高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

Webの力

先日3月11日(水)、DevRel/Online #1 〜初のオンライン開催〜というイベントに参加してきました。といってもオンラインのイベントなので、とくに「参加してくる」というのもないのですが。

devrel.connpass.com

今回はオンラインイベントということで、自宅からCisco Webex MeetingsというWeb会議システムで参加。オンラインイベントの取り組みや注意点、ツールについての紹介。

オンラインベースのイベントについてはわたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.も検討しているところですので、非常に参考になるお話が聞けました。

終了後の意見交換では自分の活動についてなどお話することもでき、楽しかったです。

続きを読む

別の次元に生きる人たち

昨日2020年2月1日は、横須賀市横須賀市はまゆう会館で行われた、よこすか・ゆめ・みらいのレポート共有会に参加してきました。

f:id:TakamiChie:20200201131916j:plain

このイベントは、去年8月18日(日)に行われたよこすか・ゆめ・みらいというイベントのレポート共有会。このイベントであがった意見を集約し、主催する三浦学苑高校の人たちがまとめたレポートについて、意見を言い合う形式のイベント。

わたしも、当日は教育という一つの分野の話題にしか関われなかったのですが、こうしてまとめた内容についてディスカッションできること、より少ない人数で話せたことはとても良い体験でした。

今回まとまった内容を、今後のチームの活動に活かしていきたいということで、今後の活動が楽しみでもあります。

続きを読む

Web上で音楽を再生するツール WebRhythmを作成しました。

このブログは、音楽ツール・ライブラリ・技術 Advent Calendar 2019 - Adventarの8日目の記事です。

8日目はデジタル音楽について。予定していたTone.jsについては、期日までに作り込みが終わったらなんとかします。

先週12月1日(日)、戸塚駅前の戸塚区総合庁舎で行われた第10回とつかお結び広場に、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として参加してきました。

とりあえずSBC.としての大まかなレポートは、SBC.ブログの方にも書いていますので、そちらの方もご覧頂ければと思います。

sbc.yokohama

今回はイベントの内容ではなく、その中で利用したアプリ、WebRhythmについての話しを少々してみようと思います。

WebRhythmとはどんなWebアプリか

今回は「パソコンでできることがどうとかはとりあえずおいといて、とにかくまずはパソコンに興味を持ってもらおう」ということで、Web Audio APIで音楽を作成できる簡易Webアプリを作成しました。

side-beach-city.github.io

いちおう元ネタは、Galaxy HarajukuででていたSound Wall。画面上に表示されたマス目をタップすると、そのマス目に対応した音が鳴ります。

今回はドレミファソラシドを1オクターブ再生できるようにしているので、リコーダー向けに作られている一部の音楽を演奏することができます。

今回は次のサイトを参考に、一部曲を作成、演奏しました。

www.asahi-net.or.jp

HTMLとCSSJavaScriptだけで作っているので、Github Pagesで動作可能、機能によりQRコードを使って別のスマートフォンタブレットに保存したプレイリストを転送する機能もついています(表示中の楽譜を送信する機能は現在ないですが、近日中に実装予定)。

以下のQRコードスマートフォンでスキャンするか、リンクをクリックすると、こちらでいくつか作成した曲がいくつかプレイリストに登録された状態でWebRhythmが表示されます(なお、現行のバージョンだとiPhoneiPadなどのiOS端末では、アプリが表示されません。対応までしばらくお待ちください)。

f:id:TakamiChie:20191207221257p:plain
WebRhythmのQRコード

直接開く

せっかくここまでできたので、いろいろ改修して次以降のイベントでも使えればいいな と。

やりたかったこと

今回やりたかったことは、とにかく「パソコンやスマートフォンに興味を持ってもらう」こと。

地区センターのイベントなどに行くと、パソコンやスマートフォンに関する話しとなった時点ですぐ「難しい」となってしまって、近寄らない人が少なくない。

パソコンやスマートフォンに漠然とした不安を感じてはいても、なにがわからないかわからないので、人に聴くこともできない という人は少なくありません。

わたしも地区センターの小規模な交流会や意見交換会などにはときどき顔を出したりしていますが、比較的平均年齢が若い都筑区ですら、パソコンの話が一切通じない なんてことも珍しくない。

