高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

DALL-E2とかMidjourneyとかの話 #dalle2 #midjourney

せっかくなのでカバー画像もDALL-E2に描いてもらいました。

stand.fmでも言及しましたが、最近話題の画像生成AIを使ってみました。

stand.fm

とりあえずわたしが触ったのはDALL-E2とMidjourneyのふたつ。作った画像はひとまずGoogle Photosにアップロードしていますので、よろしければご覧ください。

photos.app.goo.gl

使ってみての感想

とりあえず使ってみての感想は

  • 結構いろいろ描いてくれる
  • 意外と日本文化にも詳しい
  • どっちかというとMidjourneyのほうがリアル志向の絵を描く。DALL-E2はちょっと抽象的な絵を描く

「AIは食べ物と和のものに弱い」という噂を聞いたのでとりあえず「京菓子」や「味噌汁」などをオーダーしてみましたが、どちらもなかなかのものができあがりました。どちらかというとDALL-E2の描いた京菓子はパサパサしてそうな感じがありましたが、Midjourneyのはだいぶ美味しそう。

歴史人物 ということで織田信長を描いてもらったりもしました。こちらは肖像画などとはだいぶ違いますが、織田信長が戦国武将であることは理解していそうな感じです。

日本の文化 ということで、縄文時代の村 なんかも。これは実在の遺跡を元にしているのか、奥の方に道路っぽいものが見えるのもあります。

東京の町並みも。「どこの下町か」って言ってないのに東京の町並みを描いてもらえたのはやるなと思いました。

別に描いてもらった横浜の町並みとは明らかに違うので東京とわかってて作成してるっぽい。

これらについては英語フォーラムに書き込むときと同様、「日本語でお題を考える→Bing翻訳で英訳→DeepLで和訳して意味が通っているか確認」というフローで書き込んでいますが、結構いい感じ。

ただし、どうも住所に思われる文言はNGらしく、「○○区」や「○○地方」などと言った文言を書くと何故かコンテントポリシーに違反すると言われます。英訳した文章がまずいとかそういうのはあるのかもしれません。

成果物のヒントに使う

個人的に試してみたのは、「あつまれどうぶつの森で別荘を作るときのヒントに使う」というもの。

上記ツイートの返信には元になった画像も貼っています。

あつまれどうぶつの森の別荘づくりにはときどき突拍子もないテーマで別荘を作ることになるときもあり、毎度作るのに頭を捻らせています。

そういうときにDALL-E2にヒントになりそうな画像を描いてもらう というのも一つの手かな と思いました。

そのほかにも、何か描くときのヒントや、デザインするときのヒントにはなるかもしれません。まあ、ときどき期待しないような内容になることもありますが。

AI画家のつかいかた

画像生成AIは、どうも「同じ画風で構図を変えて」とかいう指定が苦手らしい。毎回新しい絵を描いてしまうので、思った通りの絵にならないことも多いそうな。

togetter.com

よくTwitterを見てみると「あたらしいイラストレーターの絵筆」みたいなことが言われていますが、絵筆にしては若干暴れ馬過ぎるかな という印象があります。

最終成果物に使う というより、前述のように自分の成果物のヒントに使うなど、間接的な使い方がよさそう。

もちろん、「自分の家に飾る画像を作りたい」とか「PCやスマートフォンの壁紙にする画像を作りたい」とかそういうのなら別にかまわないのですが。

もちろんそういうのではなく、「これこれこういう用途に使うペン先を作ってもらう」とかいう使い方もあるのかもしれません*1

ただ今のところの使い方としては「成果物のヒント」というのが一番妥当な使い方なのかな という感触です。先に挙げた京菓子とかまさに菓子職人の方にはいい刺激になりそうな感じですし。

ただ応用次第でいくらでも使い方があると思いますし、もっと積極的に活用してみるといいのではないかな と思いました。

*1:現状どちらも透過色に対応していないので、たぶんそういう用途には使いづらいかと思いますが