高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

ポッドキャストを聞く理由

このブログはポッドキャストを語ってみよう Advent Calendar 2019の14日目のブログです。

14日目のブログもポッドキャストについて。わたし2回目の記事では、わたしがポッドキャストを聞く理由についての話を書こうと思います。

わたしが聴いているポッドキャストについてはいちおう以前のブログ記事にも書いたとおり(あのあと若干の増減もありますが)。聞くタイミングについても、基本的にはあまり変わらず。

ただし帰宅中の電車内などではあまり聞かなくなりました。何故かというと寝てしまうから。

最近寝不足が多く、じーっとしているとつい眠ってしまうので、基本的には入浴中に聴いています(立って電車に乗っているときや、元気なときは聴いてます)。

再生ツールは結局Googleポッドキャスト。最近もっといいアプリに話は聞きますが、再生履歴を手放すことになってしまうのと、移行が面倒で…(わたしの場合、屋内で使用している端末と屋外で使用している端末が異なるため)。

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SBCast.配信の仕組みと感想

このブログはポッドキャストを語ってみよう Advent Calendar 2019の10日目のブログです。

10日目のブログはポッドキャストについて。みなさんが音声で発信してるところ申し訳ないですがわたしは文章でポッドキャストについて書きます。

わたしは、7月より、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.にて、地域活動・コミュニティ活動を紹介するポッドキャストとして、SBCast.を放送しています。

sbc.yokohama

ゲストは毎回、主に横浜市内(たまに市外)で地域活動を行っている方々。毎月2回放送で、今週末の放送で12回目となります(最初の三回はまちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の理事自己紹介なので、外部ゲストをお招きしたのは9回)。

シリーズ視聴は、Spotify、TuneIn、AppleポッドキャストGoogleポッドキャストにて配信しています。詳細についてはあちらのアナウンスページにもありますのでご確認ください。

sbc.yokohama

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Web上で音楽を再生するツール WebRhythmを作成しました。

このブログは、音楽ツール・ライブラリ・技術 Advent Calendar 2019 - Adventarの8日目の記事です。

8日目はデジタル音楽について。予定していたTone.jsについては、期日までに作り込みが終わったらなんとかします。

先週12月1日(日)、戸塚駅前の戸塚区総合庁舎で行われた第10回とつかお結び広場に、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.として参加してきました。

とりあえずSBC.としての大まかなレポートは、SBC.ブログの方にも書いていますので、そちらの方もご覧頂ければと思います。

sbc.yokohama

今回はイベントの内容ではなく、その中で利用したアプリ、WebRhythmについての話しを少々してみようと思います。

WebRhythmとはどんなWebアプリか

今回は「パソコンでできることがどうとかはとりあえずおいといて、とにかくまずはパソコンに興味を持ってもらおう」ということで、Web Audio APIで音楽を作成できる簡易Webアプリを作成しました。

side-beach-city.github.io

いちおう元ネタは、Galaxy HarajukuででていたSound Wall。画面上に表示されたマス目をタップすると、そのマス目に対応した音が鳴ります。

今回はドレミファソラシドを1オクターブ再生できるようにしているので、リコーダー向けに作られている一部の音楽を演奏することができます。

今回は次のサイトを参考に、一部曲を作成、演奏しました。

www.asahi-net.or.jp

HTMLとCSSJavaScriptだけで作っているので、Github Pagesで動作可能、機能によりQRコードを使って別のスマートフォンタブレットに保存したプレイリストを転送する機能もついています(表示中の楽譜を送信する機能は現在ないですが、近日中に実装予定)。

以下のQRコードスマートフォンでスキャンするか、リンクをクリックすると、こちらでいくつか作成した曲がいくつかプレイリストに登録された状態でWebRhythmが表示されます(なお、現行のバージョンだとiPhoneiPadなどのiOS端末では、アプリが表示されません。対応までしばらくお待ちください)。

f:id:TakamiChie:20191207221257p:plain
WebRhythmのQRコード

直接開く

せっかくここまでできたので、いろいろ改修して次以降のイベントでも使えればいいな と。

やりたかったこと

今回やりたかったことは、とにかく「パソコンやスマートフォンに興味を持ってもらう」こと。

地区センターのイベントなどに行くと、パソコンやスマートフォンに関する話しとなった時点ですぐ「難しい」となってしまって、近寄らない人が少なくない。

パソコンやスマートフォンに漠然とした不安を感じてはいても、なにがわからないかわからないので、人に聴くこともできない という人は少なくありません。

わたしも地区センターの小規模な交流会や意見交換会などにはときどき顔を出したりしていますが、比較的平均年齢が若い都筑区ですら、パソコンの話が一切通じない なんてことも珍しくない。

なんというか、まるで砂漠の中にでもいるような絶望感。

まずはどんなものでもいい。スマートフォンに興味を持ってほしい。ということで、今回のようなプログラムを作成し、公開しました。

これからのWebRhythm

このWebRhythm自体はGithubのほうでチケットがたくさん残っているとおり、まだまだ開発を行っていく予定。

github.com

今度はTone.jsをつかって音色を変えたり、伴奏機能を付けたりといろんな機能増強を行っていきたいとおもっています。

まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のプロダクトの一つでもあるため、メンバーの力を合わせて面白いものにしていきたいですね。

Googleカレンダーで公開カレンダー

このブログはGoogle Products Advent Calendar 2019 - Adventarの5日目のブログです。

5日目の今日は、わたしがいつも公開している公開カレンダーの話。

こちらは自分のGoogleカレンダーに登録できることでもおわかりのとおり、Googleカレンダーを使っています。ブログのサイドバーにおいてあるものもありますが、現在主に運用しているカレンダーは以下の二つ。

前者は自分が参加するすべてのイベントのカレンダー、後者は自分が見ていて、かつTwitter上で実況する予定のアニメカレンダーです。自分のリマインダーがてらに*1

すべての予定は公開カレンダーに

で、わたしのカレンダーの予定は基本的にすべて、上記のイベントカレンダーに記載しています。プライベートな予定や仕事の打ち合わせについてについても全部。

全部の予定を記載した上で、カレンダーの設定で「予定の時間枠のみを表示」、外部に内容を出してもいい予定は個別に「公開」に設定しています。

*1:放送の1時間半~5分前に複数回アラームを鳴らすことで、生活のリズムを整える

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わたしとMicrosoft To-Do

このブログエントリーはOffice 365 Advent Calendar 2019の3日目の記事です。

さて今回は、MicrosoftのToDoアプリ(タスク管理ツール)、Microsoft To-Doの話しでも。Microsoft To-Doは、Office 365のサービスの一つで、読んで字のごとくのToDo管理サービスです。

タスク管理ツールとして有名だったWunderlistを買収し、Wunderlistを元に作られたサービス・・・ のはずなんですが、正直それほどパッとしないイメージはありますし、検索してもそれほど情報が上がってきません*1

とはいえ実はUserVoiceで独自のページが作られていて、そこそこに機能強化も頻繁に行われているタスク管理ツールです。

最近は、Microsoft Plannerで割り振られたタスクを表示したり、Outlookでフラグをつけたメールを一覧表示できたりと、ぼちぼち進歩してきました。

Microsoft To-Doは、タスク管理ツールとして、他のOffice 365サービスとは独立して使うこともできますが、もしOffice 365を契約しているような人であれば、同じアカウントで使うととても便利に使えるツールです。

是非Office 365のアカウントと同じアカウントでサインインして使うと良いでしょう。

わたしのMicrosoft To-Doの使い方

わたしのMicrosoft To-Doの使い方はこんな感じです。

  • すぐにできそうにない(or すぐにできても数時間かかりそう)タスクは、基本的に全部タスクリストに突っ込む
  • 毎日寝る前に、翌日やる予定のタスクを「今日の予定」リストに移動させる
  • 翌日はリストの中からやれそうなものを実行していく
  • やれなかったら反省する

という感じです。

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うちのMicrosoft To-Do

それとは別に、「特に期限は決まってないけど暇なときにやる」タスクや、買わなきゃいけないものリストなどのタスクリストをいくつか作って管理しています。

*1:あまりググラビリティの高くない名前なので、それもあるかと思いますが

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まちづくりにIT技術者が関わる理由

とうとうこの季節がやってきました。このブログはまちづくり Advent Calendar 2019 - Adventarの1日目のブログです。現時点でアドベントカレンダーの登録がわたしだけなので、もしまちづくりに興味のある方他にいらっしゃいいましたら、是非アドベントカレンダーにもご参加ください。

さて。先日中の人に誘われて、以下のイベントで喋ってきました。

www.facebook.com

スピーチ自体振り返ってみるとちょっと久々で、2ヶ月ぶり(外部の勉強会だけに絞ったら、3ヶ月ぶり)のスピーチ。

今回はなんらかの地域活動をされている方がほとんどということで、まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.の活動内容について、概要をお話ししました。

資料はいつも通りSpeakerDeckに公開していますので、ご覧ください。

speakerdeck.com

当日の音声とあわせた動画も公開しています。日付が24日になっているのは気にしない。

www.youtube.com

ここまでのITリテラシー差がない環境で活動している方も多かったようで、わたしの話しにおどろいた という方もいらっしゃいました。

IT技術者が地域に関わる理由

さて本題。

IT技術者が地域に関わる理由には、他のジャンルとはまたすこし違う理由があると思っています。

  • 自分たちの居場所を確保するため
  • IT技術に対する認識が、地域から失われないようにするため
  • IT技術者が不利な地域を作らないようにするため
  • 必要な時に、相手にもそれらツールを使ってもらえるようにするため
  • 地域にあるまちがったITツールの使い方を正すため

ITというのは、他のジャンルとはちょっと違うものがあると思っています。放っておくと使わない人にはとことん使われず、普及しない。

だからこそ、他のコミュニティと違って、自分たちが「あえて普及させる」必要がある。

自分たちの立ち位置をしっかり確保するためにも、IT技術者が地域に関わる必要があるのではないかと。

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プログラマはどうやってスキルアップしていけばいいのか(.NETラボ勉強会に参加しました) #dotnetlab

今日11月30日は、ちょっと久しぶりに.NETラボ勉強会に参加してきました。

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とてもひさしぶりだったので、LT発表もしてきました。

資料は以下です。動画についてはしばらくお待ちください。

speakerdeck.com

で、今回ブログに書いたのは参加レポートというより、聞いていて思ったことがあったので。

今のプログラマに必要とされていること

今回スピーチではASP.NETBOT Framework、Power Automateなど、Microsoftの最近のテクノロジーに関するスピーチが豊富にあったのですが、最近のMicrosoft関連技術って、どれもプログラミングだけでなく、データの正規化やMVCの使い分けなど、結構高いスキルが必要になるなあ という感じ。

たしかにコーディングが少なくなったり、制作が楽になったのはあるのですが、そのぶんプログラミング以外のスキルをかなり要求されているような。

もちろん他の環境を使っても複数言語に対する知識や複数モジュールの知識が必要になることは多いし、なにを今更な感じはありますが、なんというか、「プログラミング(というより、プログラマがやること)ってほんと複雑になったなあ」という感じがします。

制限された環境でどう動くか

とくにPower Automateなどは、わたしも最近ちょくちょく使っているのであらためて感じますが、本当に難しい。

プログラミングをするだけならそれほどでもないんですが、Sharepointリストを使ったフローを書いたりすると本当に難しく、プログラミングスキルだけでは太刀打ちができないなあ という感じがします。

プログラミングは確かに、最近需要も増えて、講習会や教室も増えてきたという感じがありますが、じゃあこういったデータの正規化や、Power Automateみたいな制限された環境での立ち回りはどうやって勉強するのだろう?と、話を聞いていて思いました。

Power Automateは、他と違ってコーディングができないので、他の言語ならコーディングやSQLのパワーで押し切れるところが押し切れない。その環境でもやりたいことが実現できるプログラミング力というのは、なかなか高度だと思います。

そういう感覚を、どうやって教えるか

そして、わたしも一応SBCamp.などで講座をやる身として、こういう感覚をどうやって教えるのか というのが課題だなと思いました。

プログラミングそのものを教えることはまあなんとかできるし、コーディングについての心構えを教えることも、一応できる。

ただ、どうやってプログラミングに最適なデータ配置を行うか、どうやってモジュールをきれいに分割するか などといったものは、どうやって教えればいいのだろう?

わたし自身がそんなにうまくない というところもありますが、サンプルが用意しづらい というところもあり、どうすればいいのかが今後の課題だと思いました。

ITの格差と、プログラマの格差

そして話を聞いていて思ったのは、ITリテラシーの有無による格差(いわゆるデジタルデバイド)もあるものの、プログラマの技術力格差もあるような気がします。

こういう場でスピーチができたり、最新技術を追っていけるようなハイスキルのプログラマは、もちろんいます。

ただし逆に、こういった技術をうまく飲み込めず、プログラマとしてのスタートラインにすら立てないプログラマも、たくさんいる。

そういう人同士の格差も一つの課題なのではないだろうか と思いました。

発表することが一番の勉強!とはいうけれど・・・

こういう勉強会ではよく「発表することが一番の勉強」とはいいます。

自分の考えを整理できるし、曖昧だった知識をはっきりとしたものにできるし、わたしもそのとおりだとは思うのですが、発表できるところまで知識を身につけるのも、そうかんたんな話じゃない。

「じゃあわからないことを言語化すればいいじゃない」とも言いますが、本当になにもわからないと言語化すらできないのです。

そういう人は、一体結局どこにいけばいいんだろう そういう人たちをステップアップさせるために、わたしたちはなにをすればいいんだろう と、今回のスピーチを聞いていて思いました。