高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

本名を名乗らなくて良い場所

ちょっと前ですがFacebookでこんな記事を見かけました。

プライバシーを守るための〈ビジネスネーム〉を持ちなさい。いわゆる「本名」とは別の、「ビジネス人格」で用いる名前です。芸能人が「芸名」と呼ぶものです。

あなたのプライバシーを守るために〈ビジネスネーム〉を持ちなさい かつてのぼくが社会人デビューする前に欲しかった助言 - 情報建築家 石橋秀仁

自分の場合もう仕事なんかないし、そもそも書籍を書くときは高見知英で名乗っているので、プライバシーを守るためのビジネスネームもなにもないのですが(むしろ高見知英という名前で名乗るときの方が、ソーシャルリスクとしては高いかもしれないくらい)、こういう「本名以外の名前を名乗る」という文化はもっと認知されると良いなあ。


というのも、自分にとっては先の通り、今更ハンドルネームを名乗ることでソーシャルリスクを軽減も何もないのですが、ハンドルネームは、「親や他人に付けてもらった名前」ではなくて「自分で付けた名前」なわけで。本名が嫌いというわけではないですが、自分で付けた名前で名乗って良い場所では、なるべくその名前で名乗りたい と思っているのです(まあ、自分の場合、同姓同名がやたら多いのでネットでその名前は名乗りたくない というのもある)。


ただ、それを一番阻害するのは、SNSなんじゃないかなあ と。
例えばFacebookをベースにイベント登録をすると、本名で登録されてしまうため、参加確認に本名を名乗らざるを得ない。そのためイベントの名簿などは本名になってしまい、いくら会場でハンドルを名乗ろうとも本名に矯正されてしまう。

そのほかのイベントでもそうで、例えば独自に申し込みフォームを持っているイベントでは、名前を書く欄に本名を書かなきゃいけないのか、そうでないのかがわからないこともある。

「会場への申し込みのために本名が要る」のか、「申し込み状況確認のためにしか使わないから本名を名乗る必要はない」のか、それとも「その名前で名札を作成するから自分の呼ばれたい名前で名乗れ」なのか、明記されてないのでわからない。結果本名で書いてしまっていやな目に遭うことも、ハンドルで書いてしまって申し訳ない思いをすることも両方あったのでなおさら。


自分の場合別にどっちの名前を名乗っても全く問題ないので良いんですが、引用元記事のように「プライバシーを守るためのビジネスネーム」 となると、名乗れないところや名乗って良いかどうか分からない場所もあるので大変だなあ と思います。

というわけで

というわけで、自分は基本的に、相手がハンドルネームを持っている場合は、その名前を優先して呼ぶようにしています。本名なんて、所詮は数バイト程度のUnicodeデータに過ぎませんから。