

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。
なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください
今週のちえラジChatは、単なる「今週何をしたか」の話にとどまらず、自分が誰と接しているのか、誰を見落としているのか、そしてAIやゲームをどう人と人の接点にしていくのかという話が多かったように感じました。振り返ってみると、技術の話をしていても、その先にはいつも「人とのつながり」がありました。
特に印象に残ったのは、目の前にいる人だけではなく、その場にいない人の存在をどう意識するかという視点です。今週はコミュニティ、教育、ゲーム、AIとテーマはばらばらなのに、根っこではかなり近いことを考えていた週だったのかもしれません。
月曜日:今どきの若い人と出会う機会と、私のなかの「若者像」
月曜日は、最近若い人と話す機会が本当に減ったなと感じたことについて。
先日のポッドキャストウィークエンドでも、どうしても昔馴染みや同世代の配信者さんとばかり話してしまい、キャリアの浅い若い世代のコミュニティとはあまり深い話ができなかったのです 。
現在の私の活動拠点である「縁乃庭」に目を向けても、集まる大人は自分より年上や親世代の方が中心で、その下は一気に小学生の子どもたちになります。その中間にいるはずの、いわゆる「若い人たち」の姿が抜け落ちてしまっていることに気づきました。ITコミュニティでの発信を考える上でも、彼らが何を考えているのかを掴みきれていないのが現状です。
特に、IT系を専攻している若者と、地域活動に関わる文系の若者とでは、考えていることや価値観が全く異なると感じています 。正直なところ、今の私にはどちらの目線も十分に理解できているとは言えません。世の中には無数の多様なコミュニティが存在しているからこそ、その違いを知る努力を怠ってはいけないなと痛感しています。
これからは、ただ待っているだけでなく、自分から若い世代が集まるイベントやコミュニティを探して、積極的に飛び込んでいく必要があると考えています 。彼らの目線や感覚をもっと自分の中にインプットし、今後の活動や発信に生かしていきたいです。
- ポッドキャストウィークエンドを振り返り、若い世代や経歴の浅い人と話せていなかったことを反省した。
- 地域活動(縁乃庭)では親世代や子供が多く、その中間の「若い人」と話す機会が少ないと指摘した。
- ITコミュニティで若い人に発信するためには、まず「若い人とは何か」という像を持つべきだと考えた。
- 多様な専門(IT系、文系地域系など)を持つコミュニティを知る努力を継続する決意をした。
火曜日:ボードゲームを少し変えてみる
火曜日は、縁乃庭で遊べるように作ったボードゲームの話。
リバーシを4人対戦にしたり、ラッキーナンバーの初期配置を固定したりと、子ども向けに遊びやすさを重視した改変です。これらはともにJavaScriptで動く簡易的なゲームとして、GitHub Pagesに公開して、いつでも遊べるようにしています。
例えば「ラッキーナンバー」というゲームは、最初の4枚のコマの配置が運に左右されやすく、それが勝敗を大きく決めてしまう部分があります 。大人はその運をひっくり返す面白さを楽しめますが、子どもたちにそのまま遊んでもらうには少し厳しいかなと感じていました 。そこで、最初の配置を固定にできるルール改変を加え、子どもたちが不公平感を持たずに、最後までやりづらさを感じない工夫を盛り込んでみたのです 。
実は、このプログラムの大部分はChatGPTに指示を出して作ってもらいました 。私はデザインの微調整をしたくらいで、AIに「こういうルールにして」と伝えるだけでベースが出来上がったのには驚きました 。AIは有名なボードゲームのルールを網羅しているので、「子ども向けにここを少し遊びやすくしたい」「プレイ時間を短縮したい」といった、ちょっとしたルール改変版のプロトタイプを作るには最高の相棒だと実感しています 。
まだ縁乃庭の実践でフル活用できているわけではありませんが、今後はもっと積極的にこのカスタムゲームを子どもたちとのコミュニケーションに使っていきたいです 。デザインや細かい仕様など改善の余地はたくさんありますが、まずは「一緒に楽しく遊ぶためのきっかけ」として、こうしてテクノロジーをカジュアルに地域活動に組み込んでいく試みは続けていきたいなと思っています 。
- 山手縁乃庭で暇をしている子供たちのために、ボードゲームのオンライン環境を構築した。
- プログラミングの大部分にChatGPTを活用し、AIがボードゲームのルールを熟知していることを確認した。
- AIによる開発は、デザインの微調整などは必要だが、プロトタイプ作成には非常に有効であると感じた。
水曜日:ケアeスポーツ協会の話から考えたこと
水曜日は、まちのえんがわキャストで行った、ケアeスポーツ協会のお話を振り返りました。
高齢者福祉施設で90代のお年寄りの方々が『鉄拳8』のような激しい格闘ゲームで対戦し、YouTubeでその熱戦が配信されているという、本当にものすごい取り組みを行っている団体です 。
浜さんのお話の中で特に印象的だったのが、ゲームを導入した初期の段階で、利用者のみなさんがものすごく喜んだり、負けて本気で悔しがったりと、大きな「感情の揺らぎ」が見られたというエピソードです 。同じ施設内のローカルな対戦だと勝敗が固定化してマンネリ化しがちですが、オンラインを通じて外部の人と繋がることで、これほどまでに強い刺激と生き甲斐が生まれるのだと感動しました 。お年寄りになっても、外部との繋がりを持ち続ける仕組みは本当に大切です 。
私がシニアプログラミングネットワークなどの活動を応援したいと思う大きな理由の一つに、「自分より年上の人が頑張っていると、言い訳ができない」というのがあります。若い世代の活躍には「今どきの子はすごいのね」と言えても、お年寄りがゲームやプログラミングに熱中している姿を見ると、プライドが刺激されて「自分も頑張らなきゃな」と思わされる。そんな人もいるのではないかと感じます。
ケアeスポーツ協会では、まず施設のスタッフさんたちが楽しそうにゲームを遊ぶ姿を見せることで、お年寄りの興味を惹きつけたそうです。このアプローチを見習って、私も縁乃庭でお年寄りの方々にゲームの楽しさを伝えていきたいと考えています。ゲームをきっかけに、過去の素敵な体験談がポロッと溢れ出てくるような、そんな新しい世代間交流の形を作っていけたら最高ですね。
- ケアeスポーツ協会の浜進平氏を招いたポッドキャスト回を振り返り、その取り組みに感銘を受けた。
- 93歳の高齢者が「鉄拳8」で対戦する様子を紹介し、オンラインによる外部刺激の重要性を強調した。
- 自分も縁乃庭で高齢者にゲームを楽しむ姿を見せ、新しい繋がりを作るきっかけにしたいと述べた。
木曜日:ここにいない人を考える
木曜日は、「私たちは、ここに来ていない人たちのことを忘れていないだろうか?」ということについて。
ポッドキャストウィークエンドの大きな盛り上がりや、昨今のポッドキャストに関する研究・動向を見ていて、ふと立ち止まって考えたことがあります。それは、先の通り「私たちは、ここに来ていない人たちのことを忘れていないだろうか?」という問いです。
私が地域活動やNPOの活動に関わる中で、常に大切にしているのは「イベントや支援の場に来てくれなかった人」への想像力です 。来なかったのは必要としていないからではなく、情報をキャッチできなかったり、何かしらのハードルがあったり、あるいは「過去の関連イベントの雰囲気が肌に合わなかった」だけかもしれません 。ポッドキャストの世界でも全く同じことが言えるのではないか、と感じたのです 。
例えば、私が愛聴している「ハニーFM」のような地域に根差したポッドキャストは、こうした華やかな都会のイベントやアワードの盛り上がりとは少し距離を置いているように見えます 。彼らは単に「遠いから」「忙しいから」来ないのかもしれませんが、こうしたイベントに足を運ばない、あるいは認知すらしていない膨大な配信者やジャンルの存在を無視して、「今のポッドキャストのトレンド」を語ることはできないはずです 。
華やかに目立つ場所だけに注目して「ポッドキャストはどうあるべきか」という結論を急いでしまうと、こぼれ落ちてしまう大切な普遍性があると思います。目に見える盛り上がりに流されることなく、あえて「ここにいない人たち」のジャンルや活動も含めて全体像を見ようとする姿勢を、私はこれからも頑固に守り続けていきたいです。
- ポッドキャストウィークエンドを通じて、世の中には認知されていない多様な番組がまだ多くあると実感した。
- イベントやNPO活動において、情報が届かず「来られなかった人」のことを考える重要性を説いた。
- 自分自身の考え方として、常に「来なかった人」を視野に入れた活動を大事にしていきたいと語った。
金曜日:AI音声サービス「Huxe」が広げる、音声情報収集の可能性と未来
金曜日は、自分の興味のあるキーワードからオリジナルの音声番組を生成してくれるAIサービス「Huxe(ヒュークス)」についてお話ししました。
実はこのサービス、このエピソードの配信直後にサービス終了が決定してしまったのですがそれはまた来週話すとして…。
カレンダーと連携したデイリーブリーフィングだけでなく、検索ワードを投げることで、自分専用の情報番組を作ってくれる面白いアプリです 。
私はこれを使って「地域のコミュニティ」や「ITコミュニティ」の情報を探しているのですが、これが本当に優秀で、今まで全く知らなかった団体の名前を次々と掘り起こしてくれます 。多少、正式名称が出ないなどの粗さはあるものの、検索すれば辿り着けるレベルなので、ここから実際の「まちのえんがわキャスト」のゲストオファーに繋がった事例もあるほどです 。テキストをじっくり読む時間が足りない私にとって、高品質な音声でこれだけの情報収集ができるのは非常にありがたいと感じています 。
もちろん、まだ始まったばかりのサービスなので、半日ほど不安定になったり、バックグラウンド再生が止まったり、再生を始めるまでに少し準備の待ち時間が発生したりと、発展途上な部分は多々あります 。一番の難点は、生成された音声のURLを外部にパッと共有しづらいことで、素晴らしい情報を見つけても「これ聞いてみて!」と周りにシェアできないのが少しもどかしいです 。
結果的にこのサービスはサービス終了となってしまいましたが、このようなサービスの重要性というのを改めて感じました。こちらとしても何らかの方法でこれに近いような仕組みを作れないかと模索しているところです。
- 自身の興味に合わせてポッドキャスト番組を生成してくれるAIサービス「Huxe」を紹介した。
- AIが見つけてきた情報から、実際に「まちのえんがわキャスト」のゲストオファーに繋がった事例を明かした。
- 一方で、アプリの不安定さやバックグラウンド再生の不具合、URL共有の難しさといった課題も指摘した。
まとめ
若い世代へのアプローチ不足に悩んだり、子どもたちのためにゲームのルールをAIとハックしてみたり、高齢者の熱いeスポーツに刺激を受けたり……。そして、イベントの盛り上がりの裏で「ここにいない人」に思いを馳せ、新しいAI音声ツールにワクワクする。そんな、私の活動の根底にある「人との繋がり」に対する熱意がギュッと詰まった1週間でした。
目に見えるもの、聞こえるものだけに満足せず、その一歩先にある「まだ繋がっていない誰か」に向けて、これからも試行錯誤しながら発信と活動を続けていきます。
それでは、また来週の「ちえラジChat」でお会いしましょう!ではでは 。
- 次世代との接点不足への危機感: 若い世代(IT専攻や地域活動に関わる層)と話す機会が減っていることを自覚し、その実像を捉える努力の必要性を痛感しています。
- 高齢者の活力からの刺激: 93歳で格闘ゲームに挑む高齢者の姿に触れ、「年上の人が頑張っていると自分も言い訳ができない」と、自身の活動の原動力にしています。
- 「不在者」への誠実な視点: イベントの盛り上がりの影で、情報をキャッチできなかった人や来られなかった人の存在を常に考えることが、NPOや地域活動において不可欠であると考えています。
- AIの可能性と課題: AIがボードゲームのルールを深く理解していることに驚きつつも、既存のAIサービスの不安定さや共有機能の不足に対し、より良いツールへと成長することを期待しています。
AIまとめ考
今回はちょっと不思議なことにGeminiの文章の方がまとまっていてギュッと内容が詰まっているなと感じました。モデルのバージョンアップの影響かもしれません。
今回はHuxeが紹介した直後にサービス終了というトラブルもありましたが、音声による色々な情報の取得というのはとても素敵だなあと感じるところがあり、実際自分もこのサービスが全く動かなかった日にはNotebookLMを使って興味のある内容をまとめて音声概要を生成するなどやっていました。
やはりこういうような取り組みは必要だなと感じました。なんらかの方法を考えたいですね。