さて、日本Androidの会横須賀支部8月定例会で大和田さんが紹介していた、Google Cardboard。遠目で見たところたいしたことないかなと思ってスルーしていたのですが、実際に大和田さんの作ったCardboardを見せて貰ってびっくりしました。
おお、思った以上に3Dだ。
というわけで、作る。
というわけで、せっかくなので自分でも作ってみよう。とは思ったものの、ダンボール工作はちょっと面倒くさい。3Dプリンタかなんかで作れないかな と思って探してみたら。
あった。
というわけで早速3Dプリント。6時間くらい印刷処理してできあがったモノがこちら。
これで裏側にNexus 5をくっつけて使うと、結構しっかり3D表示される。これは思った以上に凄かった。
さらに改良
さらに、
大和田さんのブログ記事を参考に、レンズを装備してみました。
凄いです。思った以上に立体感があります。思わず興奮してしまいました。
ダンボール版Cardboardよりレンズ穴が大きかったため、ほぼ無加工のルーペ*1をそのまま接着剤で貼り付けるという雑な組み立てでしたが、それでも結構立体的に見えます。
ついでに、以前CEATECで貰った強力磁石を左の辺でスライドすると、ちゃんと決定動作も行えます(ダンボール版のようににレバーのように取り付けることは、できませんでした)。
ダンボール版ほど使いやすいものではありませんが、結構面白いものになりました。これは改良してもっといいものに仕上げてみたい(鼻が当たる部分を削ったり、磁石をレバーのようにくっつけられるようにしたり)ですが、そんなに時間が無いのでひとまずこのままかな。
コンテンツ
とりあえず、公式のコンテンツとしては、Googleのページで紹介されているAndroidアプリとChrome用コンテンツの二つがあります。前者はCardboardに使うNexus 5にアプリとしてインストール、後者はNexus 5の画面回転を有効にした状態で、Try the Chrome Experimentsのリンクをクリックします。後者のほうはマグネットによるスイッチ操作はありませんので、磁石が用意できない場合でも気軽に試せて良い感じです。
そのほか、軽くPlayストアを探してみたところ、Oculus Rift用のアプリが使えるようです。ただし、Oculus Riftとは操作方法が違いますので、全てのアプリがまともに使えるとは限りません。
確認できたのは
の二つ。前者は音声認識によって操作しますので、ある程度動作を確認できます(どんな音声コマンドが使えるかは、アプリを起動して最初に出てくる説明に書かれています)。後者は純粋にGoogle Cardboard向けに作られたアプリで飛んでくる鳥をパチンコで撃ち落とすゲーム。磁石で操作できます。
それぞれGoogle Cardboardならではの使い方ができますね。結構面白かったです。APIもありますし、以外と面白いモノも作れるのかもしれないな と思いました。
今後
今後 というか、この疑似Google Cardboardについてはひとまずこれまで。とりあえず深入りするつもりはないのでこのくらいにしようと思います。ただ、暇があったときにでも持ち歩いて周りの人に見せびらかしたり、改良したりしようかな と(実は今日ふらっとステーション・とつかにも持って行ったのですが、結構受けが良かったのです)。
その他として、実は別件でこのような凸レンズを探していたので、ちょっと実験してみようかなと思った次第。ちょっと余計に買っておいたので、いろいろ試してみます。もし上手くいけば、何か3Dプリンタと組み合わせて何か作れるかもしれない。
*1:いちおう、サイトで紹介されていたレンズが二枚入っていてピントがずれていたため、一度分解してレンズを一枚外しました