
今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。
なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください
AIを駆使した過去の振り返りから、最新のプログラミング事情、そして地域のつながりやお寺の知恵まで、私の活動と考察が詰まった内容になっています。
今週の主要なテーマは「AIによる自分自身の拡張と、地域との多角的な関わり」です。ポッドキャストの過去160回分をAIで分析したり、ChatGPTの支援で拡張機能を作ったりと、技術が私たちの思考や活動をどう支えるかを深く掘り下げました。一方で、横浜・弘明寺でのイベント参加や、地域団体とのコミュニケーションの難しさといった、地に足のついた活動の重要性についても再確認した1週間でした。
月曜日:160回の軌跡をAIと振り返る:SBCast.の再発見
月曜日は、過去160回以上にわたるSBCast.の全エピソードをAI(NotebookLM)に読み込ませて分析したことから。
LISTENのテキスト起こしデータを「LISTEN Transcript Downloader」で一括ダウンロードし、丸ごと読み込ませることで、自分でも気づかなかった活動の傾向が見えてきました 。膨大な情報を俯瞰して、各団体の共通テーマを抽出するAIの力には本当に驚かされました 。
特に印象に残ったのは、AIがこれまでのゲストや共通テーマをかなり正確に拾い上げてくれたことです。もちろん偏りはあるものの、「ああ、そういえばこんな話してたな」と思い出せるレベルで整理されていて、自分の活動の全体像が見えてきました。
AIに頼ることで思考が鈍るのでは、という話もありますが、むしろ自分は逆で、「振り返りを任せることで考える余白が増える」と感じました。やらないことをAIに任せることで、自分は考えることに集中できる。この使い方はかなり有効だと思っています。
こうした振り返りの詳細は、週末の「まちのえんがわキャスト」でも詳しくお話しする予定です 。自分の作ったものをAIで再構成し、新たな気づきを得るプロセスは、自己成長のために非常に有効だと確信しています 。明日からは、このAIをさらに「つくる」方向へ活用したお話をしていきます 。
- 過去のSBCast.の文字起こしをNotebookLMで分析し、活動を俯瞰した。
- AIを使うことで、自力では困難な160回以上の収録内容の振り返りが可能になった。
- 今後の「まちのえんがわキャスト」でのAI活用報告の準備を進めた。
火曜日:ChatGPTと作る:SNS共有拡張機能開発の裏側
火曜日は、AI(ChatGPT)を使って自分専用のChrome拡張機能を作成したお話をしました 。
作成したのは、現在開いているページを各種SNSで一斉に共有するためのツールです 。既存のツールでは1つずつ画面を開く手間があったため、「自分で作った方が早い」と思い立ち、Web Intentという仕組みを利用して開発しました。
驚いたのは、AIによる開発支援の進化です 。以前はコードを提示されるだけでしたが、今回は必要なファイルがすべて揃ったZIP形式でダウンロードできるようになっていました 。もちろん、どこにファイルを置いてどう読み込ませるかという最低限の知識は必要ですが、フォルダ構成を手動で作る手間が省けるのは非常に楽だと感じました 。
ただし、やってみて思ったのは「やっぱり完全には任せられない」ということです。プロンプトが曖昧だと、意図と違うものが出てくるし、その修正にはやはり自分の知識が必要です。結局、AIは万能ではなく、使う側の理解力が問われるツールだと改めて感じました。
だからこそ、自分は「AIを使うための基礎知識」を広めることに意味があると思っています。地域の中で、こうしたツールを使いこなせる人が増えれば、市民開発の可能性はもっと広がるはずです。
- ChatGPTを使用してSNS共有用のChrome拡張機能を作成した。
- AIへの指示(プロンプト)が不十分だったため、意図と異なるコードが生成されたことを反省した。
- AIで開発を行う際も、開発者自身に最低限の知識が必要であることを強調した。
水曜日:理系の住職と「執着」:SBCast.#164を振り返って
水曜日は、SBCast.の最新回である玉泉山 安国院の中山雅紀さんをゲストに迎えた回の振り返りです 。
中山さんはお寺の住職でありながら、学校で科学を専攻していたという「ガリガリの理系」という非常にユニークなバックグラウンドをお持ちの方です 。その理系的な視点から仏教を解釈し、開かれたお寺づくりを目指している姿勢がとても印象的でした 。
特に「執着を手放す」というテーマは、自分にとっても考えさせられるものでした。ただ、それを実践するには知識が必要な場面が少なくない。何を手放していいのか、それとも持ち続けるべきなのかを判断するには、やはり理解が必要です。
これは昨日のAIの話にも通じます。AIがなぜそのような挙動をするのかという仕組み(知識)を知っていれば、AIに対して適切な距離感を保てるようになります 。完全に執着を手放すのでもなく、かといって盲信するわけでもなく、ゆるやかに繋がっておく 。そのためには、やはり学び続ける姿勢が大切なのだと改めて気づかされました 。
