高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

コンピュータ技術はどこに行く?

 どんどんいろんなことが出来るようになるパソコンですが、上のこともそうですが、どうも奇妙な感じがするんです。
 そもそもインターネットだって、一度は軍事目的ではありましたが、そもそも研究目的で作られたもの。HTMLだって、研究者がお互いの論文を交換するためのものだったし、そのための仕様を作ったのだって非営利団体であるW3C。商用利用自体、なんか他人のまわしで相撲を取ってるような気がします。
まあ、そんなことを言ってもある程度は仕方ない気もしますけどね、開発言語がなければ誰も何も作れないし、人間に比較的使いやすい言語を設計したり、便利なクラスライブラリを作ってセットにしたりするのはプロプログラマの仕事ですしね。サーバーに使えるようにLinuxを強化していったのだって営利団体はあるし、TCP/IPみたいな仕組みや、ASPやらの技術を作ったのもMicrosoftですから。
 でもわたしはもっと、便利にするのはいいけど、それ以外の方法はどうかとか、思ってしまうのです。インターネットを使った音楽配信なんかはいいですが、上の医療技術のようなことはどうも…と思ったりしてしまうんですよね。
 人に教える立場というのは、そういう意味で無責任ではありますよね、力は教えるけど、それをどう使うかは教えない。全く教えないわけではないけれど、"悪い方向に"使わないように教えるだけ。まあ、そんなことを言っても結局個人の思想になりますから、仕方ないですけれど。
 こんなことを考えるなんて、わたしも歳かなあ…。