高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

インターナショナルオープンデータデーで出展してきました。

今日2月21日(土)は先日書いたとおり、大桟橋で行われたインターナショナルオープンデータデーで出展をしてきました。
内容は前回と同じく、Project Siena。いちおうアプリは変えましたが、動きが良かったので結局前回と同じものを利用しました。

考えてみたらこの手の簡易アプリ作成環境はたくさんありますが、大体は簡単に「プログラミングを行う」環境であり、簡単に「そこそこ使えるアプリを作る」環境ではありません。そのため、データのプレゼンテーションなどには基本的に向かないことが多い。

そう考えてみると、データとこれだけ相性の良い環境というのはそうそうなく、そういう意味でProject Sienaをインターナショナルオープンデータデーで紹介するのは、アリだったのかもしれないなあ。そのうちProject Sienaが出力するHTMLファイルを改造してVisual Studioでまともなストアアプリを作る方法についても調べてみたいですね。

今回のインターナショナルオープンデータデー

さて今回のインターナショナルオープンデータデー。自分はここでの出展は二度目。前回と比べると、オープンデータの活用に関する団体が増えて、オープンデータの集積などのフレームワークを展示する企業が減った気がします。ただ全体的な雰囲気はあまり変わっていないかなあ。

プログラミング(or オープンデータの活用)が目的な人、プログラミング(or オープンデータの活用)が手段の人

今回オープンデータにいろいろな形で関わる人たちの話を聞いていて、プログラミングもオープンデータも、「目的」としてそれに関わる人と、「手段」としてそれに関わる人がいるなと感じました。プログラミングであれば、それを使って何か作ってみることを目的とするか、作りたいものを完成させるための手段ととるか。オープンデータであれば、プログラミングでいじるためのおもちゃとするか、それを使って作りたい明確な何かがあるか。

ただ、料理を作るのが好きという人も、料理を作って誰かに食べてもらうのが好きという人もいるように、どちらもあって良いと思います。でも、お互いがお互いの人を「そういう人もいるんだ」ということを意識しておくことが重要で、現在それが有耶無耶になっているせいで、お互いがうまく協力できてない。いろんな人と話していて、そんな印象を受けました。

自分の場合は?

自分の場合はどちらだろう?プログラミングは手段なのか、目的なのか。

自分はプログラミングで、目的の動作を実現するためにうんうんうなることや、そのために調べ物をしたり、それをアレンジしたりする、そういう行程は好きです。だから、プログラミングが目的となっている側面もあります。
しかし、成果物を実際に自分で使ったり、誰かの役に立ってもらったりすることが好きという、プログラミングがあくまで手段に過ぎないと思っている一面もあります。

なので、どちらの一面も持っていると言うことかもしれない。だからこそ、Project Sienaのように、ノンプログラミングでアプリが作れる環境にも惹かれるんじゃないか。そんなことを帰り道に考えていました。


プログラミングが目的でしかない人は、とくにこのようなインターネットベースのコミュニティに多い。とくにIT勉強会なんかは、半分くらいこちら側の人が多いと感じています。
だからこそ、そういう人とはあまり話が合わなのかもしれません。

プログラミングがアプリを作るための「手段」でしかない人は、プログラミングを話題にすることはない。だから結局、自分がプログラミングの話しを存分にできる場所はない。だからあまり、自分が背伸びせずにプログラミングの話しができる相手というのは、あまりいなかったんじゃないかなあ と。

自分のためにも、こういうオープンデータなどを活用するためにも、「プログラミングを手段として捉えつつも、人によってはそれを目的として考える人もいる」と言う人が、今必要なのかもしれません。わたしに必要なのは、そういう人を集めること、育てることなのかもしれません。


そのために、自分ができるのはなんだろう?仕事と並行して、プログラミングを手段として捉える人も探していかないといけないな と、そんなことを考えたイベントでした。

今後の予定

今後は、Project Sienaについてもせっかくなのでいじっていこうと思います。前述の通りProject Sienaは、「発行」メニューよりHTMLアプリを作成することができますので、うまくやればVisual Studioで立派なアプリを作ることも可能かもしれない。そういうProject Sienaの可能性も調べてみたいです。

ならびに、プログラミングを知って、活用する人を増やすことも。現在少しずつすすめているので、早く形にしたいですね。