中山さんが運営する「橘Gallery」がある千葉県市川市は、私にとっても興味深い場所です 。仏教というオープンでフリーな軸を通じて、多種多様な活動が絡み合う様子は、コミュニティの理想的な姿の一つかもしれません 。いずれは自分も現地を訪れ、その空気を肌で感じてみたいと思っています 。
- SBCast.#164のゲスト、中山雅紀氏(住職・科学者)との対話を振り返った。
- 仏教は特定の場所で「より良く生きるためのメソッド集」であると解釈した。
- 「執着を手放す」ためには、その対象に関する知識が不可欠であると考えた。
木曜日:横浜・弘明寺の「ゼロフェス」:都会の中の生活感と繋がり
木曜日は、横浜・弘明寺のシェアハウス「ニューヤンキーノタムロバ」で開催された「ゼロフェス」の体験について。
ここは1年限定の入居が基本というユニークな場所で、多様な世代の人々が短期間で濃密な繋がりを築いています。4ヶ月しか住んでいないという方もいましたが、時間の制約があるからこそ育まれる絆もあるのだと感じました。
展示内容は非常に多岐にわたり、文章、書道、パネル展示、さらには「屋上で10分間スマートフォンを見ずにぼーっとする」という体験型コンテンツまでありました。アーティストに限らず、それぞれの人生の中で紡がれた表現が並ぶ空間は、まさに表現の多様性を象徴していました。夜にはラップの披露もあり、本当にエネルギーに溢れた場所でした。
今回改めて感じたのは、都会でも地方でも、人の繋がりは確実にあるということです。最近は「繋がりを求めるなら地方へ」という風潮もありますが、都会の中にもこうした偶然の出会いや繋がりが生まれる場はたくさんあります。弘明寺のような、商店街の匂いや子どもの声が混ざり合う「雑多な生活感」がある街の魅力も再発見しました。
私が今住んでいる静かな住宅街とは異なり、弘明寺には人々の営みがダイレクトに伝わってくる活気があります。そうした「生活感」に身を置きながら、自分のこれからの活動を考える時間は、非常に贅沢で有意義なものでした。来年もまた、この刺激的な場に足を運びたいと思います。
- 弘明寺のシェアハウスで開催された「ゼロフェス」の訪問報告を行った。
- 屋上で10分間スマートフォンを見ずに過ごす展示など、多様なアート表現を体験した。
- 「都会には繋がりがない」という言説に対し、都市部でも豊かな繋がりは作れると確信した。
金曜日:地域団体との向き合い方:言葉の壁をポッドキャストで越える
金曜日は、「地域系ポッドキャストの日」のリレー企画として、「行政や地域団体との関わり方」についてお話ししました。
正直なところ、私自身もまだ完璧な正解を見つけているわけではありません。IT分野の比重が大きい私にとって、異なる分野の地域団体と言葉を交わす際、微妙な語彙のすれ違い、いわゆる「アンジャッシュ状態」が起きることは珍しくないからです。
同じ言葉を使っていても、指している内容が全然違うという状況は、1、2年経ってから気づくこともあります。メールの返信が来ず、電話をしてようやく繋がるといった、連絡手段やスピード感の差に苦労することも少なくありません。しかし、こうした分野の違う人同士の「会話が通じづらい」壁を越える可能性を、私は「まちのえんがわキャスト」に感じています。
具体的には、関わりたい団体の方やその周辺の方をゲストに招き、3、40分じっくりとお話を伺うことで、相手の人となりや活動の意義を深く理解できるようになります。単なる交渉ではなく、対話を通じて緩やかな関係性を築いておくことが、結果的に後のスムーズな連携に繋がるのだと実感しています。これこそがポッドキャストを地域活動に活かす醍醐味です。
また、月曜日のAI分析でも指摘された通り、活動を可視化していない「声なき人々」の意見をどう拾い上げるかという課題も見えてきました。テーマを決めずに様々な人と話し、それを次のアクションに繋げる。そんな仕組みを「まちのえんがわキャスト」を通じて作っていきたいです。地域団体との関わりに悩んでいる方も、ぜひこのリレー企画をヒントにしてみていただければ嬉しいです。
- 「地域系ポッドキャストの日」に参加し、行政や地域団体との関わり方を論じた。
- 一見話が通じているように見えて、実はすれ違っている「アンジャッシュ状態」の難しさを指摘した。
- ポッドキャストで30分以上対話することが、相互理解を深める有効な手段になると感じた。
まとめ
今週はAIという最先端のツールと、地域コミュニティという泥臭くも温かい現場の両方を往復する1週間でした。AIを使って過去を俯瞰し、自らの道具(拡張機能)をアップデートする。その一方で、お寺の住職の言葉に耳を傾け、地域のイベントで人々の営みに触れる。この両輪が揃ってこそ、私の活動はより深いものになっていくのだと感じています。
来週もまた、新しい発見や挑戦をお届けできればと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
AIまとめ考
どうにもGeminiには「泥臭い」という言葉が好きだな…。今回の内容はどちらかというとChatGPTの方が課題に注目していてGeminiには自分の課題点について話しているという印象がありました。なので文章は適度にこちらが良いという方向を選んで使っています。
久しぶりにChatGPTの方が文章が良いという感じるところも多かった会でした。つくづく「どちらかを選ぶ」ということが大事だなぁと感じます。