なんというか、まるで砂漠の中にでもいるような絶望感。

まずはどんなものでもいい。スマートフォンに興味を持ってほしい。ということで、今回のようなプログラムを作成し、公開しました。

これからのWebRhythm

このWebRhythm自体はGithubのほうでチケットがたくさん残っているとおり、まだまだ開発を行っていく予定。

github.com

今度はTone.jsをつかって音色を変えたり、伴奏機能を付けたりといろんな機能増強を行っていきたいとおもっています。

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のプロダクトの一つでもあるため、メンバーの力を合わせて面白いものにしていきたいですね。

まちづくりにIT技術者が関わる理由

とうとうこの季節がやってきました。このブログはまちづくり Advent Calendar 2019 - Adventarの1日目のブログです。現時点でアドベントカレンダーの登録がわたしだけなので、もしまちづくりに興味のある方他にいらっしゃいいましたら、是非アドベントカレンダーにもご参加ください。

さて。先日中の人に誘われて、以下のイベントで喋ってきました。

www.facebook.com

スピーチ自体振り返ってみるとちょっと久々で、2ヶ月ぶり(外部の勉強会だけに絞ったら、3ヶ月ぶり)のスピーチ。

今回はなんらかの地域活動をされている方がほとんどということで、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の活動内容について、概要をお話ししました。

資料はいつも通りSpeakerDeckに公開していますので、ご覧ください。

speakerdeck.com

当日の音声とあわせた動画も公開しています。日付が24日になっているのは気にしない。

www.youtube.com

ここまでのITリテラシー差がない環境で活動している方も多かったようで、わたしの話しにおどろいた という方もいらっしゃいました。

IT技術者が地域に関わる理由

さて本題。

IT技術者が地域に関わる理由には、他のジャンルとはまたすこし違う理由があると思っています。

  • 自分たちの居場所を確保するため
  • IT技術に対する認識が、地域から失われないようにするため
  • IT技術者が不利な地域を作らないようにするため
  • 必要な時に、相手にもそれらツールを使ってもらえるようにするため
  • 地域にあるまちがったITツールの使い方を正すため

ITというのは、他のジャンルとはちょっと違うものがあると思っています。放っておくと使わない人にはとことん使われず、普及しない。

だからこそ、他のコミュニティと違って、自分たちが「あえて普及させる」必要がある。

自分たちの立ち位置をしっかり確保するためにも、IT技術者が地域に関わる必要があるのではないかと。

続きを読む

プログラマはどうやってスキルアップしていけばいいのか(.NETラボ勉強会に参加しました) #dotnetlab

今日11月30日は、ちょっと久しぶりに.NETラボ勉強会に参加してきました。

f:id:TakamiChie:20191130132706j:plain

とてもひさしぶりだったので、LT発表もしてきました。

資料は以下です。動画についてはしばらくお待ちください。

speakerdeck.com

で、今回ブログに書いたのは参加レポートというより、聞いていて思ったことがあったので。

今のプログラマに必要とされていること

今回スピーチではASP.NETBOT Framework、Power Automateなど、Microsoftの最近のテクノロジーに関するスピーチが豊富にあったのですが、最近のMicrosoft関連技術って、どれもプログラミングだけでなく、データの正規化やMVCの使い分けなど、結構高いスキルが必要になるなあ という感じ。

たしかにコーディングが少なくなったり、制作が楽になったのはあるのですが、そのぶんプログラミング以外のスキルをかなり要求されているような。

もちろん他の環境を使っても複数言語に対する知識や複数モジュールの知識が必要になることは多いし、なにを今更な感じはありますが、なんというか、「プログラミング(というより、プログラマがやること)ってほんと複雑になったなあ」という感じがします。

制限された環境でどう動くか

とくにPower Automateなどは、わたしも最近ちょくちょく使っているのであらためて感じますが、本当に難しい。

プログラミングをするだけならそれほどでもないんですが、Sharepointリストを使ったフローを書いたりすると本当に難しく、プログラミングスキルだけでは太刀打ちができないなあ という感じがします。

