いままで「まあそんなものかなあ」とは思っていたけれども・・・。
一言で言えば、「スマートフォン時代が本格的に始まった」ということになるのだろうと思います。ドコモの近況でも、2011年度はスマートフォンの販売台数を850万台と計画しています。これは年間2000万台強の(ドコモの)総販売台数のうちの850万台ですので、スマートフォンの販売比率は約4割強になっている計算です。
新春インタビュー:“スマートフォン主流時代”にどう取り組むか――NTTドコモ 辻村副社長に聞く(前編) (1/3) - ITmedia +D モバイル
最近、この手の話も眉唾物に感じているわけで。
というのも、最近出たいくつかのイベントを振り返ってみて、スマートフォン率って結構少ないんですよね。
そりゃ横浜コミュニティデザインラボのイベントみたいなところでは若干数のスマートフォンユーザーは見かけますが、浜小学校のパソコン講座、コミュニティハウスの文化祭、各種区民センター巡り、会う人に子供かお年寄りが多いのもありますが、全くといって良いほどスマートフォン――とくにAndroidのユーザーを見ない*1。
電車に乗っていても、OS問わずスマートフォンのユーザーは確かに多くなったけど、くるっと見回して10人中3,4人がせいぜいかなという感じ*2。まあ、東京みたいな都会とかだったりするとまた違うんですかね・・・。
それともう一つ、気になるのは、上のインタビューでは「どこの」販売台数を見ているかなんですよね。
先日、はじめてドコモショップで端末を買いましたが、端末価格はドコモショップの方が高かったりする*3。
もちろんアフターサービスとかは弱いでしょうが、端末価格やそれぞれのお店のポイント・金銭的なサービス(キャッシュバックとか)のことを考えると家電量販店で買った方がお得だったりするわけで。
ドコモショップの販売状況だけ見て家電量販店の販売状況を勘定に入れてないと、上の「4割」というデータは割と怪しくなってくる。まあキャリアショップで物を買う人がわたしの想像と違ってもっと多いとしても ねえ。
あとは、端末の寿命もあります。うちの会社でもX903i(5年前くらい?の端末)あたりの端末を割と日常的に見かけますが、フィーチャーフォンってとくに機能を追求しなければ5年だろうが6年だろうが平気で持つんですよね*4。
過渡期でちょっと前のモデルでも型落ちになってしまいがちなスマートフォンと違ってちょっと前のモデルでも普通に使う分には問題ない。
だからこそ、「スマートフォンが売れている」ではなく「フィーチャーフォンが新たに売れてない」だけという考え方も出来ると思うのです。まあ、意図的にそういう言い方をしているだけなのかもしれませんが。
これはキャリアの勘違いなのか、意図してやってるのか。
どちらにしても、なんだか良い感じにすれ違っている気がします。ほんと、今年のスマートフォンはどうなるのやら・・・。