高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

Windows Phone 7.8 is Come!

Windows Phone7.8がやってきました。 というか、やってこさせました。
やりかたはげのしでサイトBlog~更新は不定期 IS12T Windows Phone 強制アップデートにて紹介されているとおりでした。複数にわけて更新があるので、メーカー公式通知にあるとおり、バージョンが「7.10.8858.136」になるまでひたすらあちらのページにある1〜10までの行為を繰り返します(いままで順調にアップデートしてきた人であれば、3回アップデートがあるはず)。公式の通知の通り、1時間くらいは見ておいた方が良いです。




で、やっときましたWindows Phone 7.8。
とりあえずSDKの更新は事前にあったのですでに試してらっしゃる方もいそうですが、基本的な機能追加はありません。
しかし、タイルサイズの変更であったり、壁紙にBingの日替わり壁紙を使うだとか、いろいろ機能は追加されている模様。個人的にはタイルサイズの変更が来てくれてとてもうれしかった*1

タイルサイズの変更機能

内容として一番デカいのがタイルサイズの変更機能。アプリ側の対応などは特になく、全てのアプリタイルを小サイズ、中サイズに切り替えることが出来ます。
また、プリインストールのハブ起動タイルについては、一部タイルが大サイズに変更可能になります。つまり、大サイズのPeopleハブ(標準では中サイズ)であるとか、中サイズのPictureハブ(標準では大サイズ)を置くことも可能。レイアウトは結構幅が広がりました。

それぞれのタイルサイズで出来ることは次の通りで、小サイズにするとかなり出来ることは制限されます。この状態でも使えるアプリを作るには作者側の工夫が必要かも。

小サイズ
アプリケーションアイコン(右にスワイプして表示されるアプリリストのアイコンとおなじ)が表示される。ライブタイルは機能しなくなるが、メールの未読数など数字で通知する機能は使用可能(通知出来る数値に制限があるかも)。
中サイズ
通常の状態。ライブタイルも機能する。本来大サイズのピクチャーハブやカレンダータイルをこのサイズにすると、文字は適切にワードラップされ、写真は収まるようにトリミングして表示される。
大サイズ
ピクチャーハブやカレンダータイルの初期状態。加えてピープルハブもこの状態に変更可能になった。表示幅が単純に二倍になるだけでとく大きな変化はない。

ひとまず、小サイズのタイルもそんなに押しづらくはないので、ライブタイル表示があるものや、見た目を楽しむタイル以外は小サイズでも良いかもしれません。ピープルハブは、特に大サイズにする必要は感じませんでした。スペースが余っていたら大きくしてもいいかも。
また、ピクチャーハブの見た目を追求するならば大サイズのままの方が良いかなと思いました。

開発者側の変更

とくにないと思います。ただ、先の通り小サイズのタイルにはApplicationIcon.pngが使用されますので、アプリ一覧で表示される前提の(あるのか?)アイコンデザインにしていた場合は、デザインを考え直した方がいいかも。
ただ、通知系(カレンダーや天気予報など)のアプリは、可能であればライブタイルではなくアイコンごと書き換えてしまうような作りにしたほうが良いかもしれません(自分の使っているアプリはどちらもそのような実装になっていました)。場合によっては複数のタイルに情報を分割しておけるようにしても面白くなるかもしれませんね。

なお、今回のアップデートでアクセントカラーに使える色が倍に増えていますので、いずれかのアクセントカラーでアイコンが見づらくならないかどうかは、気をつける必要がありそうです。


ひとまず、ファーストインプレッションはこんなくらい。しばらくいろいろいじってみて、どんなものか見てみるのがいいかなと思ってます。
あと、試験中のアプリの動作確認も。

*1:詳しくは[http://www.microsoft.com/ja-jp/windowsphone/products/wp7.8/default.aspx:title=Microsoftのお知らせを確認してください]