高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

サーラの冒険5,6

読了



最終的に、六巻にてラストバトルといえるようなものもちゃんとあったし、ソードワールド文庫らしい完結だったのだと思います・・・が、わたしとしては今ひとつ好きではなかったかも。
まあ、サーラはラストダンジョンに入って、ラストバトルをして、ラスボスを退けて――というようなお約束的な展開で終わって欲しくはない と、何となく思っていたのかもしれません。あるいはあのような特殊なフィナーレを望んでなかったのかもしれません(ま、あの世界で特殊じゃないことの方が珍しいのかもしれませんが)。一巻のタイトルの通り「ヒーローになりたい!」というテーマはあると思いますが、それはそんなかたちでしか表現し得ないものでもないですよ ねえ。
なんだか「エンディングを作るための物語」という印象を受けてしまいました。もちろんついちょっと前まで浅見光彦シリーズかPHP文庫かプログラミングの本しか読んでなかったやつの言うことですけど ね。


というか、ちょっと過度な表現多すぎ…*1、四巻までは割と「子どもにも勧められる」本 という印象でしたが、あれじゃ堂々と勧められないですよ。

*1:まあ、後書きで書かれてたとおり筆者ご本人は満足だったのかもしれませんが…