実はちょっと前(と言っても半年以上前ですが)に3DSLLを買いました(その前までDSiLLだった)。というより、母がNew 3DSLLを買ったのでそのお古が自分の元に来たという感じ。
さて、その3DS、ホーム画面に表示される壁紙やゲーム選択時の音、ホーム画面のBGMを一括で切り替える、テーマというものがあります。10個までのテーマを選択して、ホーム画面を表示する度にランダムで切り替える なんていう機能もついています。
さてこのテーマ、ほとんどのテーマは大抵200円くらいします。中にはストライプ柄など無機質な柄だったり、BGMがついていなかったりして100円 というものもありますが、0円というものはさすがになかった*1。
PCやスマートフォン関係のコンテンツだと、いくつかのテーマが無料だったりすることも珍しくないので、最初の頃はちょっと今時珍しいな と思ったものです。
ただ、考えてみるとこれが正しいのではないかと思いました。(3DSにおいては)本筋とは直接関係の無いものであっても、ちゃんと価値があるものには相応の対価を払う。当然のことですが、インターネットを中心に活動していると、ついつい忘れがちになってしまいます。
こうやって、それ自体に何らかの価値があると思ったら、(例えそれが他のものに付随するものであっても)お金を払う。これは大事なことだな と、思ったものです。
最近Twitterなどで話題になっているお金の話しもそうかもしれません。どんなものであれ、自分にとって価値があるもので、かつそれが有料のものであれば、快く払うもの。自分も3DSのテーマの件があって以来、有料アプリや、無料広告つき(有料で広告除去可能)なものについては、なるべく価値があると思ったものにはちゃんとお金を払うようにしています。まあ、収入も不安定な今ですからそんなに思い切った額を支払うことはできませんが。
インターネットの空間は、他の空間だと有料相当のものが無料で提供されていたり、プレミアムサービスを使わない限りは無料のものも多かったりして、何かと金銭感覚が曖昧になってしまいがちです。その辺が感覚的にわかるくらい他の場所で経験を積んできたならまだしも、そういう感覚がまだできてない時期にインターネットの世界を知ってしまうのは、そういう意味でも難しい問題なのかもしれません。
作る側の方も
それから、アプリを作る側のほうも。
基本的にAndroidやiOSのアプリって、支払は1回で、一度買ってしまうと端末を買い換えてもそのまま利用できます。それに対して、アイテム課金などだと、継続してたくさん支払ってもらえる。そのためアイテム課金の方が当たれば大きい という話を聞きます。
それに、ダウンロード時は無料になるわけで、その方がユーザーの敷居も下がる。ただ、それだけでいいのだろうか?とも思います。それは軌道にさえ乗ってしまえばその方が儲かるんだとは思いますが。
結局人気になった方が勝ちだとは思いますが、今のゲームは
- 課金ありきのゲームに偏りすぎて、失ったものがあるのかもしれないな と、3DSのテーマショップに並ぶ、大量のテーマを見ていて思いました。
*1:全くなかった というわけではないかもしれませんが、とりあえず見た限りでは0円のものはなかった