プログラミングは確かに、最近需要も増えて、講習会や教室も増えてきたという感じがありますが、じゃあこういったデータの正規化や、Power Automateみたいな制限された環境での立ち回りはどうやって勉強するのだろう?と、話を聞いていて思いました。

Power Automateは、他と違ってコーディングができないので、他の言語ならコーディングやSQLのパワーで押し切れるところが押し切れない。その環境でもやりたいことが実現できるプログラミング力というのは、なかなか高度だと思います。

そういう感覚を、どうやって教えるか

そして、わたしも一応SBCamp.などで講座をやる身として、こういう感覚をどうやって教えるのか というのが課題だなと思いました。

プログラミングそのものを教えることはまあなんとかできるし、コーディングについての心構えを教えることも、一応できる。

ただ、どうやってプログラミングに最適なデータ配置を行うか、どうやってモジュールをきれいに分割するか などといったものは、どうやって教えればいいのだろう?

わたし自身がそんなにうまくない というところもありますが、サンプルが用意しづらい というところもあり、どうすればいいのかが今後の課題だと思いました。

ITの格差と、プログラマの格差

そして話を聞いていて思ったのは、ITリテラシーの有無による格差(いわゆるデジタルデバイド)もあるものの、プログラマの技術力格差もあるような気がします。

こういう場でスピーチができたり、最新技術を追っていけるようなハイスキルのプログラマは、もちろんいます。

ただし逆に、こういった技術をうまく飲み込めず、プログラマとしてのスタートラインにすら立てないプログラマも、たくさんいる。

そういう人同士の格差も一つの課題なのではないだろうか と思いました。

発表することが一番の勉強!とはいうけれど・・・

こういう勉強会ではよく「発表することが一番の勉強」とはいいます。

自分の考えを整理できるし、曖昧だった知識をはっきりとしたものにできるし、わたしもそのとおりだとは思うのですが、発表できるところまで知識を身につけるのも、そうかんたんな話じゃない。

「じゃあわからないことを言語化すればいいじゃない」とも言いますが、本当になにもわからないと言語化すらできないのです。

そういう人は、一体結局どこにいけばいいんだろう そういう人たちをステップアップさせるために、わたしたちはなにをすればいいんだろう と、今回のスピーチを聞いていて思いました。

図書館総合展に行ってきました #図書館総合展

11月13日(水)は、毎年おなじみパシフィコ横浜で行われた図書館総合展に行ってきました。

f:id:TakamiChie:20191113134731j:plain
図書館総合展2019

内容としては図書館司書とか、図書館関係業務に携わる人・図書館司書を目指すような文系学生さん向けのイベントですので、わたしにはそれほど関係ないといえばないのですが・・・。

文系の学生さんや、その関係で仕事をする人と話す機会はあまりないもので、毎回楽しみにしているイベントではあります。今回も主に司書課などを専攻している学生さんたちと話す機会が得られて、楽しかったです。

また、このイベントは毎回関東外の大学や図書館も参加するイベントですので、普段横浜だけではなかなかできないようなお話もできたのがよかった。

f:id:TakamiChie:20191113171734j:plain
長野図書館のパネル展示

今回話した方々の中にはわたしたちまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の活動に興味を持ったという方もいらっしゃったようですし、またお話しできる機会があればいいなと思います。

続きを読む

エストニア視察報告レポートイベントに参加してきました

先日9月3日(火)は、横浜駅東口側にあるコワーキングスペース、/Bangarrowで行われたイベント「エストニア視察報告レポート イノベーションのヒントがここにある」に参加してきました。

www.facebook.com

今回のイベントは表題の通り、コワーキングスペース/Bangarrowのメンバーが最近IT関係の取り組みで評判のエストニアに行ってきたので、その視察報告のオープンイベント。

わたしも常々まちづくりエージェントSIDE BEACH CITY.の内外でITの普及に向けた活動を行っているため、活動に関するなんらかのヒントが得られないか?と思い参加。

f:id:TakamiChie:20190903180610j:plain
エストニア視察報告レポート

実際活動のヒントというほどのものは得られなかったものの、自分の考えを補強する根拠が得られたので、まあ、無駄ではなかったのかな と。

続きを読む