高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

プログラミングに対する誤解

最近地域の人と話していて、ときどきプログラミングについて話すことがあります。ちょっと前ならプログラミングなんてそもそも知らない なんて人も少なくなかったのに、それでも名前だけは知られている という点は、結構認知度上がったんだなあと感じます。

さて。このような場所で地域の人と話をしていると、未だにプログラミング というか、プログラマって誤解されやすいなあ と思います。

  • プログラマは理系の職業 なので数学が必須
  • プログラミングが出来る人は数学も結構得意

まあ、自分は公言しているとおり数学が大の苦手で、小学校5年の算数あたりからズタボロだったレベルの人ですが、それでもプログラミングはそこそこできますから、そんなことはないというのは確かなのですが。それ以外の所ならともかく、地域ではまだこの手の誤解が多いです。

自分は、プログラミングにもさまざまなモジュール(部品)が整っているので、実際数学の知識が必要になるというケースはあまりないと思っています。むしろ正確で分かりやすいドキュメントを書いたり、他人が書いたドキュメントを読んだり、要望を正しくまとめて文章化したりと、国語力の方が大事であると思うくらい。
それでも数学や算数の知識があった方がいいケースはありますが、それでも大抵のものは、「必要になったときに勉強する」でも十分なレベルの数学力。とりあえず何か動くものを作ってみる程度なら、案外数学力がなくても良かったりする と思っています(その手のサイトの記事を読んだり、専門書を読むためには、高度な数学の知識がないといけないケースもありますが)。

誤解を正す人

地域のコミュニティカフェなどでプログラミングについての話しをするときは、なるべくこのような誤解を解くことを目標に話をしています。

しかし、自分も本職でプログラマをやったことはないので、間違ったことを話している可能性は、十分にあります。
出来ることなら、本職の経験者にプログラミングや、デジタル技術を正しく紹介してもらえると、とても嬉しい。なかなか地域コミュニティにプログラマが出てくることがないのか、なかなかそういうことは見かけないですが。

技術者と利用者の乖離

Twitterなどではたびたび発言していますが、そのように(デジタル関係の)技術者と、デジタル機器の利用者の間には、深い溝があると思っています。
そしていま、その溝が広くなったことによる悪影響を、技術者が受けているのではないかと思います。

たとえば、各種アプリストアでの、開発者の立場を全く考えないレビューであったり、会社における顧客などの無理な要望など。そのようなものを少しでも減らし、技術者が生活しやすくなるためにも、両者の溝を埋めることが必要だと考えています。


そして、今まで技術を持っていなかった人が技術を持つことによって、生まれる新しいソフトやサービスもあるでしょう。
そのためには自分が両方に顔を出すだけでは意味がなく、自分が仲介者になって、地域コミュニティの人を技術者のコミュニティに関わらせることが、必要なんだろう と考えています。


自分は今後とも、技術者コミュニティと地域コミュニティの橋渡しをするために、尽力していければ良いなと思います。