高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

地域語で話そう

12月21日(日)、今年最後の浜小学校パソコン教室・スマートフォンアプリ教室が終了しました。浜小学校パソコン教室自体は、来年1月18日(日)から行います。また、浜小学校スマートフォンアプリ教室も、同日1月18日(日)の開催を残すのみとなりました。

さて、こうやってパソコン教室をやってて感じるのは、「この人達に理解できる言葉で、パソコンの物事を解説している情報が、本当に少ないんだなあ」ということ。
なんというか、地域語とでも言うべきか。インターネットの記事でも、パソコンやスマートフォンのメッセージも、「ある程度パソコンやスマートフォンの動作原理を理解している」ことが前提のものが多い*1。もちろん、そうしないと表現しづらいことが山ほどあるというのは分かるんですが、それで置いてけぼりになってしまう人 というのはいるもので。そんな人と話しをする人が今、必要なんだ と、つくづく思います。

地域語への「翻訳」

これは、いわば翻訳のようなものだと思っています。専門用語を別のたとえに言い直し、難しい表現を易しいものに置き換える。かんたんなようでいてなかなか難しい。例えるにしても、相手の経験や知識によって、例え方も、話し方も、変えていかなければいけない。そうしないと地域の人は、わかってくれない。

ただ、そういう人の中でも、パソコンやスマートフォンのようなデジタルツールの知識を欲している人はいる。それは、周りの人に持たされたからかもしれないし、せっかく持ったからできれば使いたいということかもしれないし、自分で何かやりたいことがあって、それにデジタルツールが必要なのかもしれないし。理由は人によって違いますが、このような情報を欲しているがものの、地域語で解説された情報源がないので困っている という人はいるのです。そういう人に向けて情報を発信するには、やっぱり「地域語への翻訳」が必要になる。3年もパソコン教室を続けてきて、自分はやっぱりそういう人に向けた情報発信を主にやっていきたいなあ と、あらためて思いました。


ただそのためには、こういう「地域語に翻訳して情報発信をする人」が、ちゃんと生活できるようになる方法を考えないといけない。今のように少額のお金をもらって何とかやっていくようじゃダメ。
そのためにはじめてみたのが、3分教室ではあるわけですが、たぶんそれだけじゃ足りない。もっと他の方法を、どんどん考えていかなければいけないですね。


最初の頃は、ちょっとしたもののつもりではじめたパソコン教室も、今年でもう四年目。今後の振る舞いをもっと真面目に考えていかないといけないですね。

*1:具体的にはカタカナ語とか、専門用語とか