高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ICT ERA + ABC 2012 東北 で、喋ってきました

・・・といっても、ビデオレターの提出のみですが。いくらなんでも収入もない身分で仙台に行くのは無理ですって。というか、翌日パソコン教室ですし。


とりあえず、資料及び動画は次の通り。

資料
地方支部に求める(資料)
動画
地方支部に求めること(ビデオレター)

基調講演の様子などはUstreamからちょこっと覗いてましたが、結局このビデオ上映シーンは見られなかった。これで大丈夫だったのかな。会場の様子が分からないというのはちょっと不安感です。

作成後期

ひとまず今回は「支部活動している方これからしようとしている方へ情報共有」ということで、地方支部で活動するに当たっての心構えや、ヒントなどを一通りあげてみました。と言っても従来のライトニングトークと同じ5分なのでそんなにちゃんと説明できてないかもですが。
いつもはこういうことを話すような場所はないので、いずれこの辺のネタはもっとしっかり喋ってみたい。

東北でのABC開催

昼間Twitterなどでもぼやいていましたが、今回の東北でのABC開催には何となくちょっと引っかかるものを感じています。
震災復興支援という目的は素晴らしいし、実際ITがそこで役に立ったのは事実&まだまだ出来ることがあるのも事実でしょうが、Android技術者支援が主となっている現在のAndroidの会が今東北に行くべきなのか、その前にもっとやるべきことがあるんじゃないのか などと最近思います。


一番気になるのは、やはり地域とITコミュニティの乖離。地域社会や、ITにあまり関わらない多くの人には、IT技術と関わる機会があまりにも少ない。最近技術に関わる事件が多く起こって、IT技術だのプログラミングだのが悪くいわれがちなのも、そういったコミュニケーションが不足していることが一番大きな原因ではないかと思います。
正直、地域とIT界隈は離れすぎていると思うし、それは今すぐ結び直さなければいけないほどかけ離れている。
そういった近場の問題を解決できてないまま、震災復興という大きなテーマにぶつかっていくのは、果たして効果的なことなのかどうか と。

ITコミュニティには、とにかく「お祭り」が多い。このABCもお祭りの側面がありますし、OSCや勉強会カンファレンスなんかもそうだと思う。
でも今はもうそういう「お祭り」をやっているような場合ではないんじゃないか と思うのです。こうやって自分たちが内輪で盛り上がっている間に、どんどん外との繋がりはどんどん失われていく。


いや、わたしのただの思い込みかもしれませんが・・・。地域のコミュニティスペースに足を運んで、いろんな話をしていると、本当にびっくりするほど地域とITの繋がりは失われていっているなあ と思うのです。ちゃんとどこかで結び直さないと。

そういうことが出来る可能性を持つ、Androidの会のような大きなコミュニティが東北ばっかりフィーチャーしてしまうのは、ちょっと不安だな と。


今ITに必要なのは、震災復興支援のような壮大な目的より、まずは目前にいる人を助ける、地味だけど現実的で具体的な目的なんじゃないかなあ と。思うのです。
それは確かに目的のために動いてて、おもしろみは足りないかもしれないですが。でも基本無償のこういうコミュニティ活動だからこそ、もっと身近なものから触っていっても良いんじゃないかな とか。