高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

学生のコミュニティ参加について考えてみる

さて、先に書いた記事ですが、学生さんにコミュニティに来てもらうことについて、思っていることがあるので一つ。
何度か口にしてはいますが、わたしも学生さんにもこういうコミュニティに参加してほしいと思っています。コミュニティでいろいろと話せば、きっと人と話すのも上手になるでしょうし、学校では教わらないようなこともたくさん聞くことが出来ます。独りよがりの知識があれば正せるでしょう。なにより自分が今まで知らなかった世界をより身近に知ることが出来ると考えてます*1

ただ、やっぱり学生を呼ぶっていうのは結構難しそうです。わたしも、学校に立ち寄ったときに学生と会えばことあるごとにコミュニティの宣伝をしていますが、良い反応がもらえたことがない。大体予定があるとかで断られてしまうんですよね。
そこで思ったことですが、学生の多く(少なくともわたしが日頃会うような学生=情報科学専門学校新横浜校/西口校のひとたち)は、結構現状で満足してる人が多くて、自主的に外を見ようって人は多くない。なので、こっちがネットからいくら宣伝しても、そうそう「行ってみようか」にはならないんですよね。UStreamもありますが、やはりリアルタイムで見なければいけないとなるとちょっと構える人もいるかも*2
――それから良くいわれますが、お金の問題もあります。わざわざちょっとした興味で往復1000円以上も払ってお散歩するような人はそうそういない。
やはり

  • 現状で満足している人にいかにコミュニティのメリットを感じさせるか
  • お金という問題をいかに解消するか
  • いかにコミュニティに来やすい状態をつくるか

というのが鍵になるのかもしれません。そう考えるとちょっと営業に近いところはありますね。


――やはりそれこそ、お金がほとんど発生しないような小規模オフ――たとえば各地の喫茶店で軽食程度――をいくつかスケジュールを決めてぽんぽんと断続的にやってみるのも良いかもしれないですね。学生なら学割で定期券を持ってる人も多いですから、学校のそばなら意外とどこでも人は来ると思うんですよね。
磯子クリエイティブチームも、いまはまだパワーが足りないと思いますが、そういう方策も採ってみると良いのかもしれませんね。
わたしも、学園祭で枠が余ったら登壇させてって話は出してるし、学園祭のあとを狙ってそういうイベントを計画してみようかしら。それこそ、学生のいそうな地域を巡る巡業オフなんかも良いかもしれない。


――そうそう。あと一つ。興味のありそうな学生は、なるべく中学・高校前半のうちにつかまえておくといいかもしれませんね。
高校後半や、大学生・専門学校生になると、バイトや就職など何かと理由があって来られないという人が多くなってしまう。わざわざすでに確定しかけているスケジュールを調整してまで、自分に+になるかどうかがわからないコミュニティに足を運ぶ という行為はしにくいものです。
そのような話が出てくる前にコミュニティに触れてしまえば、シフトに調整をつけて何とか来ようって子も出てくるでしょうしね。


学生でもそうじゃなくても、コミュニティに来てもらうまではやはり大変だと思います。まあ、一番有効なのは、コミュニティの人が直接いろいろ説明することだと思いますが。

*1:あとは以前コミュニティリーダーズフォーラムで聞いたことですが、就活に役に立つとかいうこともあるかもしれません。まあ、就活という点を魅力的と思う学生さんが、どれだけいるのかどうかはわかりませんが。世間一般的にいう「あると有利」っていうのと、学生本人が思う「あると有利」ってのは違うことがありますからね

*2:その点すまべんのYouTube配信なども一つの手ではあるかもしれません