高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

イオンSIMを使ってみた

以前から家の非常時用SIMとして眠らせているイオンSIMでしたが、今回ちょっと実際に端末にさして使ってみました。

しばらく使ってみての感想ですが、思った以上に早い。
確かに画像を含んだサイトなどはちょっと重いですが、最近は各種サイトのスマートフォン対応も進んでいますし、そんなに苦を感じることはなかったりする。今後のアプリケーションやサイトの対応、端末自身のスペック向上で十分カバーできる範囲だなと思いました。
これで月々ドコモのデータ定額プランの6分の1程度の値段なのですから、かなりお買い得だと思います。まあ、SIM自体は3150円しますが、それはSIMカード自体の単価ということで。

今後のスマートフォン普及に向けて

スマートフォンというものは、基本的に数時間3G通信を使っただけでパケット定額の上限に達します 。そのため、いままでパケットをあまり使ってこなかった人からするとかなり高コストな代物になってしまいがち。もちろんキャリア的にはそのぶん儲けが増えていいんでしょうが、さすがにユーザーとしては二の足を踏んでしまうところだと思います。
今後、スマートフォンを普及させていきたい というのならば、こういうプランは必須だろうなぁと思いました。MVNOが販売 ではなく、キャリア本隊が販売する必要がありそうですね。

キャリアのサービスネットワークからの脱却

いままでわたしは、「スマートフォンをほとんどの人に」というキャリアのおおまかな方針は馬鹿げた話だと思っていました。
しかし考えてみると、「キャリアのサービスネットワークからの脱却」という意味でもあるのですね。そう考えると、あながち悪い話でもないかなとも思います(もちろんキャリアはそんなこと考えちゃいないでしょうけども)。
たとえば、Googleトークを使ったビデオチャット。実際に使ってみて買い物シーンがかなりよくなったと感じたのは、以前にも書きました。
同じことをフィーチャーフォンでやろうとするとテレビ電話機能を使うことになりますが、結構お高いと聞いていますし、お互いが携帯電話である必要がある。

災害時などでも効力を発揮します。
通話回線は性質上服装時に繋がりにくい状態になりますし、先の3月11日の震災ではキャリアメールも2時間近く遅延するなどの障害が起こりました。しかし、スマートフォンなら通話も緊急時はパケット通信でチャットやキャリアメール以外のメールなど、別の方法での情報伝達を選ぶこともできる。

今もうちは母にAndroidタブレットを持たせて必要なときにGoogleトークを使ってもらっていますし、重たい画像データつきのメールやAmazonなどの支払いメールで母に関係するもの(母はクレジットカードを持っていないので、わたしが代理で買って実費を母からもらっている)を送信するときはGMailを使ってます。
システムとしては確かにフィーチャーフォンのみの時より複雑になりますが、キャリアのサービス以外のものと接続しやすくなるのがスマートフォンの魅力かなと。そのため、うちのような家族のうちの誰かがネットサービスをよく使っているとか、地元やよく行く場所にネットを利用したサービスがある場合は、メリットになると思う。
そういう意味で、スマートフォンというものが流行ってくれるのは、いいのかもしれないな などと考えています。


こういう、スマートフォン(——をはじめとしたこういうデータ端末)の利用を促進する意味でも、こういう低額&定額なデータ通信サービスはもっと流行ってほしいな と、イオンSIMを使っていて思いました。
そのためにはもっとビギナーさん向けのアプリケーション環境の整備や、情報の整備が大切なのかな と。