報を仕入れながら生活をしていくためには、オフラインだけでは全然足んない」。
  • 両者の融合の重要性: 「両方の旅をすることによってより両方の世界がリアルに鮮明に見えてくる」。オフラインにもオンラインにも固執せず、「両方の場をうまく使っていく」ことが重要。

金曜日:地域コミュニティと対話の場づくり

金曜日は、「地域のコミュニケーションの少なさ」について。

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地域で活動する人たちとの関係性を振り返り、リアルな場での接点があっても、オンラインでの継続的な交流がないと深い関係に至らないことに課題を感じました。

自分は“コミュニケーションお化け”と呼ばれることもありましたが、それはむしろ周囲のコミュニケーションの機会が少なすぎるという裏返しではないかと思います。

だからこそ、Discordのような気軽に話せる空間、イベントがなくても常に誰かがいるような空間がもっと必要なのだと強く感じました。

こうした場を設けることが、ITの利活用として本当に地域に役立つ方法なのではないか。そして、リアルだけでなくオンラインでも出会える場を広げていくことが、これからの地域づくりに必要なことだと実感しました。

  • 地域活動のコミュニケーション不足:地域活動のコミュニティメンバーとのコミュニケーション機会が「意外と少ない」と感じている。
  • 悪循環の指摘: リアルでしか会わないため仲が深まらず、結果としてオンラインでも積極的に話す機会が失われ、オフラインでの深い話も難しくなる「悪循環」。
  • オンラインでのコミュニケーション促進の提案:「もっとオンラインを使ってでも誰かと話してみましょうよ。情報交換してみましょうよ。情報発信してみましょうよ」と呼びかけ。
    • Discordのような「気軽に発信できるような場」や「たまにはボイスチャットでもできるような場」の必要性。
    • イベントがない時でも話せる「いつでも誰でもなんかが空いてる場」が求められる。

まとめ

この一週間を通じて、自分の中で「地域」「教育」「IT」「旅」「対話」というキーワードが大きく交差しました。

どの話題も単独で語れるものではなく、互いに補完し合いながら、これからの活動や思考の軸になっていくような感覚があります。

やはり、リアルとオンライン、学びと遊び、都市と地方、それらを横断しながら、自分なりの形で関わり続けていくことが大切なのだと、改めて感じました。来週もまた、新しい気づきや出会いがあることを楽しみにしています。

  • 群馬(前橋)への訪問と地域特性の発見:この経験から、横浜や岩手県普代村など、今後関わる自治体での活動に、群馬で見つけた都市機能の面白さや交流拠点のヒントを展開していきたいと考えました。
  • 中学生向けプログラミング講座の準備と地域活動の課題:今年も緑園学園で中学生向けのプログラミング講座が行われます。一方で現役世代が地域や学校活動に関わりにくい現状や、金銭的見返りがないことが地域活動の矛盾や課題であると指摘しました。
  • ITコミュニティに見られる「ゆるさ」の考察:IT系のコミュニティでよく挙げられるキーワードである「ゆるさ」が、無理しすぎずに自然体でいながらもやるべきことはしっかりやる姿勢として、仕事や活動全般において重要であると考察しています。
  • 「オフラインの旅」と「オンラインの旅」の必要性の提唱:「オフラインの旅」が増え、人と話したり場所を発見する面白さを実感しています。同時に、情報や知識を得るためにはポッドキャストのリスナーコミュニティやDiscordのようなオンラインでの「旅」も同じくらい必要であり、オフラインとオンラインの両方をうまく活用することが現代において重要であるという考えました。
  • 地域コミュニティにおけるコミュニケーション不足とオンライン活用の提言:地域活動のコミュニティでは、オフラインでの交流に限定されがちでコミュニケーションの機会が少ないと感じています。FacebookだけでなくDiscordのような気軽に発信でき、いつでも話せるオンラインの場を地域コミュニティにも導入し、ITの利活用を推し進めていくべきだと提言しています。

AIまとめ考

今回もとてもよく文章がまとめられているなと感じます。

ただ語順がややおかしいところについてはこちらで一部修正行いました。ひょっとしたら自分が喋った順序がおかしかったからそれを反映してしまったのかもしれませんが。

NotebookLMとGeminiが出力できる音声概要については、日曜日にもちえラジChatのエピソードの一つとして発信しているのですが、その中にあった「つながりやすさを設計する」という言葉については自分は全く言及していないけれども確かにやっていることは同じでとてもいいまとめ方だなと感じました。

オンラインを仮想的なハブとして行く。これもAIまとめから出てきたとても良い表現で、このような言葉が見つかると、AIまとめを毎週行っている価値があるものだと感じます。

どんな風に出てきた言葉なのか?それは日曜日配信の音声概要をお楽しみに。