Windowsストアアプリに、Project Sienaというものがあります。Androidにある
MIT App Inventorなどと同じように、コーディングなしでプログラミングが出来る環境。とはいえ、まだβ版なのもあり、中身は結構コーディングに頼らないと作れなかったりするみたいなのですが。
とりあえずざっくりとした解説は以下を見ると良いかなと。
- Microsoft、コーディングレスのストアアプリ開発アプリ「Project Siena」をベータ公開 - 窓の杜
- マイクロソフトがリリースした新たなWindowsストアアプリ開発ツール「Microsoft Project “Siena”」を使ってみた - Build Insider
- VisualStudio以外でストアアプリを作成する | 眠るシーラカンスと水底のプログラマー
Excel(アプリ側の拡張子フィルタ設定の問題で、拡張子xlsxのファイルしか読み込むことが出来ないようです)やRSS、Rest API、SharePoint(どういう方法でリンクするかは、持ってないのでわかりませんが)、Azure Mobile Service等のデータをデータソースにして、簡単なWindowsストアアプリを作ることが出来ます。とりあえずSlideshareのRSSを読んでみて作ったのがこちら。
RSSフィードの独自形式データ(独自の名前空間を定義して書き込まれているデータ)などは読めなかったり、全画面のアプリしか作成出来なかったり(フリップ状態など全画面表示でない状態での構成が定義できない)、Windows8に対応していないモニタでは全画面表示自体上手くいかなかったり、制限はかなり多いのですが、まあ簡単なデモくらいのアプリは作れそうです。
また未確認ですがアプリケーションをソースコードの形式に落とすことも出来るそうなので、ベースをここでつくって、Visual Studioで作り込む という形のアプローチも出来そう。
まあ、あくまでβ版 とのことですので、今後の展開が気にはなります。
現時点でちゃんと単体実行可能なストアアプリも作れる(ファイルメニューから「Publish」を選択)ようですし、コードを一切書かずに出来ることもそこそこ多い(上のスクリーンショットのアプリもLaunch()メソッドの指定くらいしかコードは書いていない)ので、プログラミングの入り口としても使えるのではないかな と思います*1。