今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。
なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください
月曜日:IT技術者と地域活動をむすぶきっかけ
月曜日は土曜日に千葉工業大学で開催される「Android Bazaar and Conference」の話。
土曜日には千葉工業大学で開催される「Android Bazaar and Conference」に参加予定で、発表サポートや運営委員として活動します。今回は、NPO法人シャーロックホームズの菊地さんと一緒に登壇する予定で、IT技術者と地域活動の接点を模索する試みにわくわくしています。
このイベントは、これまで技術中心だった雰囲気から徐々に非技術者も受け入れる方向へと舵を切り始めたように感じます。自分のように「プログラマーではない」人間にも門戸が開かれつつあることに、安心感と希望を抱きました。
自分は日本Androidの会横須賀支部の支部長でもありながら、ここ最近は本会での活動が中心になっていました。今回の登壇が、地域とITがつながる新しい動きの一歩になればと、強く願っています。
- Android Bazaar and Conferenceについて、日本Androidの会が従来の技術メインの方向性から、技術者でない人も対象にする方向に舵を切りつつあることを感じ、個人的に嬉しいと感じています。自身がプログラマーではないため、そうなることで入り込める余地が増え、助かる気持ちがあるようです。今回の登壇がその方向性を定めるきっかけになれば最も嬉しいと感じています。
- 自身がAndroidの会横須賀支部長でありながら、活動の中心が本会に移り、横須賀での活動がなくなったことについて述べています。今後は本会で支援や活動をしていければ良いと考えています。
火曜日:プログラマ目線ではない教育の可能性
火曜日はプログラミング教育についてお話ししました。
以前、プログラミングの授業を行っている方と話す機会があり、その方はやはり「作る」ことに重点を置いていると感じました。
もちろん、ものづくりが好きな人にとってはそれが最高のアプローチです。しかし、全員がそうであるとは限りません。むしろ、「プログラミング?特に興味ないけど、PCの仕組みは知っておきたい」という人の方が多いのではないでしょうか。
自分も完全なプログラマではなく、だからこそ「使うためのプログラミング」の重要性を感じています。
例えば、ちょっとした作業をシェルスクリプトで効率化するなど、「作るため」ではなく「生活の中で楽をするため」の視点も必要なのです。
だからこそ、もっと多様なアプローチを許容できる教育が求められていると実感しました。その中で、自分のような中間的立場の人が、プログラマじゃない人向けに橋渡しできる存在になれたらと思っています。
- プログラミング教育のあり方について、プログラマー目線で「作る」ことに偏りがちな現状に対して疑問を感じています。
- 物作りが好きでない多くの人にとっては、コンピューターの仕組み理解を助けるための基礎教養としてのプログラミング教育が必要だと感じています。
水曜日:普代村の振り返りと配信の課題
水曜日は先日開催したSIDE BEACH CITY.のweb配信「SBC.オープンマイク#110」の振り返り。
この回は初のオフライン配信を予定していたのですが、参加予定の方の体調不良により急遽変更となり、結果的に自分ひとりでの現地参加となりました。準備の面では一定の手応えもあり、今後の課題も見えた貴重な経験でした。
話題の中心は、4月に訪れた岩手県・普代村について。実際に足を運んでみて初めて感じることが多く、地方と都市の違いを肌で感じられたことは非常に大きな財産になりました。公共交通機関の有無や、観光地の肌感覚など、現地でしか得られない情報がたくさんあったのです。
今後は7月後半に再び訪れる予定で、横浜との往復生活が始まります。初めて尽くしの挑戦で不安もありますが、「声をかけてよかった」と思ってもらえるような活動にしたいと強く感じています。
この経験から、団体運営における「バックアップ体制」の必要性も痛感しました。一人抜けたら回らないのではなく、常に複数の選択肢があること。そのためにも負担の分散と関係者の巻き込みが求められているのです。
- SBC.オープンマイク #110の初めてのオフライン開催について、体調不良で予定していた参加者が来られず、結局いつも通りになったことに物足りなさを感じつつも、配信の流れや事前に準備すべきこと、設備面でのノウハウが得られたことを感じています。配信支援ツールの課題も認識しました。
- 普代村への視察経験から、行ってみないと分からない現地の状況が多いこと、車社会と言われる中でも公共交通機関で何とかなる部分もあること、観光名所も実際に行かないと感じ取れないことを感じました。遠方での活動が初めてに近く、物事を高解像度で見れなかったかもしれないとしつつも、良い経験になり、横浜とは違う場所での活動感覚が少し分かったと感じています。
- 地域活性化の文脈で呼ばれたことから、地元の人だけでは難しい課題があることを改めて感じています。
- SIDE BEACH CITY. の運営について、7年続いているにも関わらず、配信などの活動において何の余裕もない未熟な団体であると感じています。
- 一人欠席で慌ててしまう状況を改善し、負担が集中しない組織になっていかないと続かないと感じており、改善が必要だと強く感じています。
木曜日:オンラインを諦めないで
木曜日はフリートークとして「オンラインを諦めないで」というテーマでお話ししました。
コロナ禍の最中には盛んだったオンラインイベントも、今ではすっかり影を潜めつつあります。そのことに対して、寂しさや危機感を覚えているのが正直なところです。
もちろん、オフラインの価値もあります。けれども、オンラインだからこそ参加できた人、遠隔地から情報を得られた人も多かったはず。私自身、その一人でした。だからこそ、オンラインの可能性を見限るのはもったいないと感じています。
企業の取り組みを見ると、いまだにYouTubeなどを活用したオンラインイベントも多く存在しています。それに対して、個人や地域のコミュニティでは減少傾向が顕著なのが残念です。
理想はオンラインとオフラインのハイブリッド。普段はオンラインで話し、必要なときにオフラインで深く関わる。それこそが、現代の活動スタイルとして最適だと信じています。
- コロナ禍以降、地域のコミュニティや個人のオンライン活動が減少していることに対して懸念を感じています。
- オンラインにはまだ多くの可能性があると感じており、オンラインを諦めないでほしいと願っています。
- オフラインには終電などの制約があるため、オンラインとオフラインを組み合わせて、時間を気にせず話せる「続きはwebで」と言える場を作ることが、より良い関係を築く上で必要だと感じています。
金曜日:ゲームが育む学びの力
金曜日は週替わりテーマであるゲームについて、「ゲームを通じて得られるスキル」という観点でお話ししました。
私はゲーム実況者やゲーマーの話を聞く中で、彼らがPCや配信ツールに非常に明るいことに驚かされました。ツールに対する順応力が非常に高く、「使ってみよう」で即行動に移すスピードが段違いなのです。
その背景には「習うより慣れろ」の精神があります。これはまさにゲームの特性で、どんなゲームでも操作方法やルールが異なるため、自然と「慣れる力」が鍛えられていくのだと思います。
この「慣れによる学び」が、ITのリテラシー向上にもつながるのではと考えています。地域の方々にとって、ITはしばしば「勉強しないと使えない」ものと認識されていますが、ゲームを通して「まずは触って慣れる」ことの大切さを伝えることができれば、意識は変わっていくはずです。
だからこそ、もっと多くの人にゲームを体験してもらいたい。そしてその経験を、現実の課題解決に生かしてもらえたらと願っています。
ゲームはただの遊びではなく、学びの入口として大きな可能性を秘めたツールだと、私は信じています。
- ゲームをする経験そのものから得られるスキルについて、ゲーム系YouTuberなどのパソコンスキルの高さや、「習うより慣れろ」の精神が染み付いていることに感心しています。
- これは、現代のパソコンツールの利用にも役立つ感覚であり、ゲームが困難を乗り越える力や姿勢を育む原動力になる可能性があると感じています。
- 多様なジャンルを含むゲームは、現実やパソコンの世界を深く理解するためのエッセンスを与えてくれると考えており、より多くの人にゲームをやってほしいと感じています。
まとめ
この一週間の「ちえラジChat」を通して強く感じたのは、「技術は誰のものか、誰のためにあるのか」という問いへの再確認でした。
地域活動とIT、教育と日常、娯楽と学び。
どれも一見すると別々の文脈で語られがちですが、実際にはどこかでつながっていて、それぞれが互いを補完し合う存在であることを改めて実感しました。
特に、プログラミング教育やゲームの話題では、専門的な知識がなくても活用できる形をどう提供していくか、自分自身の立場だからこそ届けられる視点があるのではないかと考えさせられました。
また、オンラインとオフラインの関係についても、単なる手段の選択ではなく、人と人の関わり方の設計そのものだという意識が芽生えました。
地方への視察やイベントへの参加は、その場にいるからこそ感じられる空気や課題がある一方で、オンラインだからこそ生まれる出会いや広がりも確かに存在します。
その両方を活かす柔軟さが、これからの地域づくりや情報発信には欠かせないのだろうと感じています。自分のような中間地点にいる存在が、技術と地域、人と人をつなぐ媒介としてもっと機能できるようになりたい、そんな思いがいっそう強くなった一週間でした。
- 地域活動とIT技術者の連携の可能性: IT技術者が地域活動に関わる意義や、そのための場作りに関する考察。特にAndroidの会と子育て支援団体の連携が具体例として挙げられています。(2025-06-02)
- プログラマー目線ではないプログラミング教育の必要性: ものづくり志向ではない、一般的な人々を対象としたプログラミング教育のあり方に関する提言。コンピューターの仕組み理解や日常の不便解消に焦点を当てたアプローチの重要性が語られています。(2025-06-03)
- オンラインとオフライン活動のバランス: コロナ禍を経て変化したオンライン活動の現状と、今後のオンラインとオフラインの連携のあり方についての考察。特に地域コミュニティや個人のオンライン離れに懸念を示しています。(2025-06-05)
- ゲームを通して得られるスキル: ゲームプレイが、パソコンスキルや新しいツールへの適応力、困難を乗り越える姿勢の習得に繋がる可能性についての考察。「習うより慣れろ」の精神が強調されています。(2025-06-06)
- 組織運営と継続性: SIDE BEACH CITY.の配信活動を例に、組織運営における課題と、負担を分散し継続性を確保するための重要性について言及しています。(2025-06-04)
AIまとめ考
今回から出力の目安を文字数から段落数に変更しました。
AIはどうも一段落というものを比較的長めに設定することが多い印象があります。まあ削る分には楽なのでそれでいいのですが・・・。
またChatGPTとGeminiの文章を読んでみるとどうにもやはりChatGPTの文章の方が文章として面白く、Geminiの内容は事実ベースで網羅性はやや高いものの面白みに欠けるという感覚が何となくあります。
何か概要まとめたり解説したりするのにはGeminiが向いているという局面も多そうですが、こと表現分野においてはChatGPTの方が一枚上手なのかもなと思うところが多かったです。
今後Googleの安定した基盤をベースとしているぶん、Geminiの方が幅を利かせていきそうみたいなニュースも見かけますが、画像や文章といった表現分野においてはChatGPTに軍配が上がるところの方が多いような気がしています。
どちらもいい感じに続いてくれるか、あるいはGeminiがそれらの表現性も手に入れるかどちらかの方向に変わっていってくれるといいなあと思うのですが。