高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

視覚障害者のIT活用

先日訳あって、進行性の病気でほとんど失明(現時点ではものの輪郭だけは把握できるけど、そのうち完全に失明してしまう)という状態の方のパソコンについての相談を受けていました。

視覚障害の方がデジタルデバイスを活用しているのなんて、ほとんどテレビやWebの動画でしか見たことがなかったので、どう話せばいいのか迷いましたが、とりあえずそれなりには相談対応ができたようで、とてもホッとしています。

わたしも最近、*1AndroidのTalkback機能を使ってニュースを読み上げさせるなどのことはしているし、全盲の方のiPhone活用事例なども見たことがあるので、なんとなく今の音声読み上げ機能でできることの概要は知っていたつもりですが、実際にこういう機会に話してみないと分からない課題って、たくさんあるなあと感じます。

*1:読むのが面倒くさいときや、外から目を離したくないときに、

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2020年のごあいさつ

2020年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

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新年のごあいさつ

今日は例年どおり、磯子七福神巡りを。ルートは基本的にいつも通りでしたが、ちょっと遠回りをしました。途中休憩をちょっと含み、4時間半ほど。

というわけで、今年も無事磯子七福神巡り終わりました。

いちおう地元では毎年1月第一日曜日に七福神巡りをやるらしい。

行程が4時間しかないのですが、これどういうルート使うんだろう。寄り道しなくても割とギリギリなんですが…。

毎度思うけどどういうからくりを使ってるんだろう?この時間じゃわたしでもギリギリだぞ。

2019年を振り返って

さて、それはそれとして。

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まちづくりとゲーム

このブログエントリーはまちづくり Advent Calendar 2019 - Adventarの24日目の記事です。

さて今回は、まちづくりとゲームについて。

わたしは時々Twitterなどでもぼやいていますが、地区センターなどの公共機関に、PS4やSwitchなどのデジタルゲームを置きたい と思っています。

最近地域コミュニティを見ていると、昔のコマやメンコなどといった遊びはちょくちょくイベントのネタに使われるのですが、最近のものは全く取り上げられない。

設備が揃えられないとか、ハンドリングできるような人が地域に居ないとか、いろいろな理由はあると思うのですが、とにかくまったく取り上げられない。

たぶんほぼすべての子がどこかしらで触れることになるデジタルゲームに、外部イベントで全く触れる機会がないというのは、ちょっと勿体ないな と思うのです。

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Power Automateとプログラミング

このブログはOffice 365 Advent Calendar 2019 - Adventarの22日目のブログです。

22日目のブログはOffice 365のWebツールの一つ、Power Automateについて。Qiitaなどでは技術的につっこんだ内容を主に書いていますので、こちらではもっと概要のところを。

Power Automateとは、MicrosoftのOffice 365 Business向けに提供されているツールの一つで、あるサービスでの出来事やボタン押下などのイベントをトリガーに、複数個のアクションを実行することができるというツールです。

わかる人には「IFTTTのようなもの」といえばいいでしょうか。

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Power Automateの画面

無料版も提供されており、無料でも大半のサービスを利用することができます。気になる方はそちらを利用してみても良いでしょう。

flow.microsoft.com

IFTTTと違って、標準で一つのトリガーに複数個のアクション(処理を示すブロック)を設定することができますので、手間暇さえかければかなり多くの操作を自動化することができます。

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2020年のSBCast.

このブログはポッドキャストを語ってみよう Advent Calendar 2019の21日目のブログです。

21日目のブログはポッドキャストについて。わたし3回目の記事では、ここからさき、2020年のSBCast.についてちょっと書いてみようかと。

SBCast.の方針

わたしがまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.で行っているポッドキャスト、SBCast.では、地域活動をされている方の活動紹介を行っています。

そのねらいや考えていることについては、前に記事で書いたので、そちらをご覧ください。

blog.onpu-tamago.net

で、今回は今後のゲストについての予定などをここに書いていこうと思います。

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まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.とChromebook

このブログはChromebook Advent Calendar 2019 - Adventarの19日目のブログです。

19日目のブログはChromebookについて。わたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.では、理事の事務用PCとして、Chromebook C101PAを採用しています。今年9月には使い方についての勉強会も行いました。

speakerdeck.com

まずChromebookとは

あえて説明するほどのことではないですが、Chromebookとは、Chrome OSが入っているノートパソコン。

メインのアプリケーションはGoogle Chromeだけという非常にシンプルな構成のパソコンで、その代わりに起動が非常に速い。

さらにおまけとしてAndroidアプリを動かせるほか、Linux環境も利用可能となっており、できることは意外と多いです*1

ただ、あくまでメインはGoogle Chromeだけの環境であり、ノートパソコンと言うよりキーボード付きのタブレットという趣が強い。

*1:ただし内部的な構成は通常のAndroidバイスと大きく変わるため、Androidで動くアプリがすべて動くとは限らない。感じとしてはGoogle Chromeだけのコア部分に、AndroidとPureなLinux仮想マシンが1つずつ入っているような感じ?

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ITコミュニティの少ない土地でコミュニティ活動をしたいという人へ

このブログはコミュニティ•カンファレンス運営 Advent Calendar 2019 - Adventarの17日目のブログです。

17日目のブログはコミュニティ・カンファレンスの運営について。

正直登録はしたもののなにを書いたらいいのやら のまま当日が来てしまったので、とりあえず今回は、コミュニティの少ない土地でコミュニティ活動したいという人に向けた言葉を書きます。

まあ、このカレンダーから記事を辿ってくるということは、たいていの場合ITコミュニティのことを読みたいと思っていると思いますので、今回はITコミュニティ限定で。

とはいえある程度は「自分のジャンルの活動がそばになかった場合」に共通して言えることなのかもしれません。

「二人揃えば勉強会だ」とはいうけれど

まだこんな言葉があるのかどうかは分かりませんが、昔ITコミュニティ界隈でこういう言葉を聞いたことがあります。

ただ実際それができるのはよほどとくに決まったプログラムがないもくもく会くらいなもので、それ以外のプログラムでは二人いれば勉強会としてまともに動けるかというと、そんなことはない。

スタッフはどうするの?スピーチする人はどうするの?参加人数が集まらなかったり、参加者がカテゴリー違いの人で全く内容が理解されなかったりしたらどうするの?もし人が集まらなかったとして、スピーチに来てくれた人たちはどういう思いでしゃべればいいの?胃が痛くなります。

なので、「二人揃えば勉強会」だなんてのは幻想だと思っています。とてもではないけれどそんなことはできない。

もくもく会ベースだったら万が一参加者が自分一人でも特に困らないですが、今度は会場を貸してくれた方に申し訳が立たない。基本的に二人で勉強会はやるべきではないんだと思います